今日のなぞなぞ
「ビオトープの作り方がわかる10冊は?」

本の雑食家さん、こんばんは。
私も雑食です。
今日は、最近乱読したなかから
”ビオトープをつくるための10冊”をぷちレビューしていきます。
ビオトープ(biotope・biotop)とは、
いろいろな生物(Bio)が暮らす空間・場所(tope)のこと。
とくに人の手で多少の管理をくわえて、意図的に生態系を呼びこんでいるような場所を指すことが多いです。
規模はさまざま。
自然公園や植物園などはもちろんのこと、デパートの屋上や民家の庭なんかにも、素敵なビオトープをよく見かけますよね。
ベランダに置いた水鉢にスイレンとメダカをいれるだけでも、生態系はできあがる。
ガーデニングやアクアリウム、各種テラリウムから里山文化までをもクロスオーバーする魅力的なジャンル。
それがビオトープです。
お口にあう書はございますでしょうか?
追記)
↓「上級編」の10冊もまとめました♪
【上級編!】最近読んだビオトープをつくるための本10冊
(以前の記事(【徹夜本】地下東京に広がる腐海――貴志祐介『新世界より』の社会システムと生態系がすごい)ではファンタジー世界の生態系を愛でています。
フィクションのセカイのエコシステムも面白いv)
きっかけはこの1冊
私がビオトープの世界を知るきっかけとなった1冊です。水鉢での寄せ植えから、メダカが泳ぐビオ、トンボやチョウを呼びこむ方法も。水生植物の図鑑、グッズやショップ、ビオスポットの情報まで幅広く掲載されています。写真がとてもオシャレで、今すぐビオをはじめたくなる♪
庭があるひと向け
こちらはプランターや睡蓮鉢のミニビオというよりは、ガーデン寄りの本です。庭があるひと向け。写真も豊富で、和風洋風ともにレクチャーしてくれる。アイディアが広がりますv ナミアゲハを呼ぶならミカン系……など、役割別に植物を紹介してくれるので便利。小鳥も呼べます。自然への理解が深まる末尾のコラム集がとてもオススメ。
ゆるふわ漫画エッセイ
思い立ってベランダでビオトープをはじめた馬場民雄さんのコミックエッセイです。定番のトロ舟(※)にメダカ。限りあるスペースをやりくりしたり、初心者ならではの失敗談もあって、ほかのハウトゥー本とは異なる味わいです。
※ コンクリートをかき混ぜるときに用いられる直方体の容器。ビオの水辺づくりの定番アイテム。
生態系ってなんだろう
ビオトープそのものを扱った本ではありませんが、4冊めには「図解雑学」シリーズをオススメします。生産者・消費者・分解者……生態系のしくみから生物の誕生、進化の歴史まで、図入りでわかりやすく解説してくれる。後半は環境問題についてなのですが、「入門書」を超えて思想的な厚みのある1冊です。自然というシステムの基本をおさえるために読んでおきたい。
まるまる1冊水生植物
まるまる1冊水生植物。湿性植物あり水草ありコケもあり。涼し気なアクア園芸の入門書です。わりとテラリウム(※)志向が強い本かな。後半のアクアテラリウム作品集の写真がすごいです。芸術的で圧巻。
※ 容器のなかに環境を再現して植物や動物を展示するスタイル。熱帯林など陸を表現するテラリウムや、水中を造るアクアテラリウム、苔が主役のコケリウムなど様々。総称してビバリウムとも。
まるまる1冊メダカ
飼い方……という名のメダカファンブックです(笑)。ていねいに飼育法が解説されているのですが、「メダカと歌」などのうんちくや、愛くるしい「メダカ写真館」、「メダカ検定」も。ビオにメダカは外せない!
「水鉢でスイレンを咲かせたいけど蚊が心配!」というひともメダカを導入するし(メダカはボウフラを食べてくれる)、「植物とかわかんないけど、とにかく丈夫な魚を泳がせたい!」というひとにもメダカがオススメだし。園芸とアクアリウムのどちらでも不動のポジションを得ているすごい魚だよね。
まるまる1冊スイレンとハス
スイレン・ハスは、水を張ってふつうに栽培しているだけでもビオトープになる。ちいさな水辺にも野生の生き物が寄ってくるし、水と土のなかには立派な生態系ができあがる。もちろん、メダカや金魚、ヌマエビ、タニシを放しても◎。色とりどりの品種の図鑑が美しい、スイレン・ハス入門書です♪
まるまる1冊コケ
コケをうまく採りいれれば、ここまでいろいろな表情が出せる。中目黒の園芸ショップ Green Scape さんが監修しているコケ入門書です。センスのありすぎるコケアレンジにうっとり。ビオというよりはインテリア向けの本ですが、多彩なヒントをもらえるはず。
ガーデナーのための専門書
大学や専門学校の講義で使われそうな、園芸・ガーデニングの教科書です。かなり専門的で、正直、手軽にビオをはじめるだけならここまでの知識は要らない。もっと深めていきたい好奇心旺盛なあなたへの1冊です。
生命とは何か
今日いちばんオススメしたいのが本書です。直接ビオトープを扱っているわけではないのですが、ものすごく良い本。生物系のテレビ番組の監修なども行なっている福岡伸一教授の、生物学エッセイです。
いろいろな例を挙げて生命・生物という<現象>を考えていく。本書を読むと、漠然と抱いていた<生命観>がガラリと書き換わる。
生物という<個体>は、分子の大きな流れの「淀み」にすぎない。
私たちがものを食べるのは、この流れをとめないため。
ちょっぴり皮肉っぽいユーモアの効いた文体もステキ。生命や生態系ってこういうことなんだ……とハっとさせられる。ほんとうに良い本です。↓さいきん新書版が出たので、未読の方は新書でぜひ♪ 必読です。
お口にあう本はございましたでしょうか?
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
追記)
「とりぱん」のことをすっかり忘れていました。追加!!
以前の記事(【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】)でも紹介した名作漫画。庭に置いた餌台にやってくる野鳥たちとのふれあいを描いた、エッセイコミックです。オナガのフンから芽生えたツルウメモドキが育っていたり……生態系の一部となっている庭が素敵。ほのぼのと笑えるタッチで身近な自然の美しさを教えてくれる名著。
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時折、野鳥や昆虫・花を撮影に足を運びます。
表紙の蝶は「ツマグロヒョウモン」でしょうか・・・
こういう画像には、つい目を引かれてしまうのですよ^^
図鑑をみるかぎりではツマグロヒョウモンですね♪
この蝶はうちのちいさなビオではなく、旅先の巨大ビオトープで撮影したものです。
バタフライガーデンはもちろん、川も池(湖)も湿地もあるすごい場所でしたv
気まぐれな野生の生き物たちだけど、バチっと撮れたときは嬉しくなりますよね♪
最近はほかにもビオ関連の本をよく読んでいるので、また特集すると思います。
また遊びにきてくださいね^^