2019年08月29日

あなたの盲点をあばく「叙述トリックミステリ」10冊


今日のなぞなぞ
「叙述トリック小説のおすすめベスト10は?」

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「叙述トリック」が仕掛けられたミステリ10冊をまとめました。


叙述トリックとは……

ある要素を意図的に”語らない”ことで読み手のミスリードをさそう、ミステリの手法です。

通常の物理トリックやアリバイ偽装などとは異なり、「プロット(構成)」や「文章そのもの」に仕掛けられる、小説ならではの方法ですが、映像作品やマンガでも叙述トリック的などんでん返しがみられることがあります(後述)。



人の脳は、足りない情報を勝手に補完する。
私たちは補完したことに気づかず、「すべて見えている」と思いこむ。
その視界には、ほんとうは「盲点」がある……。


日本の推理小説のなかから、
”面白さ”と”驚き度”を基準にセレクト。

あなたの先入観に狙いをさだめ、固定観念を撃ちぬく、
巧みなミステリ達をど〜ぞ〜♪


※ 犯人やトリック等、ネタバレには配慮していますが、叙述トリック小説は「叙述トリックが仕掛けられている」と事前に知ってしまうこと自体がネタバレともいえます。
この意味での”ネタバレ”を避けたい方は、じゅうぶんにご注意くださいね。※




 第10位


ある夏の日、ミチオは小学校の友人S君が首を吊って死んでいるのを目撃してしまう。
彼の”死体消失の謎”をめぐって、ミチオと妹とS君は調査をはじめる……。

……あれ。死んだはずのS君が調査に?
じつは、この物語には「生まれ変わり」があります。S君はクモの姿に転生して、喋ったり推理したりしている。
理を超えた世界が情感たっぷりに描かれる幻想的な小説。とはいえミステリとしての”ロジック”がおろそかにされているわけではないのでご安心を。

終盤は「これでもか!」というくらい固定観念をくつがえしまくる展開です。
夏の終わりに読みたい1冊♪

 第9位


元私立探偵の主人公はある日、地下鉄で自殺をしようとしていた女性を助ける。
およそ一週間後、フィットネス仲間から依頼されたのは……詐欺まがいの商品を売りつけ、保険金殺人にも関わっている可能性のある、悪徳な会社の調査だった。

叙述トリックとは別におおきなどんでん返しも仕掛けられています。二度驚かされる終盤はイッキ読み必至。
ひと昔前の本ですが現在にも通じる〇〇〇(ネタバレになってしまうので伏せ字><)の問題が描かれていて、社会派ミステリでもあります。

 第8位


孤島に集まった男女を襲う、不可解な失踪と殺人事件。
犯人当てでもトリック当てでもなく、史上初の「タイトル当て」小説です。

エロミス、いやバカミスといってもいいかも。でもえっちシーンすら周到な伏線になっている、本格的なミステリ。
これはなかなか気づけない。叙述トリックはいつも<思考の外>からやってくる不意打ちだ。

 第7位


函館にひっそりと建つ洋館。母が亡くなり、父も病におかされた。
「わたし」は、継母やその娘たちの、遺産相続をめぐる不穏な空気に巻きこまれていく……。

シンデレラを下敷きにした、情感たっぷりの継子譚です。
「独白」「手記」「手紙」の3つからなる構成。鋭いひとは早くに仕掛けを見抜けるかも?
宝石や絵画、ティアラ、水妖(ウンディーネ)など小道具や、文章の雰囲気がとても美しくて素敵な小説です。

 第6位


そのサイコ・キラーは、次々と女性たちを残虐に殺していく……。
犯行のシーンがけっこうエグいのでご注意を。凄惨な場面が多いけれど、怖いものみたさでページをめくる手がとまらなくなります。

周到にはりめぐらされたミスリードに、あなたは必ずだまされる。
叙述トリックの仕掛け自体に問題提起がふくまれているともいえる、本格&社会派ミステリです。

 第5位


主人公は「ハサミ男」。女性をターゲットに、猟奇的な殺人をくり返すシリアルキラーです。
ある日、ハサミ男は自分の手口を真似て殺された死体を発見してしまい……。

倒叙ミステリ(※)でありながら、殺人犯自身がべつの犯罪の調査をすることになる、奇妙な設定です。
雑学やユーモアたっぷりの文章がおいしいv

※ 犯人側の視点も含めて語られるミステリ。警察や探偵に追いつめられていくドキドキ感や、展開される駆け引きなどが魅力。「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」「DEATH NOTE」など名作の多いサブジャンルです。

 第4位


ロートレックの絵が飾られた洋館で、美しき女性たちが次々と銃殺されていく……。
とても重要な要素が伏せて語られています。わかってみるとびっくり。
叙述トリックはある意味では「アンフェア」な仕掛けともいえますが、本書は文章も構成も間取り図も、とことんフェアであろうとしています。

登場人物たちが個性的で、皮肉っぽい語り口が魅力。
なぞるように事件をふりかえっていく「第十七章 解」以降がとても丁寧ですv



……ところで、余談なのですが。
こうしてみると、”美しき女性たちがどんどん殺されていくミステリ”ってけっこう多いですね。
このへん、フェミニズム分析的になにか言えそう、と思ったところで、前に読んだ……


という本を想い出しました。
まるで”シリアルキラーにならないための心構え!”みたいなタイトルだけど、文芸評論です。
物語のなかの<女の子>には<下降>の力学がはたらく。物理的にも、社会的にも。
逆に、<男の子>には<上昇>するチカラがはたらく。

ちなみに女性が物理的に落下するミステリといえば……。


社長令嬢が、文字どおり塔から墜落するお話です。
これも叙述トリック。プロット・構成におおきな仕掛けがほどこされています。
以上、余談おわり!



 ランキング圏外


トップ3の前に、ランキング圏外から4作品を紹介。




大雪のなか、ある特急列車で起こった殺人事件の真相は……!?
漫画です。ですが、叙述トリックと呼んでかまわないミスリードが仕掛けられています。
鉄道ファンをニヤリとさせる描写がたっぷり。雰囲気がステキなミステリ。
小説ではなくコミックなので今回は圏外です。



以前の記事(最近読んだライトノベル10冊〜恋愛・ミステリ・異世界〜)で『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』を紹介した、大澤めぐみさんのライトノベルです。
これといって特徴のない地味な梓には、「男あさりをしているらしい」というウワサが立っていて。彼女はまさにウワサどおりに……。

序盤に大どんでん返しがあります。この設定だとこんなミスリードが成り立つんだ、とハッとする。後半にも叙述トリック的な仕掛けがあります。
ジャンルじたいはミステリではないので圏外にさせていただきました。



6本(7本)の短編を収録。最初に「読者への挑戦状」として「叙述トリックが使われております」と宣言されます。
叙述トリックはたいてい”不意打ち”で驚かされることが多いけれど、本書はフェアに”出題”しているのがユニーク。
ひとつひとつの作品はとても短く、濃厚な読み応えという点ではどうしてもほかの長編に引けをとってしまう。なので圏外にさせていただきました。



映像化は不可能だったはずの同名の小説を、みごと映画として成立させてしまったすごい作品です。
映画ならではの”文法”を逆手にとった”叙述”トリックが仕掛けられています。
本ではなく映像作品なので圏外。まさかこんな方法があるとは……。



 第3位


第3位は、その『イニシエーション・ラブ』。
合コンの席で出逢った女の子に、僕はしだいに惹かれていき……。

男の子の気持ちを描いた上質な恋愛小説なのですが、最後の1ページ。ラブストーリーだったはずの物語がミステリに一変する。
「必ず二回読みたくなる」とのキャッチコピーのもと、たくさんの読者を夢中にさせた名作です。未読ならぜひ♪

 第2位


”憑き物”の血が流れる旧家が対立する、閉鎖的な田舎の村。
ここでは昔から”この世ならざるもの”が跋扈しているとしか思えないような怪事件が相次いでいて……。

神隠し。憑依。蛇神。案山子神。迷い家。
旧家の奇妙な家系図。入り組んだ村の地形。
すべてがおどろおろどしくて、濃厚な世界に飲みこまれてしまいそうなほど。

叙述トリックとして、類例の少ない大仕掛けがほどこされています。
本格ミステリと民俗学的な本格ホラーが融合したすごい作品。オススメですv

 第1位


孤島に集まったミステリマニアの面々。いわくつきの建築家がたてた「十角館」で、ひとりずつ順番に……。

抜群の読みやすさ。驚愕のトリック。心を惹きつけられる、面妖な雰囲気。
推理小説ファンはひとり残らず本書を読んでいるはず。そう断言してもいいくらい。
新本格(※)ムーブメントの嚆矢となった不朽の名作です。

※ 新本格ミステリ。1980〜90年代に日本でおこった新しいミステリの流れのこと。具体的な作風というよりは、以前の記事(【ロジック】新本格ミステリの名作100冊【プロット】)で紹介したような一連の作家たちを指していうニュアンスです。新本格推理小説。



 番外編


ベスト10のあとは、「番外編」としてキラリと光る名品をご紹介。
小説ではなく、叙述トリックにまつわるエッセイや評論をピックアップしました。



「叙述トリック試論」という我孫子武丸さんの文章が収録されています。
叙述トリックの定義論、フェア/アンフェアについての考察、創作にあたっての心構えも。
かっちりとした論考というよりは、ユーモアたっぷりのエッセイです。くすりと笑えて、タメになる♪
電子書籍版のみでリリースされている試論は↓こちら。

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まるまる1冊ミステリ作品の「叙述」について論じた、本格的な文芸評論です。
アクロイド殺し、二銭銅貨、達也が嗤う、殺人交叉点、十角館の殺人、イニシエーション・ラブ……。
芋づる式の読書案内にもなる本。ネタバレをいとわず古今東西のさまざまな作品について論じているので、気をつけてくださいね。

ミステリ以外の小説も取りあげています。たとえば、田山花袋『蒲団』のテクストの「言い落とし(レティサンス、黙話法)」を指摘する……など。
末尾には笠井潔さんと巽昌章さんと法月綸太郎さんの鼎談(途中、我孫子武丸さんも乱入)が収録されています。

叙述トリックは<語り>=<騙り>の操作が如実に意識されるスタイル。
以前の記事(【語り手】文学理論を学びたい人のための15冊【テクスト論】)で紹介したような文学理論に興味がある方も、とても面白く読める1冊です。



叙述トリックをテーマにした本ではありませんが、「第4章 ミステリーをより面白くする」で、折原一さんと我孫子武丸さんが叙述トリックの作り方を指導しています。
↑『十角館の殺人』の綾辻行人さんも寄稿しています。叙述トリックの鬼才が本書で語るのは……物理トリック指南。どうしてこうなった(笑)。

「ミステリ作家、勢ぞろい!」な43名が集結している豪華な1冊。
インタビューを読むようなつもりで楽しめます♪



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a

(冒頭の写真は箱根園水族館のホシエイです)

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2019年07月30日

【禁忌】読んではいけない本10冊【超刺激】

 
今日のなぞなぞ
「けっして読んではいけない本は?」

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※ この記事では、あまり健康的ではないテーマやモチーフも扱っています。不穏な表現、グロテスクな描写などがニガテな方はご注意くださいね。
また、おもに引用部分に関して、現代の人権意識に照らして不適当と感じられる表現がありますが、原文の単語を改変することなく記述しています。 ※



だいぶ暑くなってまいりました。
今日は夏の熱気を吹き飛ばす、ゾッっとする本を紹介していきます。


おおっぴらには語れないタブー。
読んだら気がふれる禁書。
なぜ出版されているのか不思議な奇書。
知るひとぞ知る珍書……。


「読んではいけない本」10冊です。


あまり手にとる機会のないシロモノも多いかもですが。
「ふだん読まないような本を読んでみる」のは、ビジネス書などでも推奨されている、れっきとした読書術のひとつだったりします。

関連記事:
カテゴリ:読書術



運命の出逢いかも。そう想える本は、いつもは手を出さないジャンルだったり、ひとから勧めていただいたもののなかにこそ多いと、個人的にも感じています。

というわけで。

ヘンな本、いっぱい
読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



目をそむけたいものから目をそらさなかったとき、
みえてくるものがある。


世界の深淵をのぞきこむ、
禁断の書10冊を
……(この先は文字がかすれて読めない)。



 タブーへの入口はこの本から


怪談、実話、都市伝説、ブラウザクラッシャー、グロ系など”検索してはいけない言葉”のまとめからはじまり、世界と日本の禁忌の物語を、実際にあった出来事とからめて紹介。
地方の凄惨な風習や、謎めいたフェイクニュース、後味の悪い事件など、さらに「検索」して調べたくなるトピックが満載です。

以前の記事(最近読んだ「怪談・都市伝説」本5冊)で紹介した、伝説のフェイクドキュメンタリー↓「放送禁止」を制作した長江俊和さんの新書です。「放送禁止」シリーズの裏話もアリ。
参考文献が豊富で、次々と関連本を読んでいく”芋づる式読書”の起点ともなる1冊です。

くねくね、コトリバコ、トミノの地獄、ソニー・ビーン事件、エド・ゲイン、御船千鶴子、高橋貞子……などなど、押さえておくべき有名なお話がたっぷり。
タブーに興味がある方は、まず本書から♪

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 読めば精神に異常をきたす



見知らぬ部屋で目をさました記憶喪失の青年。彼はある事件と大きな関わりがあるらしいが……。
読めば精神に異常をきたす、とまことしやかにウワサされているミステリです。
いえ、「ミステリであろうとしている何か得体のしれないモノ」というのが正確かも。

”精神に異常をきたす”は、べつに根も葉もない話ではなくてね。
本書のなかに、まさに「ドグラ・マグラ」という架空の原稿が登場して、

これを読んだものは最小限、二、三回は読み直させられているようです。そうして、やっと全体の機構がわかると同時に、自分の脳髄が発狂しそうになっていることに気が付いたと言っております。
『ドグラ・マグラ(上)』より


と説明されます。
この「ドグラ・マグラ」だけでなく、大量の作中作が入れ子構造になっていて、そのどれもが主人公の青年や事件について書かれている(と思われる)つくりになっています。

「空前絶後の遺言書」はとくに長くて、途中で映画がはじまったり、”作品内作品内作品”という迷宮の様相へ。
一体なんの話だったっけ……と思った頃に、

 ハッハッハッハッ……。
 ……どうです諸君。面喰いましたかね。
 これが吾輩の遺言書の中の最重要なる一部分なぞいうことは、もういい加減忘れて読んでいたでしょう。
『ドグラ・マグラ(下)』より


と(笑)。

チャカポコいいながら七五調で精神病を語る「キチガイ地獄外道祭文」
唯物論的な科学を終焉にみちびく論文「胎児の夢」

など、とにかくぶっとんでいますが、しっかり伏線を回収する”解決編”にあたる部分があります。あるといえばある。でも……。
ひそかに本書を愛読しているアーティストも、ジャンルを問わずとても多い印象。
日本三大奇書(※)のトップを飾る、魅惑のラビリンス。

※ 日本探偵小説三大奇書。『ドグラマグラ』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』の3作品。竹本健治の『匣の中の失楽』をくわえて四大奇書とする場合も。

 愛か狂気か


恋人の遺体と7年間暮らした医師のノンフィクション。実話です。
『検索禁止』でも紹介されていました。

両親に反対されながらも熱い求愛をやめないフォン・コーゼル。徐々に信頼をよせていくエレナ。
主人公が飛行機を製作していたり、恋人が結核におかされていたり、前半はまるでジブリ映画の「風立ちぬ」を連想させるラブストーリーなのですが。

エレナが命を落としてから、トーンが一変。
ホルマリン、義眼、オーデコロン……”花嫁”に「処理」をほどこす”花婿”の様子がこまかく描写されていきます。
凄惨ではあるのですが、彼の「愛」もとても強く感じられて、なんだか純愛物語のようにも読めてしまう。

実際の裁判でもフォン・コーゼルに同情的な意見がたくさんあったようです。
正直にいうと、私もこの物語に、おぞましさよりロマンティックさを強く感じました。

 ロミ

悪食大全
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ロミ
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”突飛なるものの歴史家”ロミ氏の奇書です。

上は古代から現代にいたるまでの美食、淫食、大食いのエピソードを集めた1冊。
ひたすら牡蠣を食べ続ける皇帝、客を罵倒するレストラン、サソリやヘビを食す猛獣使いたちの饗宴……。
おもにフランスの、豊かなグルメの世界を味わえるお腹いっぱいの珍書。

下は「おなら」にまつわる逸話を蒐集した、奇書ちゅうの奇書。ジャン・フェクサス氏との共著です。

わたしたちの本の主題が「おなら」であることがお判りいただけたと思う。だが、それだけでなく、「透かし屁」にも紙数を費やしている。
「前書きにかえて」より


……。
どうでもいい!

カルダーノは、研究対象をおならにまで拡げ、それを四種に分けられると考えた。すなわち、「鋭き屁」「重々しき屁」「熟慮せる屁」「自由なる屁」。
「14……悪魔をおならで追い払ったマルチン・ルター」より


……激しくどうでもいい!(笑)

訳者の「後書きにかえて」でも真剣に日本のおなら事情が語られます。
どこを読んでも面白く、イラスト資料が盛りだくさんの楽しい1冊。
パリの事例が多く、ちょっとオシャレな雰囲気もありますv
(私信。ついに読みました。すごい本を教えてくださってありがとうございます><)

ちなみに、このロミさん、↓ほかの本も奇書・珍書だらけです。

『突飛なるものの歴史』
『乳房の神話学』
『娼館の黄金時代』
『でぶ大全』
『自殺の歴史』


 マルタン・モネスティエ


カニバリズム(食人)にまつわる記録や考察を集め、人間を食べるという行為の本質に迫っていく。
ひと口に食人といっても、歴史や文化をみていくと様々な「意味」があって。

たとえば、食糧難から起こるものもあれば、グルメの対象だったり、薬としてだとか、儀式や呪術にまつわる食人も。
供養や復讐、裁き、愛としての食人もあるし、腹におさめて消滅させてしまわなければ”敵を倒した”ことにならない……など戦争や政治にかかわる人食いもあったそうです。

ラカン(※)を援用して、食人の意味を「想像の領域」「象徴体系」「現実」の3つの分野から考える……など、とてもアカデミックな手つきですすんでいく。とはいえ、題材が題材だけにやっぱり異形の書。

※ ポスト構造主義に多大な影響を与えたフランスの哲学者、精神分析家。

絵画や閲覧注意な写真もたくさん掲載されていて、読むのにちょっと勇気の要る本です。
(私信。こちらも、すごい書き手を教えてくださってありがとうございます(゚Д゚;))

このマルタン・モネスティエさんの本↓も奇書・珍書だらけです。

『図説 奇形全書』
『図説 死刑全書』
『図説 児童虐待全書』
『図説 自殺全書』
『図説 乳房全書』
『図説 毛全書』
『図説 ハエ全書』
『図説 動物兵士全書』
『図説 決闘全書』
『幼き殺人者全書』
『図説 世界三面記事全書』
『図説 排泄全書』


 都市伝説の生まれかた


あるブティックの試着室にはいった女性が、こつぜんと消えてしまう。
神隠しか。いや、どうやら誘拐され、その身や臓器を売り飛ばされてしまっているらしい……。

そんな話を耳にしたことがあるかもしれません。
各地でいろいろなバリエーションが広まっている、いわゆる”都市伝説”なのですが、いちばん有名なのがフランスの「オルレアン」の事例。

本書は綿密な調査をとおして、うわさが”神話化”していく力学をあばく、社会学の本です。
ほんとうは何も起こっていないのに、さまざまな層を惹きつけて爆発的に広まっていくのはなぜか。
学問的な手つきだけでなく、ときには”調査者の主観”さえ用いて、このうわさの「根源的な魅力」にアプローチしています。これぞフィールドワーク。

綾辻行人さんの『人間じゃない』という短編集でも援用されている、うわさ研究・都市伝説分析の名著。

 フリークス

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本10冊とはべつに、いっこだけ映像作品を。
見世物小屋の舞台裏を描いた、白黒映画です。

シャム双生児や、小人、小頭症、下半身欠損などの俳優たちが出演しています。
はじめて見たときは「CGかな?」と思ってしまったくらい。ストーリーもちょっと悪辣で、こういう映画が存在していることが驚きでした。
1932年の作品です。当時でもかなり物議をかもしたそうです。

観てはいけない映画の代表。
ただ、マイノリティに対してひたすらフタをしていく方向っていうのもなんだか違うと私は感じていて。
目をそらすよりは、目を向けていきたいな、と想っています。

 戦後SF最大の奇書


無念の死をとげた男がある日、墓場からよみがえる!
その復讐心はとどまるところを知らず、東京じゅうを殺戮の恐怖におとしいれる!
彼は、アルコール類を採ると身体が巨大にふくれあがる醗酵人間――別名、ヨーグルト・マンなのだ!

……こんな感じで、トンデモなストーリーがノンストップで展開していくのが、「戦後SF最大の奇書」の異名をもつ『醗酵人間』
銀幕やキャバレーなど、レトロ感たっぷり。古き良きモノクロの特撮映画を観ているみたいです。
怪人の出自や被害者の背景などもこまかく設定されていて、濃厚なエンターテイメント。

発表は1958年。原本はとても希少でほとんど幻の書なのですが、↑「ミステリ珍本全集」に収録されたことで誰もが読めるようになりました。
「醗酵人間」のほか、「改造人間」「台風圏の男」と「短編傑作選」も収録しています。

俺か? 俺は醗酵人間だ。
(中略)
醗酵性の液体とか植物、鉱物の類を口中に投ずれば、たちまち悪の芽が醗酵を起こし、身体中が悪事をしたい、人をなぶり殺しにしたい衝動でふくれ上がるのだ! 判ったか!
「九里魔五郎氏の誕生」より


どうだ、判ったかっ!

 読んじゃダメ、ゼッタイ。


あまりの衝撃に「絶対読んじゃダメ!」と言いたくなるくらい。
フィクションですが、いわゆる小説とはちょっと違う形式です。
手記などで進んでいく、映画でいう”フェイク・ドキュメンタリー”風味。

事前の知識なく読むのが理想ですが、ちょっとだけレビューをしてしまうと。
主人公は、デイケアの現場で老人医療にたずさわる医師です。
彼が、介護者の負担軽減と、なにより患者本人のQOL(人生の質)向上のために開発したのは……「Aケア」。
動かなくなった腕や足を切断してしまう療法です。

というと、ひどい、って感じるかもですが、麻痺して重たいだけの身体をとりのぞかれた患者は笑顔で感謝したりもしているのね。
なかには、江戸川乱歩の『芋虫』のように、両手両足を「ケア」された患者さんもいて。彼の”人生”もちゃんと良くなっているようにみえたり……なんだか、考えさせられるシーンが多い。

語り手を編集者に変えて展開する後半は、それまでの世界がひっくりかえります。
読んじゃダメ、ゼッタイ。
(私信。まさに衝撃の1冊でした>< 徹夜本!)

 変態ホラーワールド



かわいい表紙にダマされてはいけない。
この娘々(ニャンニャン)以外は、ジジイとババアと妖怪と変態しか出てこないのだから……。

漫☆画太郎先生の伝説のギャグマンガです。
妖怪に襲われた村を助けるため……いえ、あらすじを紹介してもイミがないかもこれは(笑)。

流血をともなうツッコミの迫力!
伝奇から秘密結社ものへの超展開!
脈絡カンケーなく出てくるバアさんの群れ!
はうあ! ぶべら! ズコー!

そんな感じ。
”満月の夜にハエ殺し機に変身する赤飯”を大家さんが差しいれてくれる物語「ばばあのちえぶくろ」(どんな話だw)は必読。なにか、常ならざる世界への扉がひらきます。
漫☆画太郎大先生の「変態ホラーワールド」へようこそ♪
(私信。読みました! はうあっ!)

 取扱い注意


ラストは岡本太郎さんの本を。
世界と、そして己と戦いつづけたアーティストが、真に生きるとはどういうことかを問う。

生きる――それは本来、無目的で、非合理だ。

ほとんどの現代人は己の存在のなかの芸術家を圧殺している。

芸術は呪術である。
ともに「第4章 あなたは常識人間を捨てられるか」より


迷ったら危険な道をとれ。挑め。みずからを殺せ……。
ひとたび本書に”感染”してしまったら、もう、読む前の自分には戻れなくなってしまう。

あなたのなかにある”芸術家”を目覚めさせる、魂の書。
取扱い注意! です。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a

(冒頭の写真は調布市深大寺の鬼太郎茶屋です)

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カテゴリ:読書術





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2019年06月27日

ぜんぶAIが決めてくれる世界ってどう思う?〜人工知能社会での「選択」と「自由」を考える本10冊


今日のなぞなぞ
「決めたい? それとも決めてほしい?」

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AIは私たちが「統計的存在」であることを突きつけてくる。

”これがほしいんでしょ?”とアルゴリズムが提示してくるものは、
じっさい私の好みにとても合っていて。
喜んで受けいれていいのか、それとも立ちどまるべきなのか、あやふやな気持ちにさせる。


進路もパートナーも、着るものも食べるものも、観る、聴く、読むものも。

自分の歩く道は自分で決めたい。
そうも思う。

一方で。
すべて人工知能が最適化してくれるのならば、
ちっぽけな頭で考えるよりずっと合理的で幸せな未来を、私たちは歩むことができるかもしれない。


ぜんぶ、機械が決めてくれる世界。
これって、どうなの?



以前の記事(「PSYCHO-PASS(サイコパス)」はノベライズから先に読んでもいいかもしれない)で扱ったテーマですが、もはや物語のなかだけの話じゃなくなってきている感触です。


今日は、”人工知能がすみずみまで浸透していく社会”を生きるうえで、指針となる10冊をレビューしていきます。

決めるのと決めてもらうのはどちらが幸せなのか。
なにを根拠に、人はそれを選ぶのか。
あなたが決めたことは本当に「あなたの選択」といえるのか。

目に見えるものが真実とはかぎらない!(コンフィデンスマンJP風に)


唯一の正解があるテーマなわけではないので、フィクション作品もまじえつつ。
未来を生きるための10冊をど〜ぞ〜♪



 フィルターバブル


検索結果やショップの画面はひとりひとりに「パーソナライズ」されている。
この最適化によって、自分と関係の薄い情報がどんどん見えなくなっていく構造が「フィルターバブル」。

Google、Netflix、Facebook……。
それぞれのサービスが行なっているフィルタリングを紹介しつつ、パーソナライゼーションは今後さらに強力になっていくと予測。
気づかないうちに思考がかたよってしまう可能性や、政治的な意図で利用されてしまう(されている)リスクにも言及しています。

たとえコンピューターの前から離れてもフィルターバブルが消えない時代に入りつつある。
「第七章 望まれるモノを――望むと望まざるとにかかわらず」より


行きつく先は「楽園」なのか「タコツボ」なのか。
末尾の佐々木俊尚さんの解説もふくめ、考えさせられる1冊。

 新たな検索ワードを手に入れる旅


グーグルは、あなたが知りたいであろうことさえ予測する。
与えられた検索ワード=他者が規定してきた<私>を裏切るために、東浩紀さんが提示する処方箋は、身体の移動……つまり「旅」です。

というと、ネットを捨てろみたいな話に聴こえるかもしれませんが、本書の主張はまったく逆。
その場にとどまっていては考えることもなかった、”新たな言葉”を検索窓に打ちこむための「旅」。

台湾、インド、福島、アウシュヴィッツ、チェルノブイリ、韓国、バンコク、東京……。
各地をめぐりながら思索をつづる、旅行エッセイです。

↑冒頭であげた、”統計的存在であることの切なさ”に対して、力強い反論がありました。

統計からわかることは、もし何回も何回も人生を生きることができるとしたら、確率的にその選択がもっとも利益が大きいよ、という話でしかありません。一回かぎりの「この人生」については、統計はなにも教えてくれないのです。標準とは統計の操作によって現れるものでしかなく、本当はそのとおりの人生を生きているひとなどひとりもいません。
「7 老いに抵抗する 東京」より(太字は原文ママ)


 「選択」と私たちの絶妙な関係


選択にまつわる人間のふるまいについて、実証的なデータを示しつつさまざまな角度から論じていく。
一般に、なにかを自由に選べるのは良いことだと思えるけど、本書の研究をみていくと、そう単純に一刀両断できないことにも気づきます。

たとえば結婚相手を自分で選べない「取り決め婚」だと、相手への恋愛感情が徐々にあがっていく傾向がある、など(「恋愛婚」だと逆に低下していく)。
じゃあ選択を手放せばいい、みたいな話ではもちろんなくて。裁量権を持ちつづけることが心身の健康や意欲につながる……といった事例もあります。

著者自身も「選択の力」を信じていて、選択は「芸術である」という。
なにかを決めながら生きているすべてのひとに。
ハッとさせられる指摘が満載の良書。

 自由からの逃走


『選択の科学』でも紹介されている、古典的名著です。
近代に確立した<個人>や<自我>が得た「自由」は、”孤独”とふかく結びついている。
この不安にたえかねて、人はみずから自由を捨て、服従へと「逃走」する。
含蓄のあるカッコイイ金言がたっぷりでオススメですv

(マゾヒズム的倒錯で)しばしば求められるのは現実の苦しみや苦痛ではなく、肉体を縛られたり、助けて貰えない弱い状況におかれることによっておこる興奮や満足である。
(中略)
幼児のように取りあつかわれ、話しかけられ、あるいはさまざまの方法で叱責をうけ、はずかしめられることによって、「精神的に」弱くされることである。
「第五章 逃避のメカニズム」より


……なっ。緊縛&赤ちゃんプレイ(*ノωノ)
(どこを引用しているんだ私は(笑))

本書では宗教改革やナチズムの例をあげていますが、”逃走先”となる対象はなんでもありうる、とフロムは言い切っています。
神でも恋人でもアイドルでも、会社でも政府でも、たとえ人工知能でも……なんに対してもひたすら身をゆだねてしまう性質が、私たちのなかにはある。

 理由なんてない。決まっているからそうするだけ


……。
なんでいきなりイスラム?

えっと、イスラム教って、とてもこまかな戒律があって守らなきゃいけないじゃんね。
でも「守らなきゃいけない理由」はとくにない。
豚を食べちゃいけないのも、毎日5回祈らなきゃいけないのも、神がそう言ってるから従うだけ。
人間が”神の考え”を理解しようなんて、おこがましいわけだ。

↑で紹介した『選択の科学』では、こういった制約こそがうつ病を遠ざけるという驚きのデータが出ていました。

原理主義に分類された宗教の信徒は、他の分類に比べて、宗教により大きな希望を求め、逆境により楽観的に向き合い、鬱病にかかっている割合も低かったのだ。
(中略)
制約は必ずしも自己決定感を損なわず、思考と行動の自由は必ずしも自己決定感を高めるわけではない。
『選択の科学』「第2講 集団のためか、個人のためか」より


気になったので、入門書であらためてイスラムの世界にふれてみました。
移民のフィールドワークの経験から、イスラムを通してヨーロッパ全体を見渡す。
中東情勢のお話もあります。

イスラム教徒に対する誤解や偏見をていねいにほどこうとする語り口に好感v
読みやすい文章で、現場があざやかにみえてくる良書です。

近代以降の西洋社会が、神から離れることで人間が自由を得ていくと考えたこととは、まったく、違う考え方です。イスラムは、神とともにあることによって自由を得るのです。
『となりのイスラム』「第5章 ほんとはやさしいイスラム教徒」より


 「主体性」がなくなる怖さ


「ビック・ブラザー」率いる党が人々を支配する、全体主義を描いたディストピア小説です。
ニュースも歴史も都合のいいように改変され。
”裏切り者”がいないかどうか、互いが互いを監視する……。

反体制を象徴する人物をひたすら罵る「二分間憎悪」
みなにおなじ動きを強制する「一斉体操」
なにかに疑問を持つ気持ちを封じる「二重思考」

など、支配を維持する仕組みがたくさん出てきます。
なかでもいちばん怖いのは、党が「ニュースピーク」という公用語を開発し普及させようとしている点。

ニュースピークの語彙はわずかであり、さらにそれを削減する新たな方法が絶えず考案されていた。
(中略)
選択範囲が狭まれば狭まるほど、何かを熟考しようとする誘惑が小さくなるからである。
「附録 ニュースピークの諸原理」より


自由という言葉が辞書から消えてしまえば、人は自由という「概念」に想いを馳せることができなくなる。
この小説に人工知能が登場するわけではないけれど、今日のテーマととてもつながりの深い物語。

 ほんとうに「あなたの選択」なのか?


『一九八四年』は主体性がなくなっていく怖さを描いていましたが。
ここですこし切り返して”主体性ってほんとにあるの?”という視点へ。
本書は脳がいかに「自動操縦」によって動いているかを、神経科学者が解きあかしていきます。

Jで始まる名前の人はJで始まる名前の人と結婚する可能性が高い。
・車線変更の後ではハンドルを”逆方向に切っているはず”なのに、言われるまで人はそれに気づかない
・右手と左手がべつべつの”意思”を持って動く「他人の手症候群」
・身体を動かそうと意識するよりはるか前に、ひとりでに意思決定をしている脳……。

指を上げるという素晴らしいアイディアが生まれたというニュースを私たちが受け取る前に、脳は裏で始動している――神経の連合を築き、行動を計画し、計画を採決する――ようだ。
「第6章 非難に値するかどうかを問うことが、なぜ的外れなのか」より


犯罪行為の”責任”をどう扱うのか、という難しい問題にもアプローチしています。

私たちはみな、自分でなにかを決めたと”思いこんでいるだけ”のNPC(※)なのかも。
信じていた世界がひっくり返る衝撃の1冊。

※ ノン・プレイヤー・キャラクター。ゲームで、人ではなくコンピューターが操作しているキャラクターのこと。

 9Sは2Bを愛しているか?

ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション - PS4
スクウェア・エニックス (2019-02-21)
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本10冊といいながらも、いっこだけゲームソフトを。
アクションRPGです。

舞台は「機械生命体」が支配する荒廃した地球。
人類がつくったアンドロイド兵士による「ヨルハ部隊」は、地球を取りもどすため、今日も戦いに明け暮れる……。

登場するのは機械ばかりなのですが、この機械たちの「心」がとてもこまかく描かれています。

愛する者のために美しさを求める歌姫。
哲学書を読み、平和を願うロボット。
仲間を失い、狂気のなか復讐を誓うアンドロイド。

ものすごく感情をゆさぶられるストーリーです。
……感情?
データとアルゴリズムで動いている機械たちのお話なので、彼らが悲しんでいるように「見える」だけなのだけど……。
そういえば人間だって、なかでなに起きているかぜんぜん解明されていない「脳」ガアヤツル自動人形ダッタヨネ……。

物語、映像、音楽、すべてが美しすぎる名作♪

 アンドロイドは電気羊の夢を見るか?


脱走した8人のアンドロイドを狩るバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)が主人公。
生き物がとても希少で、高価な本物の動物を飼うことが一種のステータスとなっている独特な世界です。
生き物を養うことは、感情移入できる=人間であることの証。

あらゆる感情を体験させてくれる「情調(ムード)オルガン」
坂をのぼる老人のビジョンを通して、他人との一体感を得る「共感(エンパシー)ボックス」

など、小道具も凝っていて、主人公をはじめ人間たちがほとんど強迫的に「人間らしさ」を求めているのが奇妙です。
まるで”私は人間だ”と証明しつづけなくてはならないような……。

目の前の相手は人かアンドロイドか、みたいなスリリングな面白さもあるのですが、SFであると同時にかなり”文学”していて、後半〜終盤はめちゃ読みごたえがあります。
あらゆるSFや、ほかのジャンルにも多大な影響を与えつづけている不朽の名作v

 スーパーインテリジェンス


超絶知能(スーパーインテリジェンス)が誕生したら、我々はそれをどうコントロールできるか。
ここでいうスーパーインテリジェンスは……

ありとあらゆる関わりにおいて人間の認知パフォーマンスをはるかに超える知能
「第2章 スーパーインテリジェンスへの道程」より


で、究極的には……

人間の知能がゾウやイルカやチンパンジーの知能よりも質的にすぐれているのと少なくとも同程度に、人間の知能よりも質的にすぐれている
「第3章 スーパーインテリジェンスの形態」より


くらいの、人類とはまったく異質なレベルの知性のことです。
本書は、いわゆるマシンAIだけでなく

全脳エミュレーション(人の脳を模倣するソフトウェア)
生物学的認知エンハンスメント(知能の高い遺伝子を何世代もかけあわせる)
ブレインコンピュータ・インタフェース(人間の脳とマシンの直結)
巨大知(人やコンピュータネットワーク全体による集合知)

などの方法で知能爆発が生まれる可能性も考慮しています。
スーパーインテリジェンスは”人類に害をなす”こともありうるので、じゃあどう制御していけばいいのか、が主題。


この本は小説ではないけれど、あえてたとえるならば、”起こっていないかもしれない事件”に対して、あらゆる可能性を検討し推理をかさねるミステリ、みたいな味わいかな。

仮定のうえの仮定の議論なので、ある意味ではとてつもない空中戦。
だけど、かりに超絶知能が実現したなら、ほかのどんなことより優先して対応しなくちゃならない問題だし、起こってから考えるのでは遅すぎる。

ひろく科学の知識がある方は、めっちゃ面白く読めると思いますv
(告白すると、私にはじゃっかんハードルが高めでした><; でもがんばった)

「人類全体の未来」を他人ごとだと思わない感性をお持ちなら、読むべし('◇')ゞ




ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a

(冒頭の写真は埼玉県のムーミンバレーパークのエントランスです)

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最近読んだ「幸せについて考える」本10冊〜三大幸福論を中心に〜



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2019年05月30日

心の時代を生きるための本10冊


今日のなぞなぞ
「ココロの時代を生きるために読んでおきたい本は?」

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僕らが手にしている富は見えないよ

もしも彼らが君の何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ 返して貰うまでもない筈

――椎名林檎「ありあまる富」

(※ SeesaaブログはJASRACと著作権にまつわる許諾契約を締結しているため、JASRAC管理楽曲の歌詞を引用することができます。関連記事:解禁! SeesaaブログでJASRAC(ジャスラック)管理楽曲の歌詞掲載が可能に♪


モノの豊かさを追求した時代が終わりをむかえ、
令和は”心の時代”、”精神の時代”になっていく。

そんな声をあちこちで耳にするようになりました。



今日は最近乱読したなかから、「心の時代を生きる」ための10冊をレビューしていきます。
宗教やスピリチュアル系の本を多めにピックアップしました。

……ニガテな方はすみません><;

私もとくに特定の教えにコミットメントしているわけではないのですが。
さまざまな”世界の観方”をダイレクトに伝えてくれるこれらの分野の本を読むのはわりと好きだったりします。


宗教や精神世界に対するリテラシーが大切な時代になる。
といったら、ちょっといきなりすぎるかな?

でも。
国際的にみれば、なにかを信仰していたり、なにかに帰依している人口が圧倒的に多いわけだし。
それぞれのひとが信じているものを肯定できたり、いろんな信条に共感できるメンタリティは、あってぜんぜんいいと私は想いますv

目に見えないセカイの豊かさを知らないまま生きるというのも、なんだかもったいないものね。


とはいえ何でもいいわけではもちろんなくて。
たとえば↓で取りあげるひろさちやさんの『世界の宗教/宗教の世界』では、

「ホンモノ宗教」
「ニセモノ宗教」
「インチキ宗教」
「オドカシ宗教」

を明確に区別しています。

たしかなリテラシーを身につけるために。

いっぱい
本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というわけで。知れば知るほど奥深い、
新時代の基礎教養ともいうべき10冊をど〜ぞ〜♪



 究極の1冊

タントラへの道―精神の物質主義を断ち切って
チョギャム・トゥルンパ
めるくまーる
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……ついに読んだ、究極の1冊。
すでに絶版で非常に手にはいりにくい本です。
私はある文学館の書庫に通いつめて読破しました。

チベット仏教の高僧が、悟りへの内的な道のりを、とんでもないくらい緻密な言葉で表現していくものすごい秘伝書。
とくにフォーカスされているのは「精神の物質主義」についてです。「エゴ」は精神的な教えさえも利用して、我々を脇道に迷わせようとする……。

せっかくレアな書物なので、私があれこれレビューするよりも引用ラッシュでいきますね。

目覚めた心の状態とは築き上げられるものではなく、むしろそれを妨げている混乱を焼きすつくすことに関わってくる。
(中略)
もしそれ以外の方法をとるならば、目覚めた心の状態は因果の関係に依存する産物となり、したがって死滅する可能性をもつ。
「序章」より


ひとつの精神的な教えを、私たちは本当に味わい、噛みくだき、すっかり飲みこんだだろうか? それとも、ますますふくれあがる巨大なコレクションの一部につけ加えただけだろうか?
「精神の物質主義」より


私たちが、何かを貴重なもの、非凡なものと見なすとき、その何かは自分から切り離される。
「自己欺瞞」より


あと、妙に好きなのが↓以下のセリフ。
ナロパさんという指導者が、献上された金粉をばらまき捨てておっしゃった一言。

「なぜわしに黄金がいるものか? 全世界がわしにとって黄金だ!」
「グル」より


……なんかちょっとマンガっぽい( *´艸`)
洋書版↓なら入手しやすいので、英語が読める方はぜひ。

Cutting Through Spiritual Materialism (Shambhala Classics)
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 脳科学


脳の左半球が壊れてしまった脳科学者、ジル・ボルト・テイラー博士の回復の記録です。
脳卒中がジルを襲った朝のシーンは必読。

すべてのものごとのまとまりや境界が溶けてしまい、「たすけをよばなきゃ」と思った次の瞬間には、自分がなにをしようと考えていたのかわからなくなる。
時間のつながりは失われ、今この一瞬だけの存在になる。
一方で、意識はとても幸福を感じていて、「悟りの感覚」と表現されています。

もちろん自伝だけでなく、脳科学者としての視点もたっぷり。
科学と心の領域に橋をかける、奇跡がつまった1冊。

 宗教学


これ、めっちゃオススメですv
ユダヤ教、キスリト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、儒教・道教、神道。
世界の代表的な宗教の成り立ちや概要をわかりやすく解説してくれます。
しかもそれだけじゃなくて。

人間
民族・国家
信じる
彼岸と此岸
言葉
欲望
「公」と「私」
死後の世界


について、それぞれの宗教がどんなふうに考えているかも概説。
教科書的な記述ではなく、ひろさちやさんの語り口なので読みやすい♪
あらためて学んでみると、有名な宗教に対しても、たくさんの想い違いをしていたことに私は気づかれされました。
誤解がとけ理解が深まる、宗教学の講義をみっちり受けた気分になれる良書。

 


あんさんぶるスターズ!、ジャニーズ、ディズニー、宝塚、乃木坂46。同人誌、若手俳優、地下声優、韓流、V系、ホスト、マッサージ、人形、歌舞伎、フィギィアスケート……。
あらゆるオタク活動の「浪費」話を集めた画期的な1冊です。
わかるひとはうなずきすぎて首が折れそうなほど、共感できるエピソードが満載。

それは単なる物欲ではぜんぜんなくて。むしろ”モノの所有”とは対極にあるスタイルだと思う。愛。
ハマればハマるほど、さらにハマりこんでしまう、至福の”沼”(※)のセカイへようこそ(゚Д゚;)

※ 抜け出せないくらい何かにどっぷりとハマること。沼落ち。

私たちがお金で買っているものは、モノや体験以上に「幸福」なのだと思います。
「はじめに」より


続編↓も出ています。



 瞑想


ヴィパッサナー瞑想は、ものごとをあるがままにみる/感じる瞑想法。
本書はヴィパッサナー瞑想の指導者、ゴエンカさんの教えをまとめています。
釈迦の言葉をかみくだいて説明してくれたり、瞑想ちゅうの内的な感覚がこまかな文章で表現されていて参考になる。

あるとき、全身に非常に微細で均一な感覚が起こり、それが生まれては消えてゆくのに気づくようになる。その感覚の誕生と消滅はあまりにも速く、まるで波動の流れのように、全身を電気が流れるように感じるだろう。
「第9章 ゴール」より


こんな感じですごく緻密。
でもこういった特別な感覚を味わうのが瞑想の目的じゃないよ、と先まわりして注意してくれていたり、とても親切。
瞑想のおともに、指針として、ひろくオススメできる1冊です。
(私信。良い本を教えてくださってありがとうございます♪)

ちなみに、ヴィパッサナー瞑想は、冒頭にあげた『タントラへの道』でもつよく推奨されていました。

 ホ・オポノポノ


「ホ・オポノポノ」はハワイに伝わる”問題解決のメソッド”。
あなたがすべきなのは「記憶」をクリーニングすることだけ……といっても、べつに記憶喪失になれという話ではなく。
ここでいう記憶は鉱物などモノもふくめた万物が宿しているメモリーのこと。

ウニヒピリ(潜在意識)に”再生”された「記憶」をクリーニングすることで、人はディヴィニティ(神聖な存在)からインスピレーションを受けることができる。


「ホ・オポノポノ」で”記憶の再生”を担う役割を持つ、内なる自分・インナーチャイルド・潜在意識。それが「ウニヒピリ」。
ありがとう、ごめんね、ゆるしてね、愛しています、の4つの言葉でウニヒピリをいたわればゼロの状態になり、アウマクア(超意識)と大いなる存在がつながるようになる。

↑の『ホ・オポノポノの教え』とどちらから読んでもOKですし、片っぽだけでも大丈夫。
より体系的なのは『ホ・オポノポノの教え』、実践的なのは『ウニヒピリ』という感じかな。独特で面白い世界観v

 神秘


せっかくこの流れなので、シュタイナーも読んでみました。
本書は「超感覚的世界」(高次元とか、アストラル界とか、霊界とか、そういうヤツね)を知覚することは”誰にでもできる”と説く。

今日紹介したどの本よりも突き抜けています。完全に神秘のセカイ。
ひととおり読みましたが……わ、わからない><;
いえ、もちろん文章の意味は理解できるのですが。
文意をなぞったからどうという本ではこれはない。

たとえ何度再読したところで「内的な体験」がともなっていないと、たぶんどうにもならないかも。
もしこの本をうなずきながらスラスラ読める方がいたらレクチャーしていただきたいです><

こういう、「今の自分のレベルじゃさっぱりわからない本」があるっていうのは、なんだか嬉しいですねv
いくらでも知らないものがあふれているこの世界、素敵♪

 スピリチュアル論


宗教やスピリチュアルの本が続いてしまったのでカウンターパンチ的に。
「スピリチュアルにはハマらないタイプ」の香山リカさんが、批判的なスタンスでスピリチュアルブームをふりかえっていく。

霊、前世、魂、オーラ。かつてはオカルトの領域だったものが、おおっぴらに明るく語られるようになり。既存の宗教でなく、いきなり新興宗教やスピリチュアルに関わっていく……。
江原啓之さんがブームだった頃の本ですが、しっかり現在にも通じるスピリチュアル論が展開されています。

 こころの時代

「こころの時代」解体新書
香山 リカ
創出版
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もう1冊、香山リカさんを。
心の専門家が「こころの時代」を読み解く……おぉ、タイムリー! といいたいところなのですが、じつは本書は2000年に出版された本です。
しかも本書の「はじめに」では、こころの時代がはじまって久しいけれど……みたいなことが書かれています。
バブル崩壊後、この国はずっと「ココロの時代キター!」って言い続けているのかも?

当時の時事ネタを材料に、時代の”精神分析”をしていく。
テレビや雑誌でも発言してらっしゃる立場から、マスメディアのあり方についても多く筆をさいています。
疑似科学などにハマってしまいがちな日本の精神性を↓のように指摘。

「今ある現実はウソだ」と「あなたの本当の世界は別のところにある」というふたつの強烈なメッセージがあり、さらにその別の世界がマニアックに構築されていること。その必須条件がそろっていれば、そこにハマってくる人は必ずいるはずなのだ。
「洗脳/感応/同調は違うモノ?」より


↓続編も出ています♪

「こころの時代」解体新書〈2〉
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創出版
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 さよなら平成


舞台は、人々が手軽に安楽死を選べるようになったパラレルワールドの日本。
主人公(語り手)は、時代を象徴する文化人である平成(ひとなり)くんの恋人です。
彼から「安楽死を考えている」と打ち明けられた「私」の物語。

バーキン。UBER。森ビル。グーグルホーム……。
過剰なくらい固有名詞に満ちていて、ものすごくユニークな小説です。『なんとなく、クリスタル』(※)をほうふつとさせる、というか、たぶん意識している気がします。
どちらも芥川賞候補にノミネートされていますし、「読み比べてね♪」といわんばかり。

※ 1980年発表の、田中康夫さんの小説。作中には固有のブランド名が散りばめられていて、バブル時代を象徴する作品といわれています。

熱海の海で平成くんが、死にたい理由を告げたときのセリフが印象的でした。

「僕にもうこれ以上、欲をもたせないでよ」


ちょっとネタバレをしてしまうと。
改元後を描いたラストシーンでは、平成くんは生きているとも死んでいるともわからない終わり方になっています。
令和の時代、”平成にうまれたもの”たちはどう捉えられていくのだろう。
時代の境い目を描いた、まさに今読みたい1冊。




ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a

(冒頭の写真は小田原フラワーガーデンで撮ったアリウム・グローブマスターです)

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2019年01月18日

ニートが読むべき12(プラス9)冊


今日のなぞなぞ
「ニート(NEET)が読んでおきたい21冊は?」



「ニートが読むべき12(プラス9)冊」をまとめました。
↓ブックリストは↑『ニートの歩き方』で著者のpha(ファ)さんが「ニートのためのブックガイド」として挙げている12冊と、本文のなかで紹介している9冊です。
(短いレビューはこのブログのオリジナルです)

本書は”プロのニート”とも呼べるphaさんによるニート案内……と言えばいいのかな。
暮らし方や心構えなどをゆる〜く、だる〜い感じで語っています。


ニート(NEET)とは……
働いたり学校に通ったりしておらず、職業訓練中でもない(15〜34歳の)人のこと(Not in education, employment or training)。
日本ではスラング的に様々な意味あいが付与されています。


本書は定職やお金がなくても愉快に暮らせることを訴えていて、
「いくらでも時間が潰せてヤバい」趣味として、インターネットと読書を推奨しています。
phaさんは言います。

ニートにはできるだけ本を読むことを勧めたい。本を読むのって大事だ。一つは、それはいろんなことを考える力を付ける基礎になるから。本の中にはいろんな人間のいろんな思考が渦巻いていて、しかもインターネットよりも密度が濃い。

「第3章 ニートの暮らしかた――ネット時代の節約生活法」より


ピックアップされているのはよい本ばかりで、読書案内としても良質な1冊です。
名作漫画・小説や、このブログでもよく扱っているマネーリテラシーの本も多数。

関連記事:
なぜお金を稼ぐのか?
最近読んだ「金融を学べる」本10冊
最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために



ニートでも、そうでなくても読んでおきたい21冊をど〜ぞ〜♪




ニートが読むべき12(プラス9)冊


(INDEX)
 「ニートのためのブックガイド」
 本文中に登場する本


「ニートのためのブックガイド」


 1.


映画化・テレビドラマ化もされた、闇金融業を描いた名作漫画。

 2.


壮絶な経験から語られる、ほんとうに大切なお金の哲学。

 3.


当事者や家族のために、精神論でなく実務的な支援方法を紹介。

 4.


架空の人物との対話を通して人生の意味を問う哲学書。

 5.


作家橋本治さんがこの世のあらゆる悩みに答える人生相談本。

 6.


老若男女の死に際を蒐集した異色の百科事典。

 7.


資本主義社会でとにかく安くスローライフを送るための指南書。

 8.


素人の乱(※)の松本哉代表が、お金がなくても楽しく生きる方法を伝授する。

※ 高円寺にあるリサイクルショップ。様々なテーマのデモや運動を展開している。

 9.


SNS時代の情報受容&発信を考えるネットリテラシー本。

 10.


社会学に足を踏み入れる際の必須テキストともいえるロングセラー。

 11.


テレビでおなじみの池上彰さんが現代史をわかりやすく講義。

 12.


経済の学説を思想的立場からマッピングしていく入門書。


本文中に登場する本


 1.


ホームレス達の生き方を通して”どんなふうにでも生きていける”この社会をあきらかにする。
(おなじく坂口恭平さんの↓『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』もあわせて紹介されています)



 2.


素性のわからない居候たちが集う、中島らもさんの家を題材にした自伝的小説。

 3.


ほとんど何も起こらないのにイッキ読みしてしまう名作小説。

 4.


少女よつばのキラキラした日常を描く名作漫画。

 5.


ストーリーも素敵なボーイズラブ&グルメ漫画。

 6.


140巻を越えてなお続く、アニメ化・ドラマ化もされた長寿グルメ漫画。

 7.


必ず一定数のサボリアリが存在する、働きアリ達のメカニズムを解説する生物学の本。

 8.


生物学の考察から人間の自我に議論を敷衍させる刺激的評論。
(「真木悠介」は↑で出てきた『社会学入門』の見田宗介先生の別名義です)

 9.


オープンソース(※)開発の手法を評価し分析した、ソフトウェア開発者のバイブル。

※ 制作物や制作過程を公開して多数の有志でソフトウェア等を開発していくスタイル。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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