2017年02月07日

「フェイクニュース」にだまされないための小説3冊と新書2冊

 
今日のなぞなぞ
「”フェイクニュース”にまどわされないために読みたい本は?」


「クローズアップ現代」というNHKの番組で「フェイクニュース特集」が組まれていました。

フェイクニュースとは、真実ではないニュース情報のこと。
偽の情報がSNSなどネット上で”拡散”され、事実がどんどん歪んで伝播していってしまう……そんな現代社会の特性に斬りこんだ特集でした。


☆★☆



情報は、伝わるたびに劣化してしまう。
話には尾ひれも背びれもつく。
それは伝言ゲームを例に出すまでもなく、ある意味仕方がないことでもあるのだけれど。

ネットによって、間違った情報がものすごいスピードで”拡散”されるようになってしまった。
(自然と歪んでしまうものだけではなく、はじめからデマを流すことを意図しているケースもあるのが問題を根深くしていると感じました)

必死に真実を訴えても、ニセ情報を信じてしまった人までなかなか届かない。
「訂正」というのはそんなに魅力的なネタではないので、当然、広がりにくいんですよね。



ニセのニュースにまどわされない情報リテラシー(※)を身につけるために。
今日は「フェイクニュースにだまされないための本」を紹介します。

※ 読み書き能力。情報を参照する能力のこと。


☆★☆


まず小説を3冊。


『白ゆき姫殺人事件』は湊かなえさんのミステリ小説です。

『告白』『夜行観覧車』などのひと。
人間の、”目をそらしたいような、嫌な部分”を描きだす、いわゆるイヤミス系の作品が多い作家さんです。

↓映画化もされています。

白ゆき姫殺人事件 [DVD]
松竹 (2014-09-03)
売り上げランキング: 7,185



ある化粧品会社につとめていた女性社員。
彼女が謎の死をとげる。
そして、
この事件をめぐるさまざまな言説が、あらゆるメディアで飛び交う。


マンマローというSNS、週刊誌の記事、関係者の証言……。


物語が進むうちに、同僚の城野美姫という人物が「怪しい」と目されていきます。

ところが、いろんな人が語る城野美姫の人物像がまるでバラバラなのね。
なにがホントなのか、ぜんぜんわからない。


「記者が関係者に取材をするシーン」があって、
「その取材をもとにして書かれた記事」が出てくるんだけど、これもひどい。

取材のシーンで描写されていた情景とはまるで異なる
「悪意のある記事」がねつ造されています。



最終章は当の城野美姫の視点です。
彼女は、メディアに飛び交う<城野美姫像>をみて愕然とする。


これがわたしなのか……?


と。



現代社会の<情報>について、強い問題提起をはらんだ良い本です。


SNSで流れてくる情報。
そんなの、ぜんぜん真実じゃないかもしれないよ?



☆★☆




続いて、もう1冊小説を。
以前の記事(【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】)で第1位に推した、私の大好きな本。短編連作の青春小説です。

今日ピックアップするのは、このなかの「〇をつけよ」という作品。
「〇をつけよ」は美少年高校生の時田秀美くんが学校でコンドームを落としちゃう話なのですが(どんな話だ(笑))、

ものごとに簡単に〇×をつけることの身勝手さ・無責任さをテーマにしています。
秀美くんは「子供を殺す親」のニュースをみて、こう考えます。

子供を殺すなんて鬼だ、とある出演者は言った。でも、そう言い切れるのか。
(中略)
明らかになっているのは、子供を殺したということだけで、そこに付随するあらゆるものは、何ひとつ明白ではないのだ。

「〇をつけよ」より


フェイクニュースにかぎらず、
ちゃんとした報道であっても、ニュースが伝えるのはその事象の「一側面」にすぎない。
思い込みでものごとを語ったり裁いたりすることには、慎重でありたいよね。


☆★☆




3冊目は、われらが樋口一葉の「にごりえ」という作品。

関連記事:
【泣ける】女性作家が描く切ない恋愛小説10冊【沁みる】


「にごりえ」の主人公のお力は娼婦です。
お力は美人で芸事や教養にも通じているので、
お客や同僚など街中のひとたちから好奇のまなざしを向けられている。
このお力が元カレと心中してしまう……という物語です。

いろいろな人がお力について語っているんだけど、
『白ゆき姫殺人事件』とおなじように、みんな言っていることがバラバラ。

お力は、いわば「野次馬的な目」をつねに向けられている女の子なわけです。
でも、誰ひとりとしてお力の「悩み」を理解してはいない……。



<語られる言葉>というのは、
基本的に真実とはかけ離れている
……くらいに考えておいていいんじゃないかな、と思います。

ニセのニュースを盲信してしまうくらいなら、
はじめから疑ってかかるくらいがちょうどいいのかもしれない。


↑原文は擬古文スタイルで非常に読みにくいので、
↓現代語訳がオススメですv




☆★☆



新書では、やっぱり荻上チキさんの本をピックアップさせてください。
荻上チキさんは何について書いても「情報リテラシー」について語ってしまう……そんな書き手だと思いますv

どの本を選んでも主旨に沿うのですが、
たとえば……


以前の記事(ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争)で紹介した本書。「ネットいじめ」や「学校裏サイト」について、ちょっと前の状況を論じている本ですが、”メディア論”の本として普遍的

学校裏サイト=悪というわかりやすい構図に短絡されてしまう「有害メディア論」に警鐘を鳴らしています。



それから、おなじく荻上チキさんの『ウェブ炎上』も。


以前の記事(最近読んだ「未来を予測する」本10冊)で紹介しました。挙がっている事例は昔のものですが、「カスケード」や「フィルタリング」など”ネットメディア論”として押さえておきたいお話がいっぱい載っています。




そんなこんなで。
「クローズアップ現代」の特集に刺激を受けて、
思いつきと勢いでかいてしまった^^;記事でした。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

【恋愛】10代のうちに読んでおきたい小説10冊【青春】
【泣ける】女性作家が描く切ない恋愛小説10冊【沁みる】
ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争
最近読んだ「未来を予測する」本10冊
オリジナルのない世界――ネット上の拡散文化と”シミュラークル”
カテゴリ:ネット・情報リテラシー





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2016年10月13日

【私的メモ】未来予測はむずかしいという実例「世界10大失敗ハイテク予言」

 
今日のなぞなぞ
「今となっては笑ってしまう、著名人たちの”未来予測”発言ベスト10は?」



さまざまなビジネス書で引用されている「世界10大失敗ハイテク予言」
ビル・ゲイツなど世界の著名人が、
”ぜんぜん当たらない未来予測をしていた!”という衝撃ベスト10。


イギリスのハイテク専門誌「T3」が2008年に発表したものです。
(↑のリンクは該当号ではありません)

今日はこの10予言をシェアします。
面白ネタとして。主に自分用メモ。


↓引用はエキサイトなど各社ニュースサイトより。
該当号の入手が難しく、孫引きです。すみません。
若干編集しています。敬称は略。〜年は発言した年。

1位 アラン・シュガー(英電機メーカー会長・2005年)
「i-pod はまもなく市場から淘汰される」

2位 ケン・オルセン(DEC(米電機メーカー)創始者・1977年)
「家庭でコンピューターを使用する必要はない」

3位 アレックスLewyt(Corp vacuum company(米家電メーカー)総裁)
「核燃料で動く掃除機が今後10年で市場に出てくるだろう」

4位 ダリル・F・ザナック(米映画プロデューサー・1946年)
「人々はテレビを必要としないだろう。毎晩箱を見ているだけではうんざりするだろうから」

5位 世界初のフライトを終えたボーイング247号の技術者(1933年)
「これより大きな飛行機は作れないだろう(当時の定員は10名)」

6位 サマーフィールド(元米郵政長官・1959年)
「ロケットで郵便を届けることもいずれ現実になるだろう」

7位 ビル・ゲイツ(米マイクロソフト創業者・1981年)
「パソコンのメモリーは640キロバイトを超えない」

8位 ウィリアム・プリース(英郵政総局主任技術者・1878年)
「米国人には電話が必要だが、我々英国人には必要ない。郵便配達員がたくさんいるのだから」

9位 ビル・ゲイツ(米マイクロソフト創業者・2004年)
「ジャンク・メール(迷惑メール)問題は、2006年までに完全に解決する」

10位 ケルヴィン・ウィリアム・トムソン(英物理学者・1833年)
「X線は人々を愚弄するものに過ぎない」(1833年)


……こんな感じ。
2度も登場してしまうビル・ゲイツさんって(笑)。
当時の、しかも最先端の人の感覚でも「メモリーは永遠に640キロバイト以下」なんですね。

未来予測のむずかしさは、以前の記事(未来は予測なんてできないし、売れてる本が良い本とはかぎらない)でもお話ししたテーマです。

黒い白鳥のように。
社会は誰も予想しない突然変異から移行していく。



あ、でも。
当たらないのを承知で好き勝手にする未来予測……私はけっこう好きですv
SFだって、そういう想像力でできているんだ。


それでは。

ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか

【関連記事】

未来は予測なんてできないし、売れてる本が良い本とはかぎらない
最近読んだ「未来を予測する」本10冊
Siri・Vivの未来の姿――瀬名秀明『デカルトの密室』の人工知能描写がすごい
小説版『PSYCHO-PASS<0>(サイコパスゼロ)』の心理描写がスゴくてほとんどBL(ボーイズラブ)
タグ:未来予測
タグ:私的メモ






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2014年12月02日

今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方


今日のなぞなぞ
「年間ベストセラー書籍を調べる方法は?」




12月1日、「今年日本でもっとも売れた本」が発表されました。
ニュースで見たひとも多いかな。
今年(2014年)いちばん売れた本はミリオンセラーになった『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』でした。

みりおん。すごい!
じゃあ、ほかにはどんな本が売れたのか、見ていきましょ

……とやってもいいのだけど。
せっかくなので、今日は「情報リテラシー」を切り口にします。
(トーハン調べの2014年年間ベストセラー(総合・ビジネス書)は末尾の「付録」にまとめました)




☆★☆




ニュースや新聞で見る「年間ベストセラー」の情報ソースは、
出版取次会社の日本出版販売(日販)やトーハンのニュースリリース
です。

ニュースリリース(プレスリリース・報道発表)とは……
企業や団体などが報道機関に対して「こんなニュースがあるよ!」と告知すること。
FAXや郵送という昔ながらの方法がありますが、
インターネットの普及により、すでにデジタルなリリースが主流になっています。

ほとんどの企業がウェブサイトをもっていて、
たいてい「ニュースリリース」のコーナーを設けています。
いつでも、誰でもみられる。

「年間ベストセラー」も、
日販やトーハンのサイトにアクセスすれば、カンタンに知ることができます。
ジャンル別のランキングがあったりするので、テレビのニュースより詳しくて面白いv
日販とトーハンでけっこうな違いがあったりもします。


日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
TOHAN website
http://www.tohan.jp/




ニュースを知るには、新聞を読んだり、報道番組やネットニュースを見なきゃいけない。
……そう思いがちだけど。
ホントはぜんぜんそんなことなくて。

知りたいことは、自分で取りに行けばいい。
一次情報にアクセスせよ!
 ってヤツです。


たとえば……

自動車のリコールに関する情報は、国土交通省のウェブサイトで確認できる。
http://www.mlit.go.jp/

景気の判断や先行きを知りたいなら、日本銀行 Bank of Japan
http://www.boj.or.jp/

政府要人の発言を知りたい場合は、内閣府ホームページ
http://www.cao.go.jp/

各種統計資料は、総務省統計局へ。
http://www.stat.go.jp/

金融マーケットの”今”は、東京証券取引所のサイトで。
http://www.tse.or.jp/



企業の新商品なんかは絶対その会社のウェブサイトに載っていますし、
政府系のサイトが自在に使えるようになれば
いっぱしの新聞記者やライターよりも情報強者! です♪

テレビや新聞、yahoo!ニュースの情報が
「遅い!」と感じられるようになればしめたもの。


そんなこんなで今日は


一次情報をゲットして
もっと、情報強者だよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というお話でした。


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか


【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
TOHAN website
http://www.tohan.jp/
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/
日本銀行 Bank of Japan
http://www.boj.or.jp/
内閣府ホームページ
http://www.cao.go.jp/
統計局ホームページ
http://www.stat.go.jp/
東京証券取引所 トップページ
http://www.tse.or.jp/

【付録】


2014年の年間ベストセラー
(トーハン調べ。集計期間=2013年12月1日〜2014年11月26日)

1位

2位

3位

4位


5位

6位

7位

8位


9位

10位

11位

12位

13位

14位

15位

16位

17位

18位

19位



20位
アナと雪の女王 角川アニメ絵本
小西 樹里
KADOKAWA/角川書店
売り上げランキング: 3,604


2014年 年間ベストセラー 単行本−ビジネス書(トーハン調べ)

1位
『まんがでわかる 7つの習慣』
『まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣』
2位
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
3位

4位

5位

6位

7位

8位

9位
世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?
戸塚隆将
朝日新聞出版 (2013-08-07)
売り上げランキング: 3,484

10位

 
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2014年11月12日

仕事ができない人ほど自己評価が高い、はウソ!

 
今日のなぞなぞ
「仕事ができない人ほど自己評価が高い……ってホント?」



世の中でまことしやかにささやかれている都市伝説。
それは……


仕事ができない人ほど自己評価が高い。


今日はこれがホントなのかどうか
一緒に考えてみましょ♪




 平均以上(人並み以上)効果とは?



自己評価の話をするときによく引かれるのが
「平均以上(人並み以上)効果」(above average effect)という心理学用語です。
自分が「平均以上」だと思っている人けっこう多い、という概念。


・アメリカの高校生の70%が「自分には”平均以上”のリーダーシップがある」と回答した。
・大部分のドライバーが「自分は他人より運転がうまい」と思っている。
・大学教授の94%が「私は”平均以上”の仕事をしている!」と考えている。


みんながホントに自分の実力をわかっているなら、

”他人より能力が上”と豪語する人は50%くらいになるはずだろう。

世の中、うぬぼれ屋がたくさんいるよね

……ということなんだけど。


ちょっと待った。
このロジックは、なにかがおかしい。
(※ 「above average effect」についての論文がおかしいのではなく、
いま私が↑で述べたロジックがどこか変という意味です)



みんなの能力にたとえば点数をつけたとして、
必ず半分の人が平均以上になる?

ほんとに、なる?


じつは、半数以上のひとが「平均以上」になるケースは存在します。
それどころか、
90%のひとが「平均以上」のこともある。



 90%が平均以上、はありえる



たとえば、
10人しかひとがいない国があったとします。

なんでもいいのだけど、たとえば運転能力を点数化してみたとして……


a さん 80点
b さん 80点
c さん 80点
d さん 80点
e さん 80点
f さん 80点
g さん 80点
h さん 80点
i さん 80点
j さん 10点



こんな感じの分布になってたとする。
この場合、運転能力の合計は 80×9+10=730 点なので、
10で割ると、平均は……

73点!


あれ?
90%の人が平均以上じゃん!


このとき、もし
「俺は平均以上だぜ!」って言ったひとが7割ぐらいだとしたら、
みんな謙虚すぎ、ってことになります。
もっと自信持って。って。



「平均値」と「平均以上/以下のひとの数」は、
ぜんぜん違う
んですね。


以前の記事(「だまされやすいタイプ」について語るとき私が語ること)でもちょっと触れたけど、
数字はほんとうに、人をまどわせやすい。

直観的に正しそうなことが、
じつはぜんぜん間違ってることも多い。




半分の人が平均以上であると言うためには、たとえば

全ドライバーの運転能力が正規分布(ほとんどの人が平均値に近く、平均を境に対照的になだらかに散らばっている)である

という前提が必要なのです。



 だけど「平均以上効果」はありそう



んでだ。
じゃあ、「平均以上(人並み以上)効果」ってまるっきりデタラメなのかというと、
ぜんぜんそんなことない。

実は「平均以上効果」の論文には、↓こんな調査結果も載っているそうです。



・「自分の社会性レベルが上位10%以内」と答えた人が全体の60%いた。
・さらに、「上位1%以内」答えた人が25%もいた。



「平均」でなく「順位」なら、話はべつです。
その人の社会性が点数化されて、上から1位,2位,3位……と順番が与えられていくなら、

「上位1%以内」は1%。「上位10%以内」は10%にしかならない。

(おなじ順位の人はいないように点数をつける、という前提で。
さっきの10人の国みたいに
同率1位が9人いれば、またややこしくなる^^;)


どうやら、「平均以上効果」は
ほんとうにありそうです。



 仕事ができない人ほど自己評価が高い、とは言えない



「ほら、やっぱり。
仕事ができない人ほど自己評価が高そうじゃん」

……そう結論づけたくなるけど、
やっぱりまだ、ロジックが通っていません。

これを言うためには、
「仕事ができない人ほど、平均以上効果がおおきく出やすい」ことを証明しなきゃならない。


たとえば、デキビジ度(デキるビジネスパーソン度)に点数をつけたとして……

それぞれの点数ゾーンで、自己評価がどれくらい上方乖離しているか(うぬぼれ率)
をはかってみて

「デキビジ度がさがるにつれ、うぬぼれ率はあがってゆく」という相関関係が観測されれば

「仕事ができない人ほど自己評価が高い」と言える。



たぶん、誰もそこまでやってないよね。

そんなこんなで今日は


ぜんぜん裏づけれらていないことを、
鵜呑みにしないようにしよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というお話でした。



……まあ、私は”面白ければなんでもいい”というスタンスなので、
主観全開! な本も大好きだし、
私も主観全開でいろいろ書いてるわけだけど。

いろいろな情報を、ぱくっと鵜呑みにしても、
鵜のように。いつでも吐き出せるようにしておきましょ♪
ビバ、リテラシー。です。


 今日の本の紹介



さてさて。
ここまできてやっと、↑冒頭にあげた本の紹介です。



学問の世界をやさしく、わかりやすく案内してくれる
ナツメ社「図解雑学」シリーズより1冊。

パラドクスとは、
正しそうにみえるけど、とんでもない結論が導かれてしまう論理のことです。


アキレスと亀、クレタ人、砂山。
張り紙禁止の張り紙。
インターネット利用率が100%になるアンケート。
自動車事故は「自宅周辺」がいちばん多い!?


などなど、数学や論理学で有名なものから、ちょっとした面白パラドクス、
数字や統計のワナ……まで、パラドクスたっぷり。

ジャンルを問わないリテラシーが身につく1冊です。



それから↓これも。



この本はすごい。
ざくっというと


あなたが実力だと思っていること、
そのほとんどは「まぐれ」だよ?



っていう本。

確率論。統計。マネーリテラシー。皮肉とユーモア……。

褒めはじめたらキリがない殿堂入りの良書なので、
後日あらためてレビューするかもしれません。
厚いけど、面白くて一気に読んでしまう。オススメです♪

追記)
あらためてレビューしました。

最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために



そんなこんなで。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

「だまされやすいタイプ」について語るとき私が語ること
最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために


ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
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posted by akika at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・情報リテラシー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月30日

Googleを使いこなして「俺、情強!」と思っているあなたはヤバい

  
今日のなぞなぞ
「『検索』時代の知恵とは?」



情報強者のみなさま、こんばんは。
今日は持ってなきゃヤバい本の紹介です。

以前の記事(【ワナビ】作家志望者が読まなければいけない「小説の書き方」本10冊【公募】)で紹介した日垣隆さんの『使えるレファ本 150選』

執筆の調べもののお供に……と挙げましたが、
作家志望者にかぎらず広くオススメできる良書なのであらためて。

とはいえ、今日はこまかくレビューする必要はないかも。
こういう本があるよ、と本書の存在を示せばもう
私の役目は9割終わったようなもので。あとは
「いい本だよ♪」って言うだけです。


☆★☆



レファ本(レファレンスブック)とは、参考図書のこと。
調べたいことがある、でもどうやらネット上にその情報はなさそうだ
……そんなとき、情報にたどりつくまでの道すじを示してくれるのが本書です。

レファレンス本を参照するためのレファ本。
レファ本のレファ本。まとめのまとめ。

たしかな審美眼にもとづいて、辞書や図鑑、年鑑、白書、教科書……などを網羅。
たとえば……


明治時代の物の値段を調べたい
バブルの頃の流行語を知りたい
いろんな学問のおおまかな流れをみてみたい
医療とか法律とか経済とかニガテだけどぉ……
プレゼンで使おうと思ったこの言葉、もしかして差別用語かな?
俗語辞典とか、めっちゃ興味ある読みたい!


など、いろいろな疑問にこたえてくれる本を150冊以上紹介してくれます。


「レファレンスブックを羅列しているだけの面白みのない本」では全然なくて、
”使える本”をしっかり紹介しながらも、
日垣隆さんの主観全開な”読ませる””思わず買いたくなる”レビューが楽しい、オトクな1冊。


マスコミの方や広報担当者はもちろん、ブロガーやSNSユーザーもふくめ
「ものを書いて発信する」ひとは、持ってなきゃヤバい。
それから、情報強者をめざすあなたも。ね。


すこし古い本なので、
本書で紹介されているレファ本を買いたいときは、
重版されているなら最新版を、あるいは、もっと良さそうなものが出ていればそっちを購入するのがオススメです。

推された本をそのまま買うのもいいけれど、
「どんな情報が本としてまとまっているのか」を知っておくためにこそ使える1冊。


☆★☆



ところで、
検索エンジンgoogleは

世界じゅうのすべての情報を集め整理する
(Google's mission is to organize the world's information and make it universally accessible and useful. )


ことを理念としています。

これは、カンタンなことじゃない。
というより、いつまでたっても達成できない。
だからこそ、最終目標になっているわけで。


「検索でどんな情報も手にはいる」
という言い方には、どこか盲点がある
と疑ったほうがいい。
ほんとうは、ネットで手にはいる情報は限られています。
専門的な情報になればなるほど、そうだよね。


だから紙の本のほうが
エライんだよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆


と言いたいわけではもちろんないのは、
以前の記事(NISA(ニーサ)口座をひらく前にやっておきたいたった1つのこと〜「検索」時代の情報リテラシー論)でもお話しました。

「本に載っていないけど、ウェブでは手にはいる情報」だって、いっぱいある。



「検索」時代は、知識よりも知恵が大切。
「なにを知っているか」ではなく
「どんな情報がどこにあるか」を心得ておいて、
必要なときに引きだしてくればいい。


と、私は思います。
いや、「私は」というか、この時代のリテラシーを↑のようにとらえているひとが多いという印象。
いろんな本でよく見かける考え方です。


☆★☆



そんなこんなで今日は


本とネットの二刀流で
もっと、情報強者だよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



というお話でした。


ちなみに記事のタイトル
『Googleを使いこなして「俺、情強!」と思っているあなたはヤバい』

は、広告用語で「ネガティブアプローチ」といいます。


「ニュースとかもウェブで間にあわせちゃってるし
情報ソースがネットだけでだいじょぶなのかな、おれ」

……ネットユーザーのそんな”隠れた不安”を狙い撃ち! しただけで、
べつに情報強者を攻撃したいわけじゃありません。

最近↓この本を読んで使いたくなった手法です。


コピーライティングの本です。
表紙をめくると最初に目に飛びこんでくる具体例があります。それは……


「鏡をみるたびに……
ゾッとする老け顔」



わ。気になる! 気になる!
どうしたらいいのっ!?

これが「ネガティブアプローチ」。
もちろん、そのコピーの先には”不安”を解消してくれるであろう
商品やコンテンツがある
はずです。


さて、
最後はぜんぜん関係ない話になっちゃったけど、
今日も……


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

【ワナビ】作家志望者が読まなければいけない「小説の書き方」本10冊【公募】
NISA(ニーサ)口座をひらく前にやっておきたいたった1つのこと〜「検索」時代の情報リテラシー論
ネット・情報リテラシー





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