2020年11月30日

食わず嫌いのあなたに贈る「プログラミング入門書」10冊


御殿場時之栖イルミネーション2020

Dim myself As Variant

私という変数をVariant型で定義する。

Variantで宣言された変数には何でも代入することができる。
数値でも文字列でも、何だってかまわない。


Dim you As Variant

いま、あなたという変数もVariantで定義された。
君もまた、何にでもなれるのだ。


君の色は?
I am colorless

――三浦大知「COLORLESS」より


COLORLESS - 三浦大知(iTunes)

(※ SeesaaブログはJASRACと著作権にまつわる許諾契約を締結しているため、JASRAC管理楽曲の歌詞を引用することができます。関連記事:解禁! SeesaaブログでJASRAC(ジャスラック)管理楽曲の歌詞掲載が可能に♪



というわけで。
今日はプログラムの入門書特集です。

児童書や新書、概論から、初心者向けのプログラム(マークアップ)言語、アルゴリズムパズルまでバラエティに富んだ10冊。


具体的な分野としては……

Excel VBA、HTML、CSS、JavaScript、jQuery

の5つのジャンルの入門書をピックアップしています。


な。いきなり横文字! と感じたあなたも大丈夫。
私もちょっと前までは「VBA」という言葉すら知らなかった。
そんな私でも読めた10冊です。
(ちなみに、↑冒頭のポエムは、VBAで”変数を宣言”する記述ね)


もはや基礎教養ともいえるプログラミング。

苦手意識のある、食わず嫌いさんでも楽しく読める
「初心者向けのプログラム本」10冊
をど〜ぞ♪



 児童書



1冊目は児童書です☆
……いえ、子供向けだからといってあなどるなかれ。
どんな分野の児童書でもそうなのですが、じっさい読んでみるとけっこう知らないことが書いてあったりする。

本書を読めば、プログラムが機械のなかでどういう仕組みで動いているのかがイメージできるようになります。
メモリやCPU、レジスタなど、コンピュータの内部の説明が多め。

絵本と呼んでもいいくらい、文字も大きくてイラストがたっぷりの1冊ですv
ぜんぶのかんじにふりがながついてるよ☆

 プログラマーは何を話しているのか



プログラマーさんが話す言葉は、門外漢にとってはまるで異国語ですよね。
本書はざっくりというと、”プログラマーが何を喋っているかわかるようになる”本です。

前半は、ノンプログラマーがプログラマーとつきあうときの心得。
後半は、右も左もわからない入門者が何を知り、学べばいいのかを教えてくれます。
コンピュータやネットワークにまつわる基礎知識の解説や、メジャーな言語の紹介も。

文系向けの本と銘打ってはいますが……

 プログラマーがリファクタリングにハマる理由は、多くの場合、現実逃避です。
「第1章 アイデアがみるみる形になるプログラマ通しでーとの仕事術」より(太字は原文ママ)


など、現場のあるあるネタも多く、本職のプログラマーやプランナーが読んでも楽しい1冊。
(リファクタリングは、コードを整理すること)

付録の「プログラミング&プログラマー用語辞典」も素晴らしい。
”よく聴くけれど、ちゃんと意味がわかっていなかった言葉”を網羅しています。通しで読むべし!
現場で使われるスラングの解説など、ほかの本にはないものを、ぎゅっと詰めこんだ良書。
面白いです。オススメですv

↓第3章で紹介されている「教養本」3冊を私的メモ。

『パソコン創世紀』富田倫生
『コンピュータ帝国の興亡』ロバート・X・クリンジリー
『マイクロソフト戦記』トム佐藤


 縦書きのプログラム入門書



「理系知識ゼロ・焼野原状態」を自称する織田直幸さんが、インド出身のジョシ・アシシュさんに、プログラミングの初歩を教えてもらいます。
とことん初心者に向けた、縦書きの新書です。

前半は実技というより、考え方やプログラムの周辺がメイン。
ゼロの発見からはじまり、インドの教育事情、コンピューターの仕組みなどのやさしい解説です。
後半は、Microsoft社が無償で提供している「Small Basic」というソフトを使って簡単なプログラムを動かしてみる実践編です。

 Excel VBA



ではでは、そろそろ実践的な本を。
こちらは右も左もわからないひとのためのExcel VBAの入門書。

VBAとは「Visual Basic Applications」のこと。マイクロソフトのいろいろなソフトで動く、Visual Basicがベースのプログラミング言語です。

本書はExcelでVBAを使いこなすための手順を、手取り足取り教えてくれます。
文章の表示にはじまり、顧客リストから請求書をつくるプログラムを組めるまでになれます。
「わからないとは言わせない!」とでもいうように、ものすごく親切な説明が魅力的な1冊。

Excel VBAはプログラム入門に最適。しかも実用的。
VBAに興味を持ったら、まずはこの本から♪
(私信。読みました♪ やさしくて丁寧で、入門書のお手本みたいな1冊でしたv)

 Ecel VBAユーザーフォーム



VBAを学べばExcelをさらに使いこなせるようになる。
次は、ユーザーフォームとコントロールの参考書です。

ユーザーフォーム&コントロールは、Excelの機能のひとつ。入力を受けつけて作動するアプリのようなものです。
本書では本格的な売上管理システムをつくりながら、フォームの作り方を細かく学べます。
ひたすら実践編。とことん具体的に、システムを組みながら学習していく構成です。

入門書ではありますが、長くて複雑なコードも出てきます。
もちろん丁寧な解説があるのだけど、VBAの構文もフォームも……だとおぼえることが多すぎて混乱してしまう。すでにある程度VBAを学習した人向けです。

↑は2019年の改訂版。旧版はこちら↓です。



Excel VBA大事典



基礎知識、関数、データの操作、コントロール、外部アプリケーションとの連携。
Excel VBAにまつわる全情報がすごい密度で、すごい量つめこまれた本……いえ、本というより、鈍器のようなもの。
厚さはほぼ6センチ。全958ページ。存在感がすごい、まさに大事典です。

第1〜3章は通読、4章以降は必要に応じて引くのがいいかも。
第1〜3章はマクロ、VBA、プログラミング全般の基礎知識です。ここだけでもちょうど1冊の入門書くらいの分量があります。

目次と索引が便利で、やりたいことやわからないことがあれば、すぐに該当するページにたどりつけるようになっています。
手もとにあれば一生使える、Excel VBA関連本の決定版!
(私信。読み……とおしてはいないですが、買いました♪ ちょこちょこと、いちばんよく使っているのが本書ですv)

HTML&CSS



続いては、HTMLとCSSの入門書です。ウェブサイトを作ったりブログを書くときにおなじみの言語ですね。
HTMLとCSSはサイトの構造や見た目を指定するだけなので、厳密にいうとプログラムではありません。が、次のJavaScriptに入門する前提としてほぼ必須。

本書はウェブページの基本的な構造から、タグの書き方、スタイルシートで装飾をする方法をじっくり教えてくれます。
はじめて学ぶひとのための入門書ですが、意外と知られていない小技も。

ネット上で何かを書く機会は多いから、ほかの分野に比べてとっつきやすいのがHTMLとCSS。
ひとつひとつ丁寧にソースコードが掲載されており、真似しながら学べます。

JavaScript



次はJavaScript。主にブラウザで動き、サイトを動的にあやつる言語です。習得が比較的やさしく、初心者向けだと言われています。
”究極のやさしさ”でJavaScriptを教えてくれるのが本書です。

英文だらけのコードに、単語の意味がわかる「ふりがな」をふり、さらに「読み下し文」を掲載。
まるで英語や漢文のように学べるのがとてもユニークです。

↑で紹介した『文系でも知っておきたいプログラミングとプログラマーのこと』の清水亮さんも、プログラミングは理数系の科目というより「語学」だとおっしゃっていました。
ほんとうに。じつは文系も大歓迎! なのがプログラムという分野だと思う。

Googleのブラウザ「Chrome」のコンソール機能を使って学習していくので、なんと、HTMLとCSSの予備知識もいっさい不要! とことんやさしさにあふれた1冊です。
とにかくすぐにでもプログラムを書いてみたい方にオススメ。
(私信。読みました♪ コードにルビがつくとこんなにわかりやすくなるとは。よい本でしたv)

↓ほかの言語も出版されている人気シリーズです。

『スラスラ読める Excel VBA ふりがなプログラミング』
『スラスラ読める PHPふりがなプログラミング』
『スラスラ読める Javaふりがなプログラミング』
『スラスラ読める Rubyふりがなプログラミング』
『スラスラ読める Unity Cふりがなプログラミング』
『スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング』
『つなげば動く! Pythonふりがなプログラミング パターン文例80』


jQuery



こちらもJavaScript関連です。
jQueryは、JavaScriptをより扱いやすくしてくれる”ライブラリ”。導入も簡単で、ウェブ開発でよく使われています。
本書は超初心者向けのjQuery入門書。

第1章は、jQueryとUI(ユーザーインターフェイス)を使うための準備。
第2章は、画像を表示させたり、スライドショーなど画像関連の操作。
第3章は、登録フォームの作り方とエラー処理。
第4章は、外部ファイルを読みこむ非同期通信。
第5章は、jQueryがもっとリッチで便利になるUIの使い方。

丁寧すぎるくらい丁寧で、迷いも挫折もありえない親切設計です。
(たとえばちょっとコードを書き直す場面でも、ちゃんと全文を掲載しなおして説明しています)
ちなみに本書を読むにあたっては、JavaScriptの知識は必須ではありません。HTMLとCSSは……多少知っておいたほうが理解しやすいです。

アルゴリズム



ラストは変化球を。
本書を読むのに、プログラムの知識はいっさい必要ありません。
でも、とことんまで”プログラマー的な思考”が求められる。そんな本。
(じゃっかん数学の知識が必要です)

初級から上級まで、150の問いと解説を収録しています。
はたしてあなたは、提示された問題を解決するアルゴリズム(手順、手続き)を導けるか!?
「一筆書き」や「狼とキャベツ(宣教師と人食い人種)」「ソート」「魔方陣」など、この手のパズルの定番も出てきます。

でね。
この本は「チュートリアル」がとても親切で。
”どんなふうにアルゴリズムを考えればいいのか”を、いちばんはじめに訓練してくれます。
「第1章」の「一般的なアルゴリズム設計戦略」で挙げられるのは↓こんな感じ。
  • 全数探索(しらみつぶし)
  • バックトラック(不要な枝葉は剪定)
  • 縮小統治法(問題を小さくする)
  • 分割統治法(問題を分割する)
  • 変換統治法(扱いやすい問題にしてから解く)
  • 貪欲アプローチ(部分解を拡大していく)
  • 逐次改善法(近似解を改善していく)
  • 動的計画法(部分問題の結果を積み重ねていく)
  • アルゴリズム分析(より効率化するために)

これらが、いわば”ひらめきのもと”となる素材たち。
うまく使って難問をクリアできたときの爽快感といったら!
プログラミング初心者にも、上級者にも同時にオススメできる、計算機科学な1冊♪



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪

あきか(@akika_a

(冒頭の写真は御殿場時之栖のイルミネーションです)

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posted by 姉崎あきか at 00:02| 10冊シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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