2017年02月07日

「フェイクニュース」にだまされないための小説3冊と新書2冊

 
今日のなぞなぞ
「”フェイクニュース”にまどわされないために読みたい本は?」


「クローズアップ現代」というNHKの番組で「フェイクニュース特集」が組まれていました。

フェイクニュースとは、真実ではないニュース情報のこと。
偽の情報がSNSなどネット上で”拡散”され、事実がどんどん歪んで伝播していってしまう……そんな現代社会の特性に斬りこんだ特集でした。


☆★☆



情報は、伝わるたびに劣化してしまう。
話には尾ひれも背びれもつく。
それは伝言ゲームを例に出すまでもなく、ある意味仕方がないことでもあるのだけれど。

ネットによって、間違った情報がものすごいスピードで”拡散”されるようになってしまった。
(自然と歪んでしまうものだけではなく、はじめからデマを流すことを意図しているケースもあるのが問題を根深くしていると感じました)

必死に真実を訴えても、ニセ情報を信じてしまった人までなかなか届かない。
「訂正」というのはそんなに魅力的なネタではないので、当然、広がりにくいんですよね。



ニセのニュースにまどわされない情報リテラシー(※)を身につけるために。
今日は「フェイクニュースにだまされないための本」を紹介します。

※ 読み書き能力。情報を参照する能力のこと。


☆★☆


まず小説を3冊。


『白ゆき姫殺人事件』は湊かなえさんのミステリ小説です。

『告白』『夜行観覧車』などのひと。
人間の、”目をそらしたいような、嫌な部分”を描きだす、いわゆるイヤミス系の作品が多い作家さんです。

↓映画化もされています。

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ある化粧品会社につとめていた女性社員。
彼女が謎の死をとげる。
そして、
この事件をめぐるさまざまな言説が、あらゆるメディアで飛び交う。


マンマローというSNS、週刊誌の記事、関係者の証言……。


物語が進むうちに、同僚の城野美姫という人物が「怪しい」と目されていきます。

ところが、いろんな人が語る城野美姫の人物像がまるでバラバラなのね。
なにがホントなのか、ぜんぜんわからない。


「記者が関係者に取材をするシーン」があって、
「その取材をもとにして書かれた記事」が出てくるんだけど、これもひどい。

取材のシーンで描写されていた情景とはまるで異なる
「悪意のある記事」がねつ造されています。



最終章は当の城野美姫の視点です。
彼女は、メディアに飛び交う<城野美姫像>をみて愕然とする。


これがわたしなのか……?


と。



現代社会の<情報>について、強い問題提起をはらんだ良い本です。


SNSで流れてくる情報。
そんなの、ぜんぜん真実じゃないかもしれないよ?



☆★☆




続いて、もう1冊小説を。
以前の記事(【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】)で第1位に推した、私の大好きな本。短編連作の青春小説です。

今日ピックアップするのは、このなかの「〇をつけよ」という作品。
「〇をつけよ」は美少年高校生の時田秀美くんが学校でコンドームを落としちゃう話なのですが(どんな話だ(笑))、

ものごとに簡単に〇×をつけることの身勝手さ・無責任さをテーマにしています。
秀美くんは「子供を殺す親」のニュースをみて、こう考えます。

子供を殺すなんて鬼だ、とある出演者は言った。でも、そう言い切れるのか。
(中略)
明らかになっているのは、子供を殺したということだけで、そこに付随するあらゆるものは、何ひとつ明白ではないのだ。

「〇をつけよ」より


フェイクニュースにかぎらず、
ちゃんとした報道であっても、ニュースが伝えるのはその事象の「一側面」にすぎない。
思い込みでものごとを語ったり裁いたりすることには、慎重でありたいよね。


☆★☆




3冊目は、われらが樋口一葉の「にごりえ」という作品。

関連記事:
【泣ける】女性作家が描く切ない恋愛小説10冊【沁みる】


「にごりえ」の主人公のお力は娼婦です。
お力は美人で芸事や教養にも通じているので、
お客や同僚など街中のひとたちから好奇のまなざしを向けられている。
このお力が元カレと心中してしまう……という物語です。

いろいろな人がお力について語っているんだけど、
『白ゆき姫殺人事件』とおなじように、みんな言っていることがバラバラ。

お力は、いわば「野次馬的な目」をつねに向けられている女の子なわけです。
でも、誰ひとりとしてお力の「悩み」を理解してはいない……。



<語られる言葉>というのは、
基本的に真実とはかけ離れている
……くらいに考えておいていいんじゃないかな、と思います。

ニセのニュースを盲信してしまうくらいなら、
はじめから疑ってかかるくらいがちょうどいいのかもしれない。


↑原文は擬古文スタイルで非常に読みにくいので、
↓現代語訳がオススメですv




☆★☆



新書では、やっぱり荻上チキさんの本をピックアップさせてください。
荻上チキさんは何について書いても「情報リテラシー」について語ってしまう……そんな書き手だと思いますv

どの本を選んでも主旨に沿うのですが、
たとえば……


以前の記事(ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争)で紹介した本書。「ネットいじめ」や「学校裏サイト」について、ちょっと前の状況を論じている本ですが、”メディア論”の本として普遍的

学校裏サイト=悪というわかりやすい構図に短絡されてしまう「有害メディア論」に警鐘を鳴らしています。



それから、おなじく荻上チキさんの『ウェブ炎上』も。


以前の記事(最近読んだ「未来を予測する」本10冊)で紹介しました。挙がっている事例は昔のものですが、「カスケード」や「フィルタリング」など”ネットメディア論”として押さえておきたいお話がいっぱい載っています。




そんなこんなで。
「クローズアップ現代」の特集に刺激を受けて、
思いつきと勢いでかいてしまった^^;記事でした。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】
【泣ける】女性作家が描く切ない恋愛小説10冊【沁みる】
ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争
最近読んだ「未来を予測する」本10冊
オリジナルのない世界――ネット上の拡散文化と”シミュラークル”
カテゴリ:ネット・情報リテラシー





posted by akika at 01:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・情報リテラシー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月03日

幻想と異形の獣人写真集――シャルル・フレジェ『WILDER MANN (ワイルドマン)』

 
今日のなぞなぞ
「ページをひらいた瞬間に鳥肌が立ってしまう写真集は?」



今日紹介するのは写真集です。
なんというか……出逢えてよかったと心から思える、ものすごい掘り出しもの。
本をひらいた途端、肌が粟立ちました。私の好みのど真中ですv


『WILDER MANN』は、シャルル・フレジェ(Charles Fréger)というフランスの写真家のフォトブック。
世界じゅうの民族衣装――祭りの仮装、装束など――を
芸術的視点かつ民俗学のフィールドワーク的観点から写真に収めているアーティストの作品です。

サブカルやアートが好きなひとにはもちろんおすすめなのですが、
海外をよく旅する方や、文化人類学・民俗学に惹かれるあなたにも推したい1冊。
「どの国のどんな儀式の衣装なのか」も解説されています。


あやしげに美しく、そして
どこかもの悲しい写真の数々……。

本当に。「この1枚もいいよね〜」と中身をお見せしたくてたまらないのですが、
著作権的に……ね。

↑表紙だけでも伝わるものがあると思いますが、
もしよかったら、2016年に銀座のエルメスのお店でひらかれた展覧会のサイト↓もみてみて。


「YOKAINOSHIMA」 シャルル・フレジェ展(HERMES - エルメス公式サイト)
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-forum/archives/14259/




「YOKAINOSHIMA」は、「WILDER MANN」のシリーズ作品のタイトルです。
”日本の獣人”たちを収めています。

ナマハゲや鬼など和風ファンタジーなのだけど、
個人的には『WILDER MANN』のほうが異国情緒を感じて好きかな。
逆に外国人にとっては『YOKAINOSHIMA』のほうがエスニックに思えるのかもしれない。




☆★☆


シャルル・フレジェの写真を、なんと表現すればいいのか。
↓『かいじゅうたちのいるところ』のケモノたちがそのまま現れてしまった世界というか。





獣人っぽい写真だけじゃなくて、
よくわからない原色の衣装や毛皮や麻布を、意味不明にまとった人物が写っていたりとか。
ただの植物にしかみえない人間……とか。

幻想というよりもはや狂気を感じるような異形さというか。
私は、こういうものにどうしようもなく惹かれてしまう。


おなじようなテイストを感じる映画を挙げてみると、たとえば
TORICO監督の「イケルシニバナ」とか。


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ヤン・シュヴァンクマイエルのチェコアニメ(クレイアニメ)とか。

アリス 【HDニューマスター/チェコ語完全版】 [Blu-ray]
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ライトなところでは、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」とかね。

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千と千尋はある意味”異形のオンパレード”な映画なのだけど、
絵や音楽も綺麗なアニメだし、行って帰ってくるという「物語の構造」もきっちりあるからかな。
不思議と万人受けしていますよね。




あとね。
映画でも本でもないんだけれど、伊豆に「怪しい少年少女博物館」と「まぼろし博覧会」という美術館があって。
こういうのも好きv


怪しい少年少女博物館 | 静岡県伊東市にある可笑しな博物館
http://ayashii.pandora.nu/
まぼろし博覧会 | 静岡県伊東市にある愉快なテーマパーク
http://maboroshi.pandora.nu/




☆★☆



なんだかだんだんアングラな方向に進んじゃってますが。
シャルル・フレジェの『WILDER MANN (ワイルドマン)』はそこまで無秩序な世界ではありません。

……いえ、けっこうカオスっぽい衣装も満載なのだけど、
基本的には、美しさを感じる写真集です。



ほんとにいい本。
こういう出逢いがあるから読書はやめられないv



ではでは。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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2017年02月01日

企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。――苫米地英人『ゲシュタルトメーカー』より

 
今日のなぞなぞ
「四十歳まで就職してはいけない?」



……なんだかちょっと不穏なタイトルをつけてしまいましたが^^;
本日もいつもどおり、本の紹介です。

今日紹介するのは以前の記事(徹夜本見つけました――新堂冬樹『カリスマ』〜あわせて読みたい「カルト宗教」本)などでも登場した、苫米地(とまべち)英人先生の啓発書。

苫米地先生はいろいろな活動をされていて、簡潔に説明しづらいのですが、あえてまとめれば「洗脳」の専門家、かな。科学者です。
とまべちっ!

関連記事
タグ:苫米地英人



本書は、ひと言でいうと……


新たな価値をつくれる人材になろうよ


という本なのだけど。
”新たな価値の創造”なんて手垢にまみれた言葉じゃちょっと弱いかもしれない。


今あるこの世界を
書き換えられる人材になれ!



くらいの本。


この記事のタイトル「企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。」は本書からの引用です。


電子書籍(kindle)版はこっち↓






☆★☆


これからどうやってキャリアを作っていこうか……と悩んでいる二十代から三十代の社会人(おそらく本書の主な読者層でしょう)

「第一章 四十歳までは就職するな」より


本書は悩める20〜30代に向けて、
「一般的な就職・転職市場の競争から脱却」しろ! と説いています。
そのなかで出てくるのが件の……

現在の日本にある企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。

「第一章 四十歳までは就職するな」より


という言葉。
強烈。だけど、誰もがなんとなく感じていることかもしれません。
苫米地英人さんはそれをズバリと言葉にしてしまった。



……まあ、ある意味では当然なのかもしれない。
”労働者”が生み出した付加価値を”資本家”が「搾取」するのが資本主義の構造なので、宿命といえば宿命だ。




あ、でもべつに苫米地先生は『資本論』的なイミでおっしゃっているのではなくて。
「使い捨てにされる働き方」じゃなくて「人間として働こうよ」というニュアンスで「奴隷」という言葉を使っています。


奴隷ではなく人間として。
新たな価値を生み出せる人材になるために。

本書にはとても具体的な方法が載っています。
それは……


大学院に進学する


こと。




この本は、「大学院のススメ」に改題してもいいと思えるくらい、
ひたすら大学院を薦めています。




☆★☆



本書は言います。


四十歳までは就職しないで勉強しろ


と。



うん。
たしかに、大学院は学ぶにはものすごく良い所です。

専門書や論文まで、外ではなかなかお目にかかれない資料がそろう図書館があったり。
ちょっと声をかければ、教授や先輩がものすごい価値のある参考文献リストをくれたり。
最高の環境。


私も大学院にいたことがあるので、


大学院はオススメだよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆


と思いっきり言いたいのだけど、
今日この本を紹介したのは、ちょっと違う意図からです。




具体的な時事ネタにふれるのはさけますが、
ほんとうに「働き方」について考えざるを得ない時代になっている。

そんななかで、本書は


「四十まで就職するな」とか
「引きこもりやニートは正しい」とか
「社会人でも大学院に入りなおせ」など


一般論とはまるで異なることを主張している。

もちろん本書にしたがって大学院に入るのもよいのだけど、
「生き方や働き方の選択肢は、じつは無数にある」ことに気づくためにこの本を使ってみてもいいんじゃないかな。


「こうあらねばならない」と世間に”洗脳”されてしまっているせいで
いろいろなものが見えなくなっている。
……私自身も、そう思うことが多々あります。
もっと、曇りなき眼で世界に向き合いたいよね。



苫米地先生流にいうなら……


スコトーマ(心理的盲点)を外せ


ってヤツです。



( デリケートな問題なので、具体的な時事ネタにふれることはさけますが、
たとえば今、あなたがどんな働き方や生活をしていても「出口がない」と思いこまないでほしいと強く願います。

↓以下の記事では、心や身体が悲鳴をあげているときに相談できる窓口をまとめています。必要なとき、参考にしてみてください。
「くたばらないために相談」で検索してもたどりつけます。

関連記事
生活や人生が苦しいときの4つの相談窓口〜消費増税後の社会でくたばらないために〜
 )


☆★☆




いろいろな視点でものを眺めるために。


みんな
いっぱい本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




というわけで。
今日は苫米地(とまべち)英人先生の『圧倒的な価値を創る技術[ゲシュタルトメーカー]』の紹介でした。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

生活や人生が苦しいときの4つの相談窓口〜消費増税後の社会でくたばらないために〜
徹夜本見つけました――新堂冬樹『カリスマ』〜あわせて読みたい「カルト宗教」本
最近読んだ10冊
最近読んだ「うさたま」10冊(中村うさぎ×倉田真由美)
タグ:苫米地英人
カテゴリ:就活






 

2017年01月31日

今月もっとも売れた本〜2017年1月の月間ベストセラー(ニッパン調べ)

 
今日のなぞなぞ
「2017年1月の月間ベストセラーは?」



1月31日、「今月日本でもっとも売れた本」が発表されました。
(日販調べの月間ベストセラー(総合・ビジネス・フィクション)を↓「付録」のコーナーにまとめます


昨年(2016年)の年間ベストセラーは↓こちら。

関連記事:
(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)



出版取次会社の日本出版販売(日販)によると、
1月のベストセラーは『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2』
ネット発のコミックエッセイ、2巻。

かわいいのだけど、一筋縄ではいかない気まぐれなぽんた(笑)。
書籍版そのまんまではありませんが、webで読めます。

鴻池剛と猫のぽんたニャアアアン!(鴻池剛|コミックエッセイ劇場)
http://www.comic-essay.com/episode/54



6位には、お笑いユニット・キングコングの西野亮廣さんの絵本『えんとつ町のプペル』がランクイン。
こちらもwebで公開しています。

大ヒット中の絵本『えんとつ町のプペル』を全ページ無料公開します(キンコン西野 - Spotlight (スポットライト))
http://spotlight-media.jp/article/370505056378315909
キングコング 西野 公式ブログ - お金の奴隷解放宣言。
http://lineblog.me/nishino/archives/9256089.html



以前の記事(オリジナルのない世界――ネット上の拡散文化と”シミュラークル”)でお話ししたとおり、「情報は無料(フリー)になりたがる」
コンテンツという”情報”も、どんどん無料になりたがっている……そんな力学を感じる今月のランキングです。



ビジネス書部門では、

『生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』がランクインしてきています。
新たな働き方が求められる時代。ロングセラーになりそうな予感。


フィクションでは、

前回芥川賞を受賞し、次回の本屋大賞にもノミネートされている『コンビニ人間』が3位。
先日決まった直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』は6位。
芥川賞の『しんせかい』はまだランクインしていません。来月からかな。


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第156回芥川龍之介賞候補作品

加藤秀行「キャピタル」「文學界2016年12月号」に掲載)
岸政彦「ビニール傘」「新潮2016年9月号」に掲載)
古川真人「縫わんばならん」新潮2016年11月号に掲載)
宮内悠介「カブールの園」「文學界2016年10月号」に掲載)
(受賞!)山下 澄人「しんせかい」「新潮 2016年7月号」に掲載)


芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/

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第156回直木三十五賞候補作品

冲方丁『十二人の死にたい子どもたち』
(受賞!)恩田陸『蜜蜂と遠雷』
垣根涼介『室町無頼』
須賀しのぶ『また、桜の国で』
森見登美彦『夜行』


直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/

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2017年本屋大賞 ノミネート作品

『i(アイ)』西加奈子
『暗幕のゲルニカ』原田 マハ
『桜風堂ものがたり』村山早紀
『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和
『コンビニ人間』村田沙耶香
『ツバキ文具店』小川糸
『罪の声』塩田武士
『みかづき』森絵都
『蜜蜂と遠雷』恩田陸
『夜行』森見登美彦


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

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日販のサイト(http://www.nippan.co.jp/)で各ジャンルのトップ10が確認できます。
当ブログの記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)もあわせてご覧ください♪


それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


※ ↓付録の「〜位」の横の記号は、先月からの順位の変動をあらわします。
△ …… ランクアップ、= ……変わらず、▼ …… ランクダウン

【関連記事】

(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)
今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方
オリジナルのない世界――ネット上の拡散文化と”シミュラークル”
書評ブログは矛盾している――フリービジネスとブログのあいまいな関係
【深い】大人になったあなたが読みたい絵本10冊【美しい】
【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】

【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/
直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

【付録】


2017年1月の月間ベストセラー 総合
(日販調べ。「全集」「文庫」「ゲーム攻略本」を除く総合ランキング。1月31日時点)

1位 △
『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン! 2』
2位 =

3位 ▼

4位 =

5位 △

6位 △

7位 ▼

8位 △

9位 ▼

10位 ▼


2017年1月の月間ベストセラー 単行本ビジネス(日販調べ)

1位 =
『はじめての人のための3000円投資生活』
2位 △

3位 ▼

4位 =

5位 △

6位 =

7位 △

8位 △

9位 ▼

10位 ▼


2017年1月の月間ベストセラー 単行本フィクション(日販調べ)

1位 △
『えんとつ町のプペル』
2位 △
『結物語』
3位 ▼
『コンビニ人間』
4位 △

5位 ▼

6位 △

7位 △

8位 △

9位 ▼

10位 △

 
posted by akika at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

最近読んだ「読書術」10冊

 
今日のなぞなぞ
「ユニークな読書方法を提案している10冊は?」

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本の雑食家さま、こんばんは。
私も雑食ですv

今日は、最近私が乱読したなかから
”読書術関連の10冊”をぷちレビューしていきます。


読書そのものについての書籍のほか、
「メインテーマは読書ではないけれど”ユニークな読書術”を提案している本」もピックアップしました。


お口にあう書はございますでしょうか?

読んだら忘れない読書術



精神科医の樺沢紫苑先生が教える、”記憶に残す”読書術。「時間購入理論」「運命の1冊理論」「セレンディピティ読書術」……脳科学に裏付けられたユニークで効果的な読書スタイルを、これでもかというくらいたくさん提案してくれます。まるごと1冊読書術。巻末に脳科学や心理学系のオススメ本リストもあり。

ビジネス書も文芸も読む読書術



ビジネスの現場で必要となる本を大量に読みこむうちに、三谷宏治さんは気づく。自分が「みんなとおなじ思考回路になってしまっている」ことに。そして彼は、文芸書を読むことの大切さをあらためて痛感する……。ノウハウだけでなく、ひとりの読書家の”本にまつわる歴史”がつまっている、濃厚な1冊。SFへの愛を感じる推薦図書のリストもあります。

三谷宏治さんはビジネス書の分野では知らないひとはいないくらいの有名人。『全思考法カタログ』や↓『ビジネスモデル全史』『経営戦略全史』の著者です。




読み終えるまでの時間を「あらかじめ決めてしまう」読書術



以前の記事(20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉)で紹介した千田琢哉さんの時間マネジメント本。読書術がメインテーマではありませんが、時短のひとつとして「買った本を、全部読まない。」方法が提唱されています。その本を読み終わるまでの時間を”あらかじめ決めてしまう”。目からウロコの読書スタイル。

千田琢哉さんは読書術をメインテーマにした本も上梓しています。以前の記事(「ビジネスパーソン」のための読書術!)で紹介した↓『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』。↑『戦略読書』と同様、濃厚な読書本。とんでもない数の本を読んできた方が語る読書術は、やっぱり面白いv



マンガを読み倒す読書術



以前の記事(【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】)で紹介したエッセイです。『バッテリー』『The MANZAI』のあさのあつこさんが、親しみ影響を受けてきたマンガを語りつくす1冊。名作漫画の読書案内としても◎。

ファンタジーを読み倒す読書術



指輪ナルニアオズの魔法使い……。誰もが知っているファンタジーの古典的名作を、今すぐ読みたくなってしまうようなレビューで紹介する読書案内。ちょっと古い本なので手にはいりにくいかもしれませんが、ファンタジー好きなら資料としてもブックガイトとしても手もとに置いておきたい1冊かも。

本を300%活用する読書術



再読。”読書術の教科書”といってもいいくらい、あらゆる読書方法の基本から応用までを網羅しています。本書の内容の何%くらいを「あたりまえ」と思えるかによって、じぶんの読書レベルを測ることができる良書。

関連記事
読み飛ばしのススメ〜『読書300%活用術』
読書家5氏(伊藤真・本田直之・勝間和代・土井英司・和田裕美)の厳選オススメ本


読んだら3倍考える読書術



コミュニケーション、タイムマネジメント、プレゼン……エリートたちがビジネスの場で大切にしている「基本」を解説する、王道ビジネス書。本書では”読み終えるのにかかった時間の3倍を、考える時間にあてろ”という「マッキンゼー流」の読書スタイルが提案されています。読んで終わり……ではなく、意識して考えることが大切。

シリーズ続編は↓こちら。


自分を強くする読書術



元外交官の佐藤優さんが、その凄まじい経験から得た対人の極意を語る。外交というのはこんなにギリギリの、ひとつでも判断を間違えたらすぐに足をすくわれるような世界なのか……とドキドキハラハラしながら読めます。それぞれの章の末尾にはトピックに関連した”オススメ本”が紹介されています。セレクトされているのは、すでに評価も定まっている良書ばかりなので、芋づる式に読んでみて!

子どもを本嫌いにしない読書術



私の大好きな赤木かん子さんの本です。赤木かん子さんは、以前の記事(【深い】大人になったあなたが読みたい絵本10冊【美しい】)でも紹介した児童文学評論家。"子供の本のスペシャリスト"です。子供やお母さん向けの本ですが、ふつうに読書術の本として読んでも一級品。一般的な読書術とはまるで違った切り口なので、新しい発見があると思います。オススメです。

読んだら「食べる」読書術



その文学少女は、物語を「食べる」。文字通り、本のページをむしゃむしゃと。……というわけで10冊目は、読んだらページを食べてしまえという読書術です(笑)。高校生たちの日常にあらわれる謎を描く、ミステリー仕立てのライトノベル。ほんわかとした雰囲気のなかにちょっぴり重たいテーマも混じっていて、不思議な読後感です。太宰治など実際の文学作品が登場するので、読書案内としても◎。

関連記事:
最近読んだ10冊U


追記)
↑で紹介した佐藤優さんの「読書術」本を続けて読んだので追加。


熟読と速読の技法についての”超実践編”です。基礎教養をかためれば、どんな本の内容も速く吸収できるようになる。具体的に、高校〜大学レベルの国語・数学・歴史・政治経済をしっかり身につける方法を教えてくれます。

個人的に学ぶところがものすごく多かった1冊。良書です。オススメ。体系的な”知”を会得して真の教養人となるために、避けては通れない本。

関連記事:
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊


ちなみに本書の「第五章 教科書と学習参考書を使いこなす」で↓『世界史B講義の実況中継』という参考書が紹介されているのですが。これ、私も受験で使っていた大好きな本です。『実況中継』を読めば暗記していた歴史の断片は「物語」になる。



ちょいちょい「脱線」するんだけど、その脱線も面白くて。「僕たちが一生かかって経験できることって、限られているから、それを文学で補う」……みたいな読書論なんかも語られています。参考書の範囲を超えて、とんでもない良書なので、受験生でも社会人でも未読ならぜひ♪



お口にあう本はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉
「ビジネスパーソン」のための読書術!
【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】
読み飛ばしのススメ〜『読書300%活用術』
読書家5氏(伊藤真・本田直之・勝間和代・土井英司・和田裕美)の厳選オススメ本
【深い】大人になったあなたが読みたい絵本10冊【美しい】
最近読んだ10冊U
最近読んだ「考える力を鍛える」本10冊
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊







 
posted by akika at 20:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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