2015年12月05日

今年もっとも売れた本〜2015年間ベストセラー10冊はなぜヒットした?

 
今日のなぞなぞ
「2015年の年間ベストセラーは?」

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出版取次会社のトーハンより
「2015年にもっとも売れた本」が発表されました。


今年もっとも売れた書籍、第1位……


の発表は最後にとっておいて
、10位から順番にみていきましょ。
今回はちょっと趣向を変えて、カウントダウン形式で。
さらに「なぜヒットしたのか」を考えてみるぷちコメントもつけました。
プランナーやマーケターのあなたは参考にしてみてv


1位は予想どおりかもしれません。
今年いちばん話題になった本といえば……あれだよね。
↑トップの写真がヒントになっている(ような気もします)。



以前の記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)でもお話しましたが、
ベストセラー情報は、トーハンや日販のサイトで誰でも閲覧できます。


TOHAN website
http://www.tohan.jp/
日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/




ジャンル別のランキングや、
20位までのラインナップが見られたりして面白い。
あわせてアクセスしてみてくださいね♪


それでは、カウントダウン!


☆★☆



2015年の年間ベストセラー総合
(トーハン調べ。集計期間=2014年11月27日〜2015年11月26日)

10位

ビリギャル! 文庫化し、映画化もして大ヒット。「もしドラ」(『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』)を例にあげるまでもなく、ハウトゥー含みの成長物語はロングセラーの王道となりつつあるかも。来年はこのジャンルでどんなヒットが生まれるか!?

9位

分際とは、身のほどのこと。なんだか今年は”こわばっていた力を抜く”ベクトルの本が多くリリースされた印象があります。象徴的なのは、以前の記事((ドラマ版デスノ)なぜ月は三流大学で、ミサは地下アイドルなのか【家事】頑張りすぎてるママのための育児本17冊【育児】)でとりあげた、ファッション誌「VERY」の方向転換。サヴァイバル疲れの時代、分際を知ることが逆に生きる知恵となる。良書です。

8位

テレビ番組でたびたび取りあげられたことも、ヒットに拍車をかけました。103歳の美術家、篠田桃紅さんが人生を語る。↑『人間の分際』とセットでどうぞ♪

7位

先月上梓されたばかりの本ですが、年間7位にランクイン。創価学会名誉会長・池田大作さんの人気シリーズです。宗教関連書は景気も時代性も関係なく、かならず一定の読者をかかえています。いわゆる”固定ファン”がついているものは、ジャンルを問わず強い。

6位

4年連続ランクインのロングランです。本当に今年は”身のほど”をわきまえ、そのなかでいかに幸せに生きていくか……というテーマの本が多い。謙虚に、丁寧に、しかし諦めない。おなじ渡辺和子さんの『面倒だから、しよう』も、本書の売れ行きにあわせて再ヒットしました。

5位

自分でできる音楽療法。付録にCDがついています。付録がメインともいえるオマケつき書籍は、もはや定番ともいえる手法。CD、バッグ、チケット、ダウンロード権など、”オマケありき”の商品で、幅広い層をターゲットに狙える。健康志向×オマケつきで、企画の勝利ともいえる大ヒットでした♪

4位

4位は幸福の科学グループ創始者・大川隆法さんの著作。宗教関連なので”固定読者”をとりこんでのヒット。以前の記事(どの”成功本”を読むべきか? 幸福の科学『常勝の法』(大川隆法)がユニークですごい)でもお話したとおり、大川隆法さんの本にはビジネス書っぽさがあるので、固定ファン以外の読者も多いかもしれません。



3位

年間を通してじわじわ売れ続け、3位に。”家族は良いもの”という暗黙の前提をぶった斬る、今年もっともラディカルな本かも。ワイドショー等で取りあげられたこともありますが、なにより世間的な常識に斬りこんで”神話”を揺るがすスタンスが賛否両論を呼ぶ、炎上マーケティング(※)的な売れ方だったと思います。

※ 不評や議論を巻き起こすことで知名度をあげる宣伝手法。

2位

フランス人に学ぶ、シンプルにスマートに生きるコツ。タイトルは、こんまり(近藤麻理恵)さんブーム(魔法のときめきお片づけの人です)と完璧にリンクしています。内容は今年のキーワード”身のほど”ともリンク。表紙がオシャレで買いたくなる。健康・美容・人生訓と3点そろった構成。売る前から売れるのが予想できる、ヒットのお手本。


そして……1位は!?


1位

お笑い芸人・又吉直樹さんの純文学作品。今年もっとも話題をさらった1冊。ヒットの肝は、(作品自体の力もありますが)”別のジャンルで才能を発揮している”こと。本職の作家さんが芥川賞をとっても意外性はないけれど、ピースの又吉さんなら驚きがある。「又吉が文学賞だって!」と、自然とコミュニーケーションを誘発させます。たんなるタレント本とは違い、本書自身が”コミュニケーションデザイン”をはらんでいるのがメガヒットの理由。





そんなわけで。
1位は予想どおりの『火花』でした。
↑冒頭の写真とは花つながり(笑)。

独断で”ヒットの理由”を分析してみましたがいかがでしたでしょうか。
↓付録には20位までの総合ランキング(トーハン調べ)と、
ビジネス書・フィクション部門のベスト10(日販調べ)を掲載
しています。

あわせてご覧くださいねv
それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか


【関連記事】

今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方
(ドラマ版デスノ)なぜ月は三流大学で、ミサは地下アイドルなのか
【家事】頑張りすぎてるママのための育児本17冊【育児】
どの”成功本”を読むべきか?
カテゴリ:ランキング
カテゴリ:10冊シリーズ

【関連リンク】

TOHAN website
http://www.tohan.jp/
日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/

【付録】


2015年の年間ベストセラー総合
(トーハン調べ。集計期間=2014年11月27日〜2015年11月26日)

1位
『火花』
2位
『フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~』
3位
『家族という病』
4位
『智慧の法』
5位
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』
6位
『置かれた場所で咲きなさい』
7位
『新・人間革命 第27巻』
8位
『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』
9位
『人間の分際』
10位
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』
11位
『鹿の王 (上)――生き残った者――』
『鹿の王 (下) ――還って行く者――』
12位
『新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方』
13位
『絶歌』
14位
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
15位
『だるまさんが』
『だるまさんの』
『だるまさんと』
16位
『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』
17位
『サラバ! 上』
『サラバ! 下』
18位
『大放言』
19位
『ラプラスの魔女』
20位
『モンスターストライク攻略アイテムBOOK』
『モンスターストライク攻略アイテムBOOK 2』
『モンスターストライク攻略アイテムBOOK 3』



2014年 年間ベストセラー 単行本−ビジネス書
(日販調べ。集計期間=2014年11月27日〜2015年11月26日)

1位
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』
2位
『お金が貯まるのは、どっち!?』
3位
『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』
4位
『平常心のコツ──「乱れた心」を整える93の言葉』
5位
『超一流の雑談力』
6位
『まんがでわかる 7つの習慣』
7位
『伝え方が9割』
8位
『結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方』
9位
『マンガでよくわかる 教える技術』
10位
『トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術』



2014年 年間ベストセラー 単行本−フィクション
(日販調べ。集計期間=2014年11月27日〜2015年11月26日)

1位
『火花』
2位
『鹿の王 (上)――生き残った者――』
『鹿の王 (下) ――還って行く者――』
3位
『下町ロケット2 ガウディ計画』
4位
『ラプラスの魔女』
5位
『サラバ! 上』
『サラバ! 下』
6位
『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』
7位
『君の膵臓をたべたい』
8位
『孤独のグルメ2』
9位
『流』
10位
『スクラップ・アンド・ビルド』



 
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posted by akika at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ベストセラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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