2019年03月29日

最近読んだ「幸せについて考える」本10冊〜三大幸福論を中心に〜

 
今日のなぞなぞ
「”幸せ”を考える10冊は?」

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こうなったら幸せだろうな、と考えてそれを目指すのだけど。
”こう”なったときにほんとうに幸せと感じるかどうかは、いまの自分にはわからない。だって自分は”こう”なったことがまだ一度もないものね。

目指すその状況は、ホントに幸せなのか。
想い描いていた未来が訪れたとき、今度はどう生きていけばいいのか。
それを知るために、人は幸福論を学ぶ。


……そんな感じかな。


今日は最近乱読したなかから、「幸せについて考える」10冊をぷちレビューしていきます。
おぉ、壮大v
でも直球な幸福論や哲学だけでなく、マンガや小説、投資までバラエティに富んだセレクトにしてみました。


「今のじぶんの感覚や知識」だけですべてを判断してしまうと、いろいろと見落としてしまうものがあるかもしれない。
じゃあ、どうずれば別の視点を持てるかっていうと……。


いっぱい
本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆



って、このブログは基本、それしか言っていません(笑)。


というわけで。
誰もが向きあうべきテーマ「幸せ」について考える10冊をど〜ぞ〜♪



 三大幸福論はラッセルから


世界三大幸福論(ラッセル・アラン・ヒルティ)のひとつ。幸せにまつわる様々な本でよく引用されています。前半は「不幸の原因」、後半は「幸福をもたらすもの」。ひとは誰でも幸福になれる。競争がもたらす弊害、退屈や興奮に対する考え方、熱意や愛情や”幅広い興味”の大切さ……幸せについて考えるときに普遍的なテーマがぎゅっと詰まっていて、色あせない名著です。幸福論は、まずはラッセルを♪

 アラン幸福論は文学・哲学的


三大幸福論のひとつ。アランの幸福論は、無数のプロポ(哲学断章)を集めた1冊です。どこから読んでもOKなつくりですが、書き散らばっているわけでは全然なく。むしろどの断片にも一貫したテーマが流れています。文章が文学・哲学的でかっこいいv

情念から自由になる方法として身体的な体操(運動や行動)をとくに重視。幸福になることは義務、しかも自分ではなく「他人にたいする義務」だと言い切っています。↓以下、好きな一節。

幸福を世界の中に、自分自身の外に求めるかぎり、何ひとつ幸福の姿をとっているものはないだろう。
(中略)
君が将来幸福であるように思うとしたら、それはどういうことかをよく考えてみたまえ。それは今、君はすでに幸福をもっているからだ。期待を抱くこと、それはつまり幸福であるということなのだ。
『アラン幸福論』87 克服 より


幸福は外からもたらされるものじゃない……みたいなことはアランもラッセルもヒルティも共通して述べています。金言♪

 ヒルティ幸福論は宗教・道徳的




三大幸福論のひとつ。ヒルティの幸福論はめっちゃキリスト教推し! です。キリスト教圏じゃない私たちにはちょっととっつきにくいかもしれないけれど、厚めの3冊を通して語ってくれるので、じっくりつきあえば大丈夫。ラッセルもアランもあまりふれていない「信仰と幸福」のテーマをどこまでも深く掘り下げます。私は新装版で読みましたが、持ち歩きやすい文庫版↓も出ています。

『幸福論 第1部』
『幸福論 第2部』
『幸福論 第3部』


 幸福力


幸せになるには「幸福力」が必要。生きるうえで大切なことをこれ以上ないくらいストレートに伝え、「これしかないよね」と締めくくる斎藤一人先生の教えに心が洗われます。「よい本は7回読め」と読書を強くすすめているのも素敵♪ 斎藤一人先生のトークを味わえるCDつき。

 アーリーリタイアをするには?


経済的自由を達成して早期リタイアを実現するための方法を手取り足取り教えてくれます。早めのリタイアというと「そんな、早々に何もやることのない人生を手に入れてどうするの?」みたいな議論も起こりがちですが、本書はそのへんにも先まわりして、リタイア後も幸せに生きる秘訣を伝授してくれます(あえてリタイアしない選択もアリ)。

好奇心。持続性。楽観性。柔軟性。冒険心。ヒントでなく「答え」がまるごとのっている感じですごい。ラッセル等の幸福論にもしっかり目配せされています。金融リテラシーもあり幸福論も充実の良書。
(私信。手にとるきっかけをくださってありがとうございます。何度でも読み返したい本ですv)

 つみたて投資


↑の『幸せの確率』でインデックス投信の積み立て(※)がオススメされていたので、関連して読みました。積み立てが一般的でなかった時代から研究に研究を重ねていた”つみたてへの情熱”がすごいv 長期間の積み立てがなぜ有利なのかを完全解説してくれます。いくらで買ったかよりも、何口買えたかが重要。

※ 市場平均に連動する投資信託を定期的に一定額を買い増していく投資手法。安い時にたくさん買えて、高い時には少ししか買えないので、期間が長くなればなるほど、リスクを抑えながらリターンが見込めるとされています。ドルコスト平均法。

 もっと、つみたて投資


おなじく星野泰平さんの”つみたて本”をもう1冊。相変わらずの情熱ですv 『半値になっても〜』では架空の値動きのグラフで積み立て投資の有利さを説明していましたが、こちらは日経平均株価など実際の市場でもちゃんと有効なことを解説しています。低迷もまた良し。

 投資本の名著中の名著


本書もインデックスファンドへの長期投資を強く推奨しています。およそ4年に1度改訂を重ねているロング&ベストセラー。↑最新版です。以前の記事(マネーのスペシャリスト3氏(竹中平蔵・竹川美奈子・勝間和代)のオススメ本7冊投資をはじめる前に読みたい15冊)でも、金融のスペシャリストたちがこぞって推薦している、名著中の名著。


……金融関連の本が続いてしまいましたが、幸せについて考えるとき、どうしてもお金は避けては通れないテーマだよね。もちろん、お金がそのまま幸せに直結するわけじゃないと、ラッセルもアランもヒルティも言っています。ただ、ある程度のお金があることで”不幸を避ける”ことができる……ラッセルはそうも言っています。できることも増えるし。

金というものが、ある一点までは幸福をいやます上で大いに役立つことも、私は否定しない。
『ラッセル幸福論』第1部 不幸の原因 第3章 競争 より


あと、ヒルティさんもするどい観方を展開しています。

金銭に対して非常にきびしい誠実さを持ち、人生の目的としてはこれを完全にまた率直に蔑視するが、しかしより高い目的を達成するための手段としてはこれを正しく評価する
『ヒルティ幸福論 U』 教養とは何か より


「幅広い興味を持つことの大切さ」はラッセルさんも強調していますし。あまりなじみがない方も、食わず嫌いせず、金融リテラシーの本をがんがん読んでみて!

 仕事と幸福の関係


幸福論そのものではないけれど。度をこえた疲労は、人から判断力を奪ってしまう。コミックエッセイなので、多忙ななかでもさくっと読めます。本書のラストでも『ラッセル幸福論』が引用されていました。

人間疲れれば疲れるほど、仕事をやめることができなくなる。ノイローゼが近づいた徴候の一つは、自分の仕事はおそろしく重要であって、休暇をとったりすれば、ありとあらゆる惨事を招くことになる、と思いこむことである。
『ラッセル幸福論』第1部 不幸の原因 第5章 疲れ より


三大幸福論のなかではとくに『ヒルティ幸福論』が、仕事について多く筆をさいています。幸せについて考えるとき、”仕事”もまた外せないテーマ。

 年をとったら人はどう感じる?


ラストは話題の本を。主人公は78歳。帯にある反響の言葉の数々も高齢者だらけで「新『終活』小説」とのキャッチコピー。いわゆるシニア小説なのですが、かなりエンターテイメントしていて、年齢関係なく楽しく読めます。

主人公のハナさんは、ものすごく外見に気をつかっていて、雑誌にも載っちゃうほどのオシャレ。ときおり娘に「これ以上気合いいれるとイタくなっちゃうからね」的なことを言われていたりします(笑)。みんなキャラが立っていて、ユーモアも効いているし面白いのだけど、やっぱりシニアならではの描写がもちろんあって。たとえば将来、親や自分が”歩幅の狭さ”を気にするようになったりするのかなぁ……みたいな視点で読むといろいろな発見があるかも。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a

(冒頭の写真は横浜の里山ガーデンで撮ったシーズーたちです)

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