2014年05月10日

最近読んだ「文字の少ない」本10冊〜右脳を活性化させるために

 
今日のなぞなぞ
「右脳を活性化させるためには?」


「最近、左脳でしかものを考えてないよなぁ」と感じているみなさま、こんにちは。
私も言語脳です^^;


なので、ときおり
言葉や論理にたよらない読書をしたくなる。

忙しい毎日のなか、置いてけぼりの右脳を活性化させるために。
今日は、”文字の少ない本”10冊をど〜ぞ♪


はたして、
あなたのお口にあう書はございますでしょうか?


 極彩色の異界


世界中の”奇怪な”スポットを集めた写真集。得てして異文化はよそ者とって奇怪なはずだけれど……。「いや、たぶん地元のひともヘンだと思ってるだろこれ」というようなスポットばかりです。極彩色の異界を右脳で感じろ!

 詩じゃない、アートだ。


ちんろろきしし。とんいくしみと。てんじじじ。ぴぱじ! ……ふっかつのじゅもん(※)じゃなくて、この本からの引用です。意味をなす以前の文字と抽象画の連続。単語というまとまりすら崩しているので、詩集というよりアート。でも、イミフメイの音の響きが、私達の潜在意識になにかしらのイメージをたちあげる。瞑想するかのように、読んでください♪

※ ふっかつのじゅもん : ゲームソフト「ドラゴンクエスト」T・Uで、ゲームを途中から再開するためのパスワード。

 お宝……(^¬^)ジュル


古今東西の”性的な”珍品・秘宝を収蔵した、各地の「秘宝館」の写真集。すでに廃館してしまったミュージアムの記録もあり、資料としても貴重。ロウ人形、交尾ショー、性教育……。えろえろな異界を、本能で駆け抜けろ!

 直観で記銘すべき言葉たち


「僕の存在価値って何でしょ?」「ないッ!」。……ひょんなことからマグロ船に乗りこんでしまった、自己啓発オタクのサラリーマン。エッセイ漫画です。おもしろい。船員たちの言葉たちはあまりにも「正しすぎ」。いかなる解釈もしないで、そのままの言葉を記憶にとどめるべし。

 名作をとことんアレンジ♪


哲学者ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」を下敷きにした、ストーリー漫画です。教会の兄弟をめぐる出自の謎、ミステリアスな女性、聖職者をもおそう社会不安……。これを読んだだけでは、ニーチェの思想はよくわからないかもしれないけど、物語が面白いので◎。マンガは脳によいのです♪

 あるある……いや、なしなし


コンビニバイト歴10年の著者による、コミックエッセイ。コンビニあるある……くすりと笑ってしまう話が多いのですが。なかには「いや、ないだろ」というような驚きの逸話まで。左脳で読んでしまいがちな本ですが、ありのままの現実を直観で味わってみて。

 頽廃と崩壊の官能学


廃墟の写真集。一枚の写真のなかに、流れ抜いた時間、ひとびとや自然のかつての営みが色濃く感じられます。廃墟ってなんでこんな美しいんだろうね。まっさらな気持ちで、鑑賞して感じたものは、すべて受けいれて。右脳の読書タイムを♪

 機能と混沌のパズル学


工場の写真集。はりめぐらされたパイプ、ひとつひとつに意味がある。廃墟とはまた違った、美しさがあります。廃墟がファンタジーなら、工場はSF。じっくり時間をかけて読むことをオススメします♪

 カタチでカンガエル。


写真の撮り方教則本。カメラの設定から、構図、アングル、演出の仕方まで、これ1冊でOK。まあ、この本でなくてもいいのですが、写真が趣味でないひとも、たまにはフォトやイラスト、デザインのハウトゥー本を読んでみることをオススメします。ふだん「言語で」ばかり考えているあなたは、とくに! 

 クソババンバ!


伝説のギャグ漫画、再臨! 勇者ニケと魔法使いククリの旅が、ふたたびはじまります♪ 打倒、大魔王。……そんな物語なのに作者は、「壮大にならないように」につねに心がけているそうな。ギャグの言語感覚が素晴らしすぎる。メガロッパ!



追記)
人工美と自然美の両方が楽しめる「トンネル本」を追加♪


世界中のトンネルを集めた写真集。人工物のほか、氷河、海中、樹木のトンネルも。奥行きを感じさせる構図ばかりで、吸いこまれそうになります。『雪国』も『千と千尋の神隠し』も、トンネルはいつでも”異界への入口”だ。


お口にあう本はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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2014年03月03日

最近読んだ10冊V

 
今日のなぞなぞ
「雑食家はなにを食べるか?」


雑食家のみなさま、こんにちは。
今日も、最近私が乱読した、ジャンル不問な本のなかから、
"良かった10冊"をぷちレビューしていきます。

パートT・Uはこちら↓
最近読んだ10冊
最近読んだ10冊U



雑食といいながら、今回はちょっと偏ってるかも。
心理学、社会学、小説、文芸評論関連です。

はたして、
あなたのお口にあう書はございますでしょうか?


 発見! のめじろ押し


以前の記事(「魔法少女まどか☆マギカ」に学ぶ4つの人生訓)で紹介したアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の評論、研究。物語はもちろん、映像や音楽、演技……いろいろな人があらゆる角度から作品を論じ、この名作に隠された仕掛けをどんどん見抜いていきます。気づきの連続。発見のめじろ押し。「まどマギ」をもっともっと味わいたいひとのための、”非公式”なファンブック♪

 コミュニケーションと生きづらさの問題


20代の性愛を著者がフィールドワーク(インタビュー)します。デートが終わり、彼氏はひとりで帰ってしまい、終電後の街に放り出される20代女子……というようなじわじわくる事例がいくつか載っています。タイトルは「20代女性」ですが、男子だっておなじ状況にいると思う、たぶん。この本で浮き彫りになっているのは、性愛というより、以前の記事(ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争)でふれたような、現代の「コミュニケーション」の問題です。考えさせられるテーマ。

 「痛み」をめぐるブックガイド


リストカット、セックスワーカー、美容整形、障害者の性、ホームレス、ひきこもり……。”マトモ”な社会が「無いこと」にしたがる、マイノリティの領域をつれづれに語りつくす評論エッセイ。マンガ、映画、小説、舞台など、読んでおくべき”きわきわ”な物語をたくさん紹介してくれます。ブックガイドとしても◎。

 これ1冊でOK!


時代の要請からか、「心を軽くする心理学」本がたくさん出ています。類似本をたくさん読むのも方法ですが、私はまずこの1冊を勧めます。外界に対して自分の心がどういう反応をしてゆけばいいのか……という部分を、かなり正確な言葉で刻んでいます。まるで、徹底的に自分のこころを見つめることで精神分析学を立ちあげたフロイトのよう……というのは持ちあげすぎかな^^; このテのほかの本より、一歩も二歩も踏み込んだ、深い洞察を感じました。個人の心を通して、社会批評にも漸近しています。

 ラブコメの教科書♪


女子力高すぎな高須竜児と、ツンデレと呼ぶには素直すぎる逢坂大河。ふたりは互いの恋愛を実らせるため、共同戦線を張ります。ラブコメですが、ふたりとも、想う相手はべつにいる……というちょっとヒネった設定です。いわゆるハーレムもの的な展開にも、(なりそうで)ならないヒネりがあります。かなりヒネってるのに、笑いあり涙ありの、王道ラブコメ。女性ファンも多い、名作ライトノベルです♪

 ミステリの教科書!


もし大学で「本格ミステリ」という科目があったら、この本が教科書になる。フェア/アンフェアから、トリック、探偵、叙述……ミステリという物語がどういう仕組みで成り立っているのかを、解説していきます。ミステリの要素要素を、これでもかという客観性で、透明に抽出した、完璧な鑑賞術。すごいです。ただし、ネタばらし満載。そこだけ注意!

 シュレーディンガーの猫


自殺の偽装を施され、殺された妹。容疑者はふたりに絞られる。犯人は、はたしてどちらなのか……。以前の記事(【ロジック】新本格ミステリの名作100冊【プロット】)で紹介した東野圭吾さんの名作です。最後まで読んでも犯人はあきらかにされません。ただし、テクストに布置された手がかりから推理すれば、論理的に”正解”が導ける……という趣向。でも、厳密に推理すれば「犯人はどちらでもありえる」と私は思いました。どちらでもありえる、だからこそどちらかに限定せずに物語は終わる……箱のなかの猫を観察する、その直前で幕を閉じるミステリ。

 コノヤロー!


以前の記事(【就職活動】面接で落とされないためのたった1つの裏技)で紹介した『就活のバカヤロー』の続編。ユーモアをもって、就活戦線を俯瞰してみましょ、という本。膨大な取材を通じて、壮大な”茶番”をあきらかにしていきます。石渡さんの筆はどんどん軽快に、他人事に(笑)なっていきます。ひとごと……と言いながら、誰よりも就活をめぐる状況を憂えているのが石渡さんなんだけど。すこし時代が下ったぶん、「女子学生就活事情」の項目なんかもできました。

 必殺、日本文学ブッタ斬り!


女のエッセイはセンス自慢(「枕草子」)。男のエッセイは世の中へのお叱り(「徒然草」)。「浮世風呂」はケータイ小説。短歌はメール。紀行文学は”田舎の悪口”。みんな自分にしか興味ない(近代文学の私小説)。……痛快です。「いやいや、そんな、ミもフタもない」とツッコみをいれてしまうのですが、ブッタ斬るその刀に、なんだか真実めいたものを感じてしまう。たしかに、とうなずいてしまう。面白い本です♪

 取扱い注意……


大学生同士でつきあう → 一方が就職する → 同棲はじまる → 消耗する → 壊れる。……思い当たる当事者は、絶対にこの小説を読んでください。えぐられます。まさか、どっから見られてた? と背後を振りかえりたくなる。「結婚をすれば、軌道に乗れる」「もういやだ。寝たい! とにかく寝たいんだ」。なんで人は人に依存しちゃうんだろうねとか考えて、ブルーになります。やっぱり読まない方がいいかも。この本は、取扱い注意! です。



お口にあう本はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか



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最近読んだ10冊U
「魔法少女まどか☆マギカ」に学ぶ4つの人生訓
ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争
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2013年12月14日

最近読んだ10冊U

 
今日のなぞなぞ
「雑食家はなにを食べるか?」


雑食家のみなさま、こんにちは。
ライトノベルから六星占術まで、私も雑食です。



というわけで。
今回も、最近私が乱読した、ジャンル不問な本のなかから、
"良かった10冊"をぷちレビューしていきます。

去年書いたパートTはこちらです↓
最近読んだ10冊


あなたのお口にあう書はございますでしょうか?



 人生における必読書


ユダヤ人の心理学者が、ナチスの強制収容所での体験を赤裸々につづっています。『アンネの日記』と並んで、世界中で読まれているロング&ベストセラー。「言語を絶する感動」……なんて言葉じゃ足りない。”人間”をふかく知るために、人生における必読書と断言します。

 青春の、リアル


「自由というものは、ときに、僕らをしばりつけてしまう」。恋愛や家族、夢に踏み迷う大学生たちの場面場面を、きらきらと澄みわたる文章で切り取った青春小説。透き通った文章だけど、リアルな生々しさがあります。どうにもならない、出口のない問題を前に、僕らはなにを想えばいいのだろう……。朝井リョウさんといえば『桐島、部活やめるってよ』(集英社文庫)が有名ですが、『もういちど〜』の方が名作です。

 どろどろどろ……嫌汁出まくりミステリ


読後感最悪(笑)! 人間の暗部、イヤな部分をえぐり出す”イヤミス”の傑作です。少女漫画「青い瞳のジャンヌ」をこよなく愛する中年の”少女”たちに、不穏な事件が。女の世界特有の愛情と嫉妬、見栄の張りあい、陰口……もう、どろどろどろどろどろどろ。どんでん返しもズバ! っと決まってる。オススメのイヤミスを訊かれたら、私はこの本をトップに挙げます。

 もはや大喜利


「どうしてひと言オレに相談しなかったんだ?」「遅くなるからです」。以前の記事(20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉)でプッシュした、千田琢哉さんの「100の言葉」シリーズより1冊。上司や同僚、恋人のやれやれな言葉にどう切り返すかという想定問答集。「もはや大喜利か!?」と思えるほど。くすりと笑ってしまいます。まわりに流されず、自分を大切に生きていきましょ、という本。

 ちょっと邪道な読書術のために


年末年始に読みたくなる、細木数子さんの占い本。その年の運勢を知って、指針を立てましょ。ちなみに私は木星でなく天王星人ですが、たまたまそばにあった木星人を読みました。なぜか。「30代のための〜」という本は、20代が読んでも役に立つのと同様。運命星なんて気にせず、ぜんぶ自分のこととして読めばいい。雑誌の星占いも、私は12星座すべて読みます。占い師から見ればちょっと邪道かもしれないけど、本はどんなふうに読もうが自由です♪

 ”新本格”に絞った評論集


ミステリ評論は数あれど、”新本格ミステリ”(※)に特化した論集はあまりない。各有名作品の解説を読むほどに、ミステリへの愛が育まれます。「新本格を識るための100冊」を挙げてくれているのがうれしい。ぜんぶ読みたくなります。

※ 新本格ミステリ : 1980年代に日本でおこった新しいミステリの流れ。綾辻行人さんの『十角館の殺人』を嚆矢とするのが定説。

 闇の炎に抱かれて消えろ!


ダークフレイムを操る少年が、邪王心眼の使い手の少女と契約し、追試をクリアすべく数学を教えます。なんじゃそりゃ。アニメ化されているので有名な作品です。ファンタジーじゃない、いたって普通の高校のラブコメですが、かわされる会話はなにやら魔術めいています。なぜって、ヒロインが中二病(※)だから! キャラが魅力的すぎます。物語なんてどうでもいい、キャラクター小説の理想像。六花がかわいいですv

※ 中二病 : 洋楽にかぶれる……など、背伸びしがちな思春期の言動をいう。近年は意味を変え、「邪気眼」など自分が異能力者であるかのようにふるまう症状を指すようになった。厨二病とも。

 みずからをピンチにさらせ!


ピンチや逆境をどれほど乗り越えたか……それが、その人の価値を決める、と思います。攻めが必要なのに、守りに徹してしまいがちなこの時代。ピンチを快く迎えられる自分になるために。来年は攻めの年にしたいなぁ……なんて個人的に思いました。

 たらふく、本を食え!


読書好きなあなたに、もっともオススメなライトノベル。物語を食べる妖怪と元覆面作家の学園ミステリ&コメディ。ライトノベルらしくキャラクターがすごく魅力的なのですが、本書は読み進めるほどに謎が謎を呼び、目を離せなくなっていきます。一級のサスペンスとしても◎。日常の謎系。太宰治好きもチェック。遠子先輩がかわいいですv

 女子のための、合コン必勝法


美貌? 性格? いえいえ、モテる女子に必要なのは、”キャラ”です。魅力を活かすために、自分をどう演出するか。(職業、タイプなど)こういう男に愛されるためには、どのキャラで攻めるべきか……など、かなりテクニカルな合コン攻略本です。参加者のメンツに応じて、変幻自在に自分のキャラをあやつれれば上級者。チームプレイの指南もアリ。あなたはどんな自分にもなれる……自分の可能性を制限しないために、合コン行かないひとも読んでみて。




あなたのお口にあう書はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか





【関連記事・カテゴリ】

最近読んだ10冊
20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉

 
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2013年06月14日

はじめての印税!〜複数の収入源をもつ意味

 
今日のなぞなぞ
「複数の収入源をもつとは、どういうことか?」

P1260921done

以前の記事(ケータイ小説、連載中です)で、
私の小説が電子書籍になっていることをお知らせしましたが。

今回、なんと!
売上のなかから、印税が手もとにはいってきました。

人生初の印税です♪
小説で印税、というのがひとつの目標だったので、
ほんの2千円だけど、嬉しいかぎりですv


P1320712done

☆★☆



電子書籍化されているのは、いずれも恋愛小説。
出版社はゴマブックスです。


『遠距離ジュンアイ。』は、
「涙」と「笑顔」の"純愛ストーリー"。長編です。
「音楽」「お笑い」「本」が好きなひとには、とくにオススメ。

『ネコ』は、
純文学風味な幻想短編。
失った恋をポケットに忍ばせて、聖夜の街をうつろい歩く女の子のお話です。

『あの日の空は夏の色』は、
廃墟&キリスト教風味な幻想短編です。

↓以下のようなサイトで販売中。
無料版は「おりおん☆(http://de-view.net/)」というケータイ小説で読めます。

ソニーの電子書籍ストア
http://ebookstore.sony.jp/search/?authorName=%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%8B
遠距離ジュンアイ。|BooksV|富士通の電子書籍サービス
http://booksv.fmworld.net/products/list.php?mode=search&category_id=&name=%E9%81%A0%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%80%82&search.x=30&search.y=7
電子書籍ストア BookLive!
http://booklive.jp/search/keyword/a_id/5668
電子書籍のGALAPAGOS STORE
http://galapagosstore.com/web/book/search/result?sw=%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%8B&res=false



☆★☆



……と、これだけだと
ただの自慢で終わってしまうので。

ちょっとだけ、
このブログにからめたお話をすると。


以前の記事(最近読んだ10冊)で、
『副業のススメ』という本をご紹介しました。



みんな副業しようよぉ☆(*´∇`*)ミ☆ ……という本なのですが、
複数の収入源をもつというのは
たんにお金を多く稼ぐという意味だけではない、と私は思ってます。

勤めていた会社が倒産しても、
定期的な仕事が断たれても、なんとでもなる。
どんな状況になっても、自分は生きていける。

その確信を探っていくための、
ひとつの方法
なんじゃないかな、と。


以前の記事(なぜお金を稼ぐのか?)でも書きましたが、
なぜ稼ぐのか、なにに使うのかというのは
「なぜ生きるのか」という問いとイコール
なはずですから。


……。

……なんだか今日はとつぜん、深い話になってますが^^:

現実にもどってくると、


みんなに小説読んでもらえて
嬉しいよぉ☆(*´∇`*)ミ☆



ってそれだけなんですけど(>_<)



株式投資、アルバイト、内職、ボランティア……。
いろいろな副業のカタチがありますが、

あなたの可能性を広げていくために。
「心のリスク分散」として。


複数の収入源をもつことはオススメです♪


P1320726done

ちなみに、
↑届いた印税報告書、額にいれて飾りました(笑)。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか
 


【関連記事】

ケータイ小説、連載中です
最近読んだ10冊
なぜお金を稼ぐのか?

【関連リンク】

ソニーの電子書籍ストア
http://ebookstore.sony.jp/search/?authorName=%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%8B
遠距離ジュンアイ。|BooksV|富士通の電子書籍サービス
http://booksv.fmworld.net/products/list.php?mode=search&category_id=&name=%E9%81%A0%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%80%82&search.x=30&search.y=7
電子書籍ストア BookLive!
http://booklive.jp/search/keyword/a_id/5668
電子書籍のGALAPAGOS STORE
http://galapagosstore.com/web/book/search/result?sw=%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%8B&res=false
ケータイ小説サイト おりおん☆
http://de-view.net/

 
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2013年01月24日

面白いお話、買いました。――新潮社編「Story Seller」シリーズ

 
今日のなぞなぞ
「"面白いお話"が詰まった文庫アンソロジーは?」




文庫アンソロジーには傑作しか収録してはならない。
……そんな暗黙の掟でもあるのか、
文庫の選集というジャンルには良い本がたくさんあります。


今日紹介するのは、なかでも
「面白い物語」に特化したアンソロジー。

新潮社ストーリーセラー編集部の「Story Seller」シリーズです。

これまで3冊出ています。

「面白いお話、売ります。」
「読み応えは長編並、読みやすさは短篇並」

そのキャッチコピーにいつわりなく
、ほんとに全作品が面白かった。
順番に、ぷちレビューします♪


 Story Seller



冒頭を飾るのは、『アヒルと鴨のコインロッカー』を想い出させる、伊坂幸太郎さんらしいミステリ。近藤史恵さんが描く、自転車ロードレースの世界もひきこまれます。ロードレースについては、私はまったく詳しくないのですが、ぜんぜん知らない競技の物語にここまで夢中になれるなんて思いませんでした。

東京タワーへ行ったことがあるひとならニヤリとする描写が満載の佐藤友哉さん「333のテッペン」。有川浩さんの「ストーリ・セラー」は、書下ろしの「Side:B」を加えて単行本化されています(『ストーリー・セラー』)。有川さんらしいベタアマな恋からはじまる、感動作。




イチオシは米澤穂信さんの「玉野五十鈴の誉れ」と道尾秀介さん「光の箱」。

「玉野五十鈴〜」は『氷菓』の千反田えるのような、旧家の娘と侍女のミステリ。この「玉野五十鈴〜」をふくめ、名家のお嬢様ばかりがでてくる短編が集まって単行本化されています(『儚い羊たちの祝宴』)。



「光の箱」は、傑作ちゅうの傑作です。傑作短編とはこのことだ! と叫びたい。クリスマスの同窓会のお話なのですが、2重3重の謎と仕掛けがはりめぐらされ、ラストにすべてが回収されたときには、驚きとともにカタルシスとしか言いようのない読後感がある。名品です。

本多孝好さんの「ここじゃない場所」は、高校生の日常にサイキッカー(超能力者)という”非日常”がからんでくる物語。面白いけど、本多孝好さんに限っていえば、「Story Seller 2」に収録されている作品のほうが素晴らしすぎます。


【Story Seller 収録作品一覧】(敬称略)
伊坂幸太郎「首折り男の周辺」/近藤史恵「プロトンの中の孤独」/有川浩「ストーリ・セラー」/米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」/佐藤友哉「333のテッペン」/道尾秀介「光の箱」/本多孝好「ここじゃない場所」



 Story Seller2




冒頭に沢木耕太郎さんのエッセイを収録。沢木さんを迎えたことで、このアンソロジー・シリーズのファン層がさらに広がったかもしれません。カクテルのブラッディ・メアリーのお話です。

伊坂幸太郎さんの「合コンの話」は、はじめに「この物語のあらすじ」を語ってしまうという異色作。肉付けをしたあらすじ、メールの文面、辞書からの引用……など、視点、というよりは語りのトーンじたいがめまぐるしく変わっていきます。そのなかから、だんだんと濃厚な物語が立ちあがってくる。実験的だけど、ちゃんと”面白いお話”してます。

近藤史恵さんは今回も自転車ロードレースの物語。ハマる。米澤穂信さんの作品は、伝奇ものの舞台でありそうな地方都市(こじんまりとした商店街があって、神社があって、児童・生徒のすくない学校があって……というあの感じです)にたちあがる、不思議な物語。

佐藤友哉「444のイッペン」は今度は東京ビックサイトで、犬たちがイッペンに消えるという難事件が発生です。


イチオシは有川浩さん「ヒトモドキ」と本多孝好さん「日曜日のヤドカリ」。

「ヒトモドキ」はすごいです。いわゆるゴミ屋敷をつくってしまう伯母さんのお話なのですが、そのキャラクター造形たるや。ものすごいリアルで、不気味さや悲しさがひとつひとつの言動からひしひしと伝わってきます。こういう、”一般的には理解されがたいようなひと”にしっかりと寄りそうことができるのが小説というジャンルだと思うし、それこそが小説の使命のひとつだと私は思っています。傑作!

「日曜日のヤドカリ」は本多孝好さんらしい、情感のあるミステリで、「家族」というテーマを真正面から描いています。ラストのなにげない会話シーンの素晴らしさと言ったら! 以前の記事(【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】)では『MISSING』を紹介しましたが、『MISSING』のような本多さんのリリカルなミステリが好きなら「日曜日のヤドカリ」はハズせません。せつないけど、あったかい。



【Story Seller 2 収録作品一覧】(敬称略)
沢木耕太郎「マリーとメアリー ポーカー・フェース」/伊坂幸太郎「合コンの話」/近藤史恵「レミング」/有川浩「ヒトモドキ」/米澤穂信「リカーシブル――リブート」/佐藤友哉「444のイッペン」/本多孝好「日曜日のヤドカリ」



 Story Seller3




前回に引き続き沢木耕太郎さん、さらにさだまさしさんを執筆陣に加え、またまた読者層が広がったかも。沢木さんはエッセイ。『深夜特急』の沢木さんだよな〜という感じの、旅のお話から、「いままでの人生で、大事なことは男と女のどちらに教えてもらったか」というテーマに移ります。さだまさしさんについては、じっくり語りたいので後述。

近藤史恵さんは今回もロードレース。ちなみに「Story Seller」(1〜3)に収録された作品も含め、サクリファイスシリーズとして単行本になっています(『サクリファイス』『エデン』『サヴァイヴ』)。





湊かなえさん「楽園」はトンガ王国を舞台にした、南国のかおりのする物語。米澤穂信さんの「満願」は、居候学生……昔ふうに言えば書生が主人公。題材からか、どこか夏目漱石とかあの時代の雰囲気がありますが、現代小説です。ミステリ。

有川浩さんの「作家的一週間」は、ウソともホントともつかない、作家生活の素描。作中でまるきり別のショートショート作品が読めるというオマケつきです(笑)。佐藤友哉さん「555のコッペン」、今度は東京駅です。この東京名所シリーズも、単行本化されています(『333のテッペン』)。




イチオシはさだまさしさんの「片恋」。

音楽はもちろん知っているけど、さだまさしさんの小説にふれるのは私は初めてでした。「片恋」は中編と言ってもいいくらいの長さなのだけど、読みやすく……というか、ユーモアたっぷりで軽い文体は、とてもライトノベルっぽいです。収録作品のなかで一番ラノベっぽい文章がさだまさしさんでした。意外なことに。

テレビ番組の制作会社で働く女性、南が主人公。ひき逃げされて死んだ見ず知らずの男性が、南の連絡先を握っていて……。という不可解きわまるサスペンスです。驚きの真相とともに男性のある”想い”があきらかになる。

なにより物語として面白いのですが、報道という行為に葛藤する南の描きこみが素晴らしかったです。 作中で、秋葉原通り魔事件をモデルにしているであろう場面が出てきます。凄惨な現場に、職業的な使命からカメラを向ける南。「そんな場合じゃねえだろう! 邪魔だ!! どけバカ」と怒鳴る救助隊員。振りむけば、通行人たちが好奇心にみちた眼で携帯のカメラをこちらに向けていた……。


たった今あなたの目の前に瀕死の人がいます。
何か他にしたいことはないのですか?
”記念撮影” (431ページより)


……すごいシーンですよね。

私も報道やマスコミに多少は関わっている身として、その無遠慮さや暴力性には無関心ではいられないのですが。今回、さだまさしさんの作品にざくりとやられた気がします。


【Story Seller 3 収録作品一覧】(敬称略)
沢木耕太郎「男派と女派 ポーカー・フェース」/近藤史恵「ゴールよりももっと遠く」/湊かなえ「楽園」/有川浩「作家的一週間」/米澤穂信「満願」/佐藤友哉「555のコッペン」/さだまさし「片恋」



 Fantasy Seller・Mystery Seller


……以上。


「Story Seller」っていうシリーズは
オススメだよぉ☆(*´∇`*)ミ☆



というお話でした。ちなみに、

ファンタジーに特化した『Fantasy Seller』
ミステリに絞った『Mystery Seller』


というのも出ています。
キャッチコピーは

「もうひとつの世界、売ります。」
「とっておきの謎、売ります。」







今後の展開がかなり楽しみなアンソロジー。
至福の読書タイムを約束するシリーズです。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか
 


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【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】



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