
「デビュー直前&直後」の漫画家・作家が読んでおきたい5冊をまとめました。
以前の記事……
「マンガのストーリー・ネーム」の作り方を学ぶ本5冊(作画以外!)
マンガ・シナリオ・小説の「キャラクターの作り方」を学ぶ本5冊
では技術的な指南がメインでしたが、今回は”原稿の外”でのお話です。
マンガ家以外にも小説家、脚本家などのクリエーターさんにも参考になる本を集めました。
継続力。”描けないor描かない”を脱するメンタル。出版契約。担当の編集者さんとのつきあいかた……など。デビュー目前、あるいはデビューしたばかりの時期に知っておきたいことがたっぷり書かれた貴重な本たち。
以前の記事(小説の新人賞を受賞しました〜電撃文庫・メディアワークス文庫・電撃の新文芸とは?、私、姉崎あきかの作家デビュー作『夏空と永遠の先で、君と恋の続きを』が発売しました。PV動画、特設サイトも公開中です)でお伝えしたように、私もデビュー直後の小説家のひとり。
おなじくらいのステージにいる作家さん、作家志望者さん、一緒にがんばりましょうv
”創作技術以外”のところでつまずいていてはもったいない。
あなたの総合的な漫画家力・作家力を引き上げてくれる5冊をど〜ぞ♪
マンガで食えない人の壁
漫画家支援団体のトキワ荘プロジェクトが13人のプロ漫画家や原作者、講師等にインタビューし、”マンガ雑誌の「連載作家」になる”ための秘訣をさぐっていきます。
・量をこなすことの重要性
・ダメ出しされた部分は、原因がそこにないことも多い
・あなたのやりたいことはちゃんと伝わっているか
・ネームの作成期間でも完成原稿を作る意識を
……などなど、とことん実践的。
マンガを描きはじめたばかりの初心者でも楽しく読める内容ですが、本書はもうすこし”先”の読者を想定しています。
賞を受賞した。あるいは持ち込みをして担当編集者さんがついた。読み切りが掲載されたことはあるけれど、なかなか連載を取れずに足踏みしている……そんな方々。
幅広い志望者を対象とした入門書はたくさんありますが、このレベルの描き手をメインターゲットにした本はあまりない。とても貴重な内容です。
とにかく情報量が多く、一度読んだだけでは消化しきれないほど。
何度でも、つまずきそうになるたびに読み返したい1冊ですv
読者ハ読ムナ(笑)
こちらも漫画家さん向け。
新人アシスタントになってプロに弟子入りする……という体裁で、漫画家に必要なものをどんどん学んでいけるすごい本。
・会話(ネームではなく、実際の人と人とのコミュニケーションです)が大事
・自分と自分の作品を切り離す
・あらゆることに「なんで?」と問え
・連載の決まり方
・漫画は言語化である
など、大切なことを現場感覚たっぷりに伝授。
個人的にものすごくありがたかったのが↓以下の教えです。
新人の唯一の武器は、質問することなんだよ。「一、漫画家になりたいなら会話できんとさ!」より
ダメ出しされた内容の掘り下げ、提案されたことの意図について、そのほか世間話でもなんでも。怖がらず、いくらでも編集者さんに訊いてしまえ!
どうしても遠慮がちになってしまう新人時代の作家にとって、これほど勇気をいただける言葉はありません><
「うしおととら」や「からくりサーカス」の藤田和日郎さんの著作ですが、コミックではなく文字の本です。ひたすら内容の濃い1冊。オススメ。
作家 超サバイバル術!
うって変わって、こちらは小説家さん向け。
3人の作家さんが赤裸々に思うところを語りつくします。
1 作家と新人賞/2 作家とおカネ/3 作家と映像化/4 作家と執筆スタイル/5 作家と編集者/6 作家とインプット/7 作家とSNS/8 作家と戦略/9 作家と文学賞/10 作家と営業/特別鼎談
こうして章のタイトルを並べただけで、もう読みたくてたまらなくなっているあなたがいるはず。
以前の記事↓で紹介してきたように、世にある指南本は9割以上が”デビュー前”の作家志望者をターゲットにしています。
【ワナビ】作家志望者が読まなければいけない「小説の書き方」本10冊【公募】
最近読んだ「小説の書き方」本10冊〜文章力をめきめきアップさせるために
本書のような”デビュー後”の話ばかりをしている本はとっても貴重。
どのテーマに対しても3人それぞれ違うスタンスがあって面白い。
”書店営業は勝手にするな””エゴサーチして闇落ちするな”……など、デビュー後にこそ役に立つアドバイスがたっぷりでオススメです。
小説家になって億を稼ごう
こちらも小説家向け。
タイトルだけみると書きはじめたばかりの初心者に夢を与えてくれるような本にも思えます。が、中身は意外と”デビュー直前・直後”の書き手に向けた内容です。もちろんお金の話だけではありません。
ゲラ校閲作業のコツ、出版契約、開業届や確定申告。
編集者との付き合い方、映像化、テレビ出演……。
いわゆる「小説の書き方」の指導もあるのですが、前半のごく一部のみ。
あとはひたすら原稿の外、”創作技術以外”を指南してくれて、この時期の作家さんにとってはとても頼りになる1冊。
小説家さん向けですが、契約や映像化のお話など、漫画家さんが読んでも得るものは多いはず。
↑の『作家 超サバイバル術!』では厳しい現実を突きつけてくる文章も多いのですが、こちらは甘々! 優しく、手とり足とり、希望の未来へと導いてくれる良書ですv
読まれる覚悟
ラストはすこし肩の力を抜いて。桜庭一樹さんのエッセイです。
デビュー前よりも、すでにデビューされている作家さんに深く刺さる内容かもしれません。
小説の書き方でも読み方でもなく「読まれ方」の入門書。
誤読の可能性。ファンや書評家の存在。
ライトノベルと一般文芸、両方の世界を知っている桜庭一樹さんだからこそ書ける、両者の”風景”の違い。
読まれることによって本が輪郭をあらわにしていく……など、すでに出版を経験したことがある方こそ強くうなずける言葉が多々あります。
「はじめに」で宣言されているとおり、ときには話が脱線します。脇道にも読ませる文章や問いかけがたっぷり。
作家とは何なのだろう、と深く問いながらゆったりと味わいたい1冊です。
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
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