2018年11月02日

読書の秋になに読むの?〜3つの攻略法でまとめる鉄板オータムコーデ

 
今日のなぞなぞ
「読書の秋にはなにを読めばいいの?」


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読書の秋、だね。
季節にかかわらず……


いつでもいっぱい
本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というのが本音なのだけど。でも。
せっかくなので、秋にオススメな”本の読み方・選び方”をこっそり紹介しちゃいます。

「読むべき本」のリストではなくて。
「どういうふうに本をセレクトすればいいのか」のお話



ではでは。
3つの攻め方から、読書の秋を徹底攻略! していきましょ♪



もくじ
・テーマを絞りつつすこしズラす鉄板コーデ
・ジャンルや作家をそろえるシンプルコーデ
・とことん盛ってから引くシャネル流コーデ





 テーマを絞りつつすこしズラす鉄板コーデ


季節にかかわらず私がよく実践しているテクニックは、

「テーマ読み」

です。

いま、あなたがいちばん興味のあるテーマについての本をとにかく集めて読みまくる方法。
↑の佐々木俊尚さんの『3時間で「専門家」になる私の方法』は読書についての本ではありませんが、ひとつのテーマを集中的に学習することで短期間に”ほぼ”プロフェッショナルになれることを教えてくれます。

……えっと。
↑この本を読めといっているんじゃなくてね!
いまいちばん好きな、気になるテーマについての本をかたっぱしから読んでみましょ。


でね。
いざ本を選んでいくとき、ちょっとだけ”ハズし”や”ズラし”を入れるのが上級者。



たとえば、あなたが都市伝説(いきなりだなw)をたくさん知りたいと思っていたとしたら。
関暁夫さんの本を読みながら、社会学やメディア論の文献にも羽を伸ばしてみる。

すると、都市伝説が”伝わり方(口コミ or マスコミ or ネット)”によって性質を変えていることに気づくかもしれません。



失敗をおそれず、
積極的に”ハズし”にトライしてみるのがオススメです♪

ときには主張が対立する本をセットで読む、甘辛コーデも取りいれてみて!






関連記事:
最近読んだ「怪談・都市伝説」本5冊


 ジャンルや作家をそろえるシンプルコーデ


ふたつめは……


おなじジャンルやひとりの作家さんの本をつづけて読む


方法です。
統一感があるのでシンプルにまとめやすいコーディネートですねv

ミステリや恋愛小説など、ジャンルを絞るのも良いのだけど。
いちばんのオススメは「作家読み」です。
おなじ作家さんのちがう作品をとことん読んでいく。
すると、その作家さんの”遺伝子”があなたに受け継がれます。ほんとうに。


たとえば私はいっとき、↑青山七恵さんの本を集中して読んでいたことがあるのね。
そのときはもう。なんというか、心地よい切なさのなかにずっと居た感じかな。
見るもの触れるものが、その所在のあやふやさにふるえている感覚。
(電波っぽくてごめんw)

青山七恵さんの作品は「<世界>にすんなりと参加できない”私”」という一貫した強いテーマを持っています。
そのミームを継承した私は、絶対にマイノリティをおろそかにしたりしないし、差別的な構造に加担するようなこともありえないといえる。


世界の観方や信念を更新していける。


「作家読み」の強さ
はここにあります。



もちろん、ちょっとだけ”差し色”を試してみるのもアリ♪
たまに、べつの作家さんの本をまぜてみる。

たとえば純文学や恋愛小説系なら、綿矢りささんや島本理生さんなんかは何にでも合わせやすい鉄板アイテムですv




関連記事:
最近読んだ純文学(J文学・L文学)10冊〜青山七恵さんの”ぼっち文学”について


 とことん盛ってから引くシャネル流コーデ


ココ・シャネルは言います。

出かける前に、何かひとつ外したら、
あなたの美しさは完璧になる。


というわけで。
3つめは……


たくさん積んでから選ぶ


方法です。

読みたい本をかたっぱしから積んでいき、直観にしたがって順番に読んでいく。
途中でページをとじてしまってもいいし、けっきょく読まなかった本があっても全然OK!

私がつねづね実践しているのがこの方法です。
けっきょく読まなかった本、多数。読んだけどこのブログで紹介しなかった本、大多数。
ほんとに。ブログで取りあげているのは数あるなかで、たくましく生き残った本なのです。
蟲毒のようにw


はじめから完璧なコーディネートを目指すのではなく。
盛ってから引き算する。



ビビる大木さんの『“好き"を仕事にするための77の極意』でインタビューを受けている嶋浩一郎さんは

買うだけで、なにも読まなくていい

くらいの勢いで積ん読をススメています。
いや、さっぱり読まないのは引きすぎだけどね(笑)。




関連記事:
買ったら「読まない」読書術!?(積ん読の話じゃないよ)


☆★☆



テーマ読みや作家読みはもちろんオススメなのですが、なにより
読書の秋にはシンプルに”読む量”を増やしてほしいな。


良い本・読むべき本「だけ」を読みたい……なんて省エネなことは考えないで、どんな本にでもトライしてみて。
ダメだったらシャネル流に「引き算」しちゃえばいいんだし。


その本があなたに似合うかどうかは、試してみないとわからない。でも
本を選ぶとき意外とたよりになるのが、じつは”直観”だったりします。


ジャケットをみたとき
タイトルを聴いたとき
意味ありげな偶然で出逢ったとき


心に、ぴっ、ときた本なら、あなたのスタイルにあっている可能性が高い。
直観がセレクトした本なら、あなたにとっての良書に決まってる。

運命の本にめぐり逢ったら
迷わず手を伸ばすのが今秋のトレンドです♪




そんなわけで。


みんないっぱい
本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というお話でした。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪



あきか(@akika_a


【関連記事】

最近読んだ「怪談・都市伝説」本5冊
最近読んだ純文学(J文学・L文学)10冊〜青山七恵さんの”ぼっち文学”について
買ったら「読まない」読書術!?(積ん読の話じゃないよ)
読み飛ばしのススメ〜『読書300%活用術』
最近読んだ「読書術」10冊
カテゴリ:読書術




posted by akika at 00:46| 読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月18日

買ったら「読まない」読書術!?(積ん読の話じゃないよ)

 
今日のなぞなぞ
「掟破りの”裏ワザ”的な読書術は?」



読書術の本はけっこう読んでいるけれど、この発想はどこにもなかった!
今日は、ほとんど”裏道”なユニークすぎる読書術のお話です。


もくじ
 さらっとレビュー
 「読まない読書術」の分類学
  ・ツンドク派
  ・町へ出よう派
  ・一生のうちに読める本は限られてるだろ派
 「買う」は「読む」より意義がある
 紙の本を買いなよ(ただし読まなくても可)


さらっとレビュー


本日紹介するのは、↑『“好き"を仕事にするための77の極意』
タレントのビビる大木さんが、クリエイターたちに「好きを仕事にするためのノウハウ」を聴きにゆく、インタビュー(対談)本です。


インタビュイー(聴かれ手)は……

嶋浩一郎さん(博報堂ケトル 代表取締役社長・共同CEO)
渡辺圭さん(NHK 歴史番組プロデューサー)
鬼塚忠さん(アップルシード・エージェンシー 代表取締役)
日野晃博さん(レベルファイブ 代表取締役社長/CEO)
坪井貴史さん(フジテレビ バラエティ番組プロデューサー)
柴田陽子さん(柴田陽子事務所 代表取締役)

の6人。


ビビる大木さんのインタビュアーとしての才能がこれでもかというくらい発揮されていて、
「”好き”がどうビジネスにつながるのか」をどんどん引きだしていく。

気づけば私は、たくさんの文章に傍線をひいて、ページの端を折っていました。
(私はこんなふうに本を”汚し”ながら読書しています)。

以前の記事(最近読んだサブカルチャー寄りの本10冊〜聖地巡礼からロバート秋山まで)で紹介した『サブカル・スーパースター鬱伝』と同様、
聴き手がとてもよいアシストをしている良書です♪


たとえどんな”好き”でも。
取るにたらないと思える趣味や習慣でも。
”好き”は必ず「強み」として輝く。


本書を読めば、あなたのなかに眠る”資産”に気づくことができるはず。


「読まない読書術」の分類学


……と、さらっとレビューしたところで。
本題の、買ったら「読まない」読書術について。

これは本書の”一人目”に登場する博報堂ケトルの嶋浩一郎さんが提唱している方法です。
博報堂ケトルは、クライアントの課題を方法を問わずに解決する「クリエイティブエイジェンシー」。

嶋浩一郎さんは、買った本は「読まなくてもいい」という。
これが、今まで語られてきたどの読書術とも視点が異なっている。


読まない読書術?
けっこうあるじゃんそんなの。


……そう思った方もいるかもしれません。
たしかに、「読まない」を斬り口にした読書法は、ないことはない。


たとえば、代表的なのが……



・ツンドク派


買ったけど、読まずに置いておく方法。
積んでおく→積ん読。

ツンドクは私も大賛成です。
気分やそのときの興味によって、吸収率よく読める本をひもとけばいいと思う。
そのためには、ツンでおいて選択肢を増やしておくのが◎。

でもツンドクは「いずれ読む」ことを前提にしているよね?



・町へ出よう派


知識や知恵は本にだけ宿るわけではない。
「書を捨てよ、町へ出よう」……的な。

”書を捨てよ”はべつに、「本はだめだ!」といっているわけじゃなくて。
本とおなじように現実世界のことも読みこめというスタンスです。

嶋浩一郎さんの方法は真逆。
捨てるんじゃなくて、買えとおっしゃっています。買え、でも読むな、と。





・一生のうちに読める本は限られてるだろ派


世にあるすべての書を読めるわけじゃない。
読まなくていい本は読まずにすませろ。

たとえば以前の記事(最近読んだ「読書術」10冊)で紹介した佐藤優さんの『読書の技法』では、
「精読すべき本を見極めるための多読」をススメています。

↓ショウペンハウエルから連綿と続く、
”読むべき/読まなくていい本を見極める”読書術。

でも。どうやら
嶋浩一郎さんの方法は、この派閥でもないようだ……。






「買う」は「読む」より意義がある


ではでは。
嶋浩一郎さんがどういう意味で「読まなくていい」とおっしゃっているのか。

それは、ひとことで言うと……


ログ


なんだよね。

嶋浩一郎さんは、毎日1冊は本を買うらしいのですが、
「買うだけで、読まなくてもいいんですよ」ときっぱり宣言する。

例えば宇宙の「ひも理論」の本を買ったとすれば、その時「ひも理論」という言葉が知りたかった自分がいる。そのマーキングでいいんです。

(中略)

買うだけでオッケーです。前書きだけ読んで終わりでもオッケーです。

「PROFILE.1 広告」より

ツンドク推奨の私だけれど、「読まないことを前提」に本を買ったことは一度もなかった。
長年積まれている本も、いずれは読む予定なのね。気持ちのうえでは。

だから「読まないつもりで買え!」というこの発想は、けっこうな衝撃でした。
伝わるかな、この驚き。


じっさい、聴き手のビビる大木さんも
「読まなきゃっていう強迫観念があるんですけど」と、とまどっていました。

でもこの対談以来、ビビる大木さんは
気になったら読まなくても買う、を実践しているそうです(「あとがき」より)。




やってみるとわかると思いますが。
これ、心理的抵抗がすごいんだよね。

「買ったけど積んじゃってる」のと「はじめから積む(読まない)つもりで買う」のは、
結果だけみるとおなじなのに、必要な覚悟がぜんぜん違う。

でも。やってみるとわかると思いますが、
実践すればなんだか”殻”を破れた感じになる。

掟破りの、裏道のさらに裏道の読書術です。


紙の本を買いなよ(ただし読まなくても可)


ある本を買う。
すると、そのときの自分の興味が「ログ」として本棚に保存される。

ふつうはログというと、ノートやwebに”情報”をストックしていくのだけど。
今日の話はベクトルが逆だよね。

自分の関心というデータが、本という”物質”として「ログ化」されていく。


私は、読書は電子書籍でも紙でもどっちもOKだと思っているのですが、
今回にかぎっていえば
紙の本のほうが「ログ」として面白い効果を生んでくれるかも。


以前の記事(「PSYCHO-PASS(サイコパス)」はノベライズから先に読んでもいいかもしれない)で紹介した
「PSYCHO-PASS」の槙島聖護ふうにいうならば……



「紙の本を買いなよ」


ということになります。

紙の本を買いなよ(ただし読まなくても可)。







そんなこんなで
今日は、ビビる大木さん(聴き手)の『“好き"を仕事にするための77の極意』の紹介でした。



それでは。
いつものメッセージ。



みんな
いっぱい本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




……。

…………。

……………………。


……いや、今日はこれじゃ正しくない。



みんな
いっぱい本「買おう」よぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

最近読んだサブカルチャー寄りの本10冊〜聖地巡礼からロバート秋山まで
最近読んだ「読書術」10冊
「PSYCHO-PASS(サイコパス)」はノベライズから先に読んでもいいかもしれない
最近読んだ「好きを仕事に」する本10冊





posted by akika at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月19日

この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです――佐藤優『インテリジェンス人生相談』より

 
今日のなぞなぞ
「人生相談……という名の”読書案内”本は?」




世界は「まともであれ」というメッセージに満ちている。
でも、きっと。
誰もがみんなどこかしら”まともじゃない”ところを抱えていて。
ごまかしながら生きている。
おかしいのは自分じゃなくて、世界のほうなのかもしれない。


というわけで。
今日紹介するのは「人生相談」本
以前の記事(最近読んだ「読書術」10冊高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊)で紹介した佐藤優さんの著作です。


現代の”知の巨人”佐藤優さんが読者のお悩みに答える。
週刊誌の連載が書籍化したものです。


「あぁ、そのテの本ね」と思った方もいるかもしれません。
たしかに、”雑誌の悩み相談コーナーの書籍化”という企画はよくある。

ほんとはね。私も、「この本は読んだら読みっぱなしにして、とくにブログで取りあげなくてもいいかな〜」と思っていた。
ページをひらくまでは。



☆★☆


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どういうことかというと。
本書は、じつは「人生相談」の仮面をかぶった「読書案内」なのです。

もちろん相談にはちゃんと答えているのですが、
回答には必ず1冊以上の「推薦図書」がふくまれている。



でね。誤解をおそれずに言い切ってしまうと……。



本書は、すべての相談者に対して、
”本を読むこと”をススメている。





おおぉぉ。
なんというか、僭越ながら……いえほんとに僭越ながら
「仲間発見!」という気分になった、ハッピーな読書タイムでしたv

人生相談をとおして、良質な本を推薦しているブックガイド。
これを”読みっぱなし”にしておくわけにはいかない! という感じ。


このブログもいろいろな切り口の記事を書いているけれど、
けっきょく。伝えたいメッセージはたったひとつだったりします。


みんないっぱい
本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



と、これだけ。



佐藤優さんの本は、どんなテーマでも
さまざまな文献を引っ張ってきてお話ししてくれるし、
ちょいちょい読書を薦めている
ようなところがあるので、最近お気に入りの作家さんです。



☆★☆


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『インテリジェンス人生相談』で取りあげられている「悩み」は多岐にわたります。
社会や経済、キャリアからアイデンティティや恋愛、家族、宗教にまつわるものまで。

どんな悩みでも「相談者の味方になって」回答しているのがこの本。
拒食症など病理的な葛藤や法務関係の話などは、きちんと専門家に相談することを推奨しているのも誠実です。


↑この記事のタイトル「この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです」『インテリジェンス人生相談 復興編』からの引用です。

「生きていく能力が人よりも極端に低い」と悩む相談者に対して
文学を読むことやノートをつけることを提案し、場合によっては心療内科に頼るのもアリだと説く。

その流れで件の言葉がでてきます。


そもそも、この世界は狂っているんだから。こんなところに適応できるのは頭のおかしい人なんです。普通の人間はみんな適応できない。それを見ないようにするか、騙すか、無理をするか。みんなそういうふうにして生きている。真面目に素直にやったら、みんな潰れちゃう。

「第5章 自己」より


ほんとに。
この社会はどこか狂っている。

私たちはいろいろなことごとに、あれこれ想い悩んでしまうけれど、
「自分が悪い」と思いこむ必要なんてひとカケラもないのかもしれないよね。


なんだか<世界>になじめないでいるなぁ……と感じているあなたに。
本書は「希望の本」です。



☆★☆



ちなみに。この相談者に対して佐藤優さんがススメているのは、
五味川純平さんの『戦争と人間』や夏目漱石の『それから』『門』
文学ですね♪


以前の記事(なぜお金を稼ぐのか?)でお話したとおり、抽象的な&答えがひとつじゃない問題を考えるとき、小説はとても相性がいいのですv








そんなこんなで。今日は
人生相談本でありブックガイドでもある『インテリジェンス人生相談』の紹介でした。


本が好きなひとには、面白い読書体験をもたらしてくれます
本書に登場する「推薦図書」は多岐にわたっていて、

もちろん直球なものもあるのですが(ギャンブラーに対して『依存症のすべてがわかる本』をススメていたり)、なかには


ここでこの本が出てくるのか!


みたいな変化球
もあってびっくりする(住職さんに対して村上春樹さんの『1Q84』をススメていたり)。
小説も多くピックアップされているのも嬉しいです。



ではでは。


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪

あきか(@akika_a


【関連記事】

最近読んだ「読書術」10冊
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊
なぜお金を稼ぐのか?
絶望に効くクスリ……は存在するか?
生活や人生が苦しいときの4つの相談窓口〜消費増税後の社会でくたばらないために〜
カテゴリ:読書術







 
posted by akika at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月30日

最近読んだ「読書術」10冊

 
今日のなぞなぞ
「ユニークな読書方法を提案している10冊は?」

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本の雑食家さま、こんばんは。
私も雑食ですv

今日は、最近私が乱読したなかから
”読書術関連の10冊”をぷちレビューしていきます。


読書そのものについての書籍のほか、
「メインテーマは読書ではないけれど”ユニークな読書術”を提案している本」もピックアップしました。


お口にあう書はございますでしょうか?

読んだら忘れない読書術



精神科医の樺沢紫苑先生が教える、”記憶に残す”読書術。「時間購入理論」「運命の1冊理論」「セレンディピティ読書術」……脳科学に裏付けられたユニークで効果的な読書スタイルを、これでもかというくらいたくさん提案してくれます。まるごと1冊読書術。巻末に脳科学や心理学系のオススメ本リストもあり。

ビジネス書も文芸も読む読書術



ビジネスの現場で必要となる本を大量に読みこむうちに、三谷宏治さんは気づく。自分が「みんなとおなじ思考回路になってしまっている」ことに。そして彼は、文芸書を読むことの大切さをあらためて痛感する……。ノウハウだけでなく、ひとりの読書家の”本にまつわる歴史”がつまっている、濃厚な1冊。SFへの愛を感じる推薦図書のリストもあります。

三谷宏治さんはビジネス書の分野では知らないひとはいないくらいの有名人。『全思考法カタログ』や↓『ビジネスモデル全史』『経営戦略全史』の著者です。




読み終えるまでの時間を「あらかじめ決めてしまう」読書術



以前の記事(20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉)で紹介した千田琢哉さんの時間マネジメント本。読書術がメインテーマではありませんが、時短のひとつとして「買った本を、全部読まない。」方法が提唱されています。その本を読み終わるまでの時間を”あらかじめ決めてしまう”。目からウロコの読書スタイル。

千田琢哉さんは読書術をメインテーマにした本も上梓しています。以前の記事(「ビジネスパーソン」のための読書術!)で紹介した↓『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』。↑『戦略読書』と同様、濃厚な読書本。とんでもない数の本を読んできた方が語る読書術は、やっぱり面白いv



マンガを読み倒す読書術



以前の記事(【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】)で紹介したエッセイです。『バッテリー』『The MANZAI』のあさのあつこさんが、親しみ影響を受けてきたマンガを語りつくす1冊。名作漫画の読書案内としても◎。

ファンタジーを読み倒す読書術



指輪ナルニアオズの魔法使い……。誰もが知っているファンタジーの古典的名作を、今すぐ読みたくなってしまうようなレビューで紹介する読書案内。ちょっと古い本なので手にはいりにくいかもしれませんが、ファンタジー好きなら資料としてもブックガイトとしても手もとに置いておきたい1冊かも。

本を300%活用する読書術



再読。”読書術の教科書”といってもいいくらい、あらゆる読書方法の基本から応用までを網羅しています。本書の内容の何%くらいを「あたりまえ」と思えるかによって、じぶんの読書レベルを測ることができる良書。

関連記事
読み飛ばしのススメ〜『読書300%活用術』
読書家5氏(伊藤真・本田直之・勝間和代・土井英司・和田裕美)の厳選オススメ本


読んだら3倍考える読書術



コミュニケーション、タイムマネジメント、プレゼン……エリートたちがビジネスの場で大切にしている「基本」を解説する、王道ビジネス書。本書では”読み終えるのにかかった時間の3倍を、考える時間にあてろ”という「マッキンゼー流」の読書スタイルが提案されています。読んで終わり……ではなく、意識して考えることが大切。

シリーズ続編は↓こちら。


自分を強くする読書術



元外交官の佐藤優さんが、その凄まじい経験から得た対人の極意を語る。外交というのはこんなにギリギリの、ひとつでも判断を間違えたらすぐに足をすくわれるような世界なのか……とドキドキハラハラしながら読めます。それぞれの章の末尾にはトピックに関連した”オススメ本”が紹介されています。セレクトされているのは、すでに評価も定まっている良書ばかりなので、芋づる式に読んでみて!

子どもを本嫌いにしない読書術



私の大好きな赤木かん子さんの本です。赤木かん子さんは、以前の記事(【深い】大人になったあなたが読みたい絵本10冊【美しい】)でも紹介した児童文学評論家。"子供の本のスペシャリスト"です。子供やお母さん向けの本ですが、ふつうに読書術の本として読んでも一級品。一般的な読書術とはまるで違った切り口なので、新しい発見があると思います。オススメです。

読んだら「食べる」読書術



その文学少女は、物語を「食べる」。文字通り、本のページをむしゃむしゃと。……というわけで10冊目は、読んだらページを食べてしまえという読書術です(笑)。高校生たちの日常にあらわれる謎を描く、ミステリー仕立てのライトノベル。ほんわかとした雰囲気のなかにちょっぴり重たいテーマも混じっていて、不思議な読後感です。太宰治など実際の文学作品が登場するので、読書案内としても◎。

関連記事:
最近読んだ10冊U


追記)
↑で紹介した佐藤優さんの「読書術」本を続けて読んだので追加。


熟読と速読の技法についての”超実践編”です。基礎教養をかためれば、どんな本の内容も速く吸収できるようになる。具体的に、高校〜大学レベルの国語・数学・歴史・政治経済をしっかり身につける方法を教えてくれます。

個人的に学ぶところがものすごく多かった1冊。良書です。オススメ。体系的な”知”を会得して真の教養人となるために、避けては通れない本。

関連記事:
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊


ちなみに本書の「第五章 教科書と学習参考書を使いこなす」で↓『世界史B講義の実況中継』という参考書が紹介されているのですが。これ、私も受験で使っていた大好きな本です。『実況中継』を読めば暗記していた歴史の断片は「物語」になる。



ちょいちょい「脱線」するんだけど、その脱線も面白くて。「僕たちが一生かかって経験できることって、限られているから、それを文学で補う」……みたいな読書論なんかも語られています。参考書の範囲を超えて、とんでもない良書なので、受験生でも社会人でも未読ならぜひ♪


追記)
巷にあふれる「”脳”を冠した本」の読み方を教えてくれる良書をみつけたので追加♪


タイトルだけをみると脳に良さそうな書籍を紹介するブックガイドのようですが……サブタイトルに注目! 「脳」を謳った大量の本を分析し、的確に分類し、読むべきものを見極めていくすごい本です。

たとえるならば、古市憲寿さんが『絶望の国の幸福な若者たち』で”若者”に対する言説を、皮肉まじりに分析・評価していた、あの感じに近いかも。

脳の本はすべてが科学的だと思ってしまうけれど、じつは疑似科学も多い……いや、エセ科学の方が多い。本書は巷にあふれる”脳”の本を「脳科学系」「体験系」「生き方・自己啓発系」「タイトル系」にジャンル分けしていきます。末尾には知っておくべき101冊のリストも。信頼のおける書評がうれしい、脳の本ガイド決定版。じゃっかん手にはいりにくくなっているのが残念です。


お口にあう本はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉
「ビジネスパーソン」のための読書術!
【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】
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高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊







 
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2016年12月22日

インディーズ本への道しるべ『このセルフパブリッシングがすごい!』がすごい

 
今日のなぞなぞ
「電子書籍のインディーズ本の名作案内は?」



インディーズ作家の小説には興味があるけれど、どれを読んだらいいかわからないあなた。こんばんは。
今日紹介するのは、セルフパブリッシング(個人出版)の名作をずばりと教えてくれるすごい本です。


個人出版や自費出版というと

「ワシの波乱万丈な人生を自伝本にして出版したぞよぉ」みたいなイメージを抱くかたもいらっしゃるかもしれませんが(んなことないかな(笑))、

もはや個人出版は、自己満足の世界からはほど遠いところまできている。
商業作品と比べても遜色ない作品がたくさん。
違いは、出版社を通しているかいないか、だけ。



本書『このセルフパブリッシングがすごい!』は、


セルパブ界隈で本を読んだり書いたりしている方々、

総勢33名(!)

にアンケートを取って集計し、「ベスト16」を決定しています。


『このミス』や『このラノ』とおなじ形式ですね。
著者へのインタビューがあったり、各々がオススメ本を推しに推しまくるコラムがあったり、
”セルパブ”に特化した良質な読書案内です♪






☆★☆



えっとね。
もちろん、本書のランキングが”絶対”とはいわない。
なかには「インディーズの世界に、商業主義的なランキングをもちこむな!」……みたいな意見もあるかもしれない。

このへんの異論について、
「編集後記」に面白い文章があったので、引用しますね。


出版社ではなく、個人がこのようなガイド本を作成することのメリットは、この本自体が「セルパブ」であるがために、絶対的な権威にはなり得ないことがあげられるでしょう。

『このセルフパブリッシングがすごい!』「編集後記」より




インディーズの作品をランクづけしてしまう、
その行為じたいもインディーズとしてやってるんだよ。



という宣言。
このスタンス。


なんというか、”セルパブ愛”にあふれた1冊だと感じました。
末永く続いてほしい企画です♪


ところで。以前の記事(『一般意志2.0』vs『「みんなの意見」は案外正しい』vsビッグデータ)で紹介した


という本には「多くの人のバラバラな意見の総体が、不思議と”正解”に近似してしまう」現象が載っていました。

たくさんの票を集めている本はやっぱり名作である。
それは『このミス』や『このラノ』も証明していることです。


『このセル(このパブ?)』のランキングが”絶対”だとは言わなくても、
かなり頼もしい道しるべになることに変わりはないんじゃないかな。

……私の作品も、いつかここに載せてやるぞ! とひとつ目標ができた感じですv




そんなこんなで今日は


『このセルフパブリッシングがすごい!』っていう本が
すごくてオススメだよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




というお話でした。


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

『一般意志2.0』vs『「みんなの意見」は案外正しい』vsビッグデータ
今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方
(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)





 
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