
「禁煙本」は、面白い。
タバコを吸うこと、やめることについて、私達がどれほど思いこみにとらわれているかをあきらかにしてくれる。
衝撃の事実。
あばかれる”盲点”。
意外すぎる展開。
そして、”逆説”の数々。
まるで、すべてのページにどんでん返しが仕掛けられたサスペンス小説のよう……。
とういわけで、今日は”禁煙本”特集です。
「タバコをやめたいひとの役に立つ」本を紹介していきます。
あ。
べつに「禁煙せよ!」ってススメているわけでは全然なくてね。
吸う/吸わないは、もちろん自由だ。
ただ”やめたい”と思ったときにすんなりとやめられる方法を知っておくのは、選択肢を増やすという意味においても、悪くないと想う。
紹介するのは禁煙・卒煙にまつわる本ですが、
煙草だけでなく、さまざまなジャンルの「依存」全般と向きあうときにも参考になるものばかりです。
意外な真実に満ちていて、喫煙者にとってもノンスモーカーにとっても驚きの連続。それが禁煙本。
読むだけでタバコをやめられる、
魔法のような5冊をど〜ぞ♪
禁煙本の決定版
多くの禁煙成功者が「この本でやめることができた」と口をそろえる、ロング&ベストセラー。
小手先のテクニックじゃない。
本書が変えようとしているのは、読者の”考えかた”そのものです。
・減煙は禁煙よりずっと難しい。
・ヘビースモーカーのほうが禁煙しやすい。
・喫煙それじたいではなく、”禁断症状の緩和”を楽しんでいるだけ。
人はなぜ煙草を吸うのか……喫煙のメカニズムをとことん知ることで、認識がガラリと変わり、ある日を境に”まったく吸わない自分”になれる。
”この本を読んでいる最中はどれだけタバコを吸ってもいい”と許してくれているのもユニークv
これ1冊でもじゅうぶん。そう言ってしまっていいほど、禁煙本の決定版です。
「離脱期間中(長くとも三週間)は完全にタバコを断つ」と強く決心すること。そのときの気の持ち様が正しければ禁煙は馬鹿らしいほど簡単なはずです。「32 禁断症状などもともと存在しない」より
意志の力は関係ない
2人の父親がいて、どちらも最愛の娘が誘拐されてしまったとする。
いつまでも見つけだせないまま、時間だけが経っていく。
このとき「仕方がないか……」と先にあきらめてしまうのは、
「意志の強い」父親だろうか、それとも「意志の弱い」父親だろうか?
では、タバコをとりあげられてしまった喫煙者の場合はどうだろう。
そう。禁煙と”意志の強い/弱い”は関係ないのである。
……こんな感じの寓話からはじまり、愛煙家の目からウロコを落としまくる内容が盛りだくさん。
タバコに対する認知がリセットされ、吸いたい気持ちがすっと消えていく魔法の本です。
タバコで解消できるのは「ニコチン切れのストレス」だけ「第3章 『タバコのメリット』の真実」より
タバコが与えてくれる喜びは、もともと、タバコのせいで、感じていたイヤな感じを、吸った時だけ紛らわすこと。「第3章 『タバコのメリット』の真実」より
とりわけ、根性や意志の力でガマンする「努力型禁煙」にはつよく警鐘を鳴らしています。
つらいし失敗しやすい。悲惨だ、と。
通常何かを成し遂げるには「意志力で頑張る」ほかないと考えられていますが、それ以外にも、変化を生み出す方法があることを実体験してみましょう。きっとその体験は、その後の人生の大きな財産となるでしょう。「序章 とりあえずここだけは読んでください」より
禁煙は”がんばらない方法”のほうがうまくいく。
二重洗脳
おなじく磯村毅先生の本です。
タバコを中心に、薬やお酒、ギャンブル、人間関係など、さまざまな依存症をとりあげています。
・薬物等がないと幸せを感じられなくなってしまう「失楽園仮説」。
・おなじ対象から<ごほうび>と<恐怖>がもたらされる「二重洗脳」。
ひとがなにかにハマってしまう構造を、心理学・脳科学的に徹底解説。
依存に悩むひとでなくても、”人間の心”について多くの気づきを得られる良書です。オススメ!
↑の『リセット禁煙』と一部重なる話もありますので、復習もかねてど〜ぞ♪
ツボ、ダイエットも
鍼灸院の先生が禁煙術を伝授。
煙草への認識をあらためる定番の方法のほか、
・「ツボ応用法」(耳や手のツボを刺激)
・「こめかみ圧迫法」(リラックス)
・「喫煙者ウォッチング」(吸いたい気持ちを客観視する)
など本書独自のノウハウも多数。
”禁煙太り”への対策法も指導してくれますv
↑で紹介した本たちの補足として◎。
末尾の「参考文献」では、禁煙や心理学の定番本も紹介されています♪
あげられているのは↓以下6冊。
『リセット禁煙』(磯村毅/PHP文庫)
『禁煙セラピー』(アレン・カー/KKロングセラーズ)
『人生を変える! 「心のブレーキ」の外し方』(石井裕之/フォレスト出版)
『喫煙の心理学』(クリスティーナ・イヴィングス/産調出版)(※)
『禁煙学』(日本禁煙学会/南山堂)
『医学的根拠とは何か』(津田敏秀/岩波書店)
※ 本書の「参考文献」では『禁煙の心理学』と掲載されていますが、おそらく誤植。この『喫煙の心理学』のことだと思われます。
喫煙(吸う人)vs.禁煙(吸わない人)
ラストは作家・姫野カオルコさんのエッセイをおまけ的に。
灰皿の置かれた寿司屋やカフェで、(吸わないお客さんもいるなか)タバコをふかすのはOKかNGか。
この微妙なシチュエーションで、煙草を吸うひと、吸わないひと双方の気持ちに寄りそい、それぞれの言い分と独自の意見を展開していきます。
といっても、議論というよりはユーモアがメイン。
ゆる〜い、くすりと笑える文章です。
「おれが丹精こめてにぎった寿司は、タバコの煙の匂いを嗅ぎながら食ってほしいんだ、べらぼうめ!」「第一章 喫煙(吸う人)vs.禁煙(吸わない人) V 吸う客に罪はない」より
べらぼうめ!
ちなみに、タバコについての話題は「第一章」のみです。
二章以降も世の中のさまざまなこと対してツッコんだりボケたりしていて楽しい。
卒煙に直接役立つ本というわけではないので、禁煙本を読んでいるときの箸やすめとしてど〜ぞv
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
(冒頭の写真は深大寺松葉茶屋の焚き火です)
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