2015年03月16日

マーケティングのおともに「色彩心理学のすべてがわかる本」〜共感覚について

 
今日のなぞなぞ
「マーケティング戦略を練るとき、手もとに置いておきたい1冊は?」




マーケターさま、こんばんは。
色、使いこなしてますか?


……というわけで。
今日は、ひとつ前の記事(資料づくりのおともに〜『心を伝える配色イメージ』)の続きのようなお話です。


本書は、ひとことでいえば
「色を使いこなすための教科書」。

1冊あればどんな場面でも応用が効きそうなくらい
幅広い分野で「色」が解説されています。


たとえば……

・色を感じるメカニズム、心理学、色彩学の歴史
・膨張/収縮色、進出/後退色など、色の「見え方」のお話



など、基礎知識から


・色が呼び起こす感情
・それぞれの色にまつわるイメージや文化史


といった配色を決めるときに、とても参考になりそうなものも。
(情報量はかなり多いです)

それから……


・臨床で使われる心理テスト、イメージ療法や呼吸法
・選挙に学ぶ色彩戦略、企業のイメージブランディング、インテリアなどの色彩マーケティング


地域別、年代別などに好まれる色の傾向もわかります。



デザイナーさんにかぎらず、色をマーケティングをとりいれたいと思っている方には頼もしい1冊。
ビジネススキルとして、ひとつ”強み”が増えます。


もちろんお仕事だけじゃなくて。

「紫に惹かれるのは、繊細で敏感な気分のとき」
「気分よく目覚めるためにはピンク」

など、日常生活と色の関係をふかめるためにも役立つ1冊です。



なにげなく目にするお店の看板や内装、商品のパッケージ、企業のロゴもすべて
「使われている色」には、意味がある。

「色を読める」ようになれば、世界が豊かになる。


『四月は君の嘘』ふうに言えば


「風景ぜんぶが、
カラフルに色づきはじめたの!」



ということになります。




追記)
カラーマーケティングの良書を見つけたので追加♪



「色を利用してどうヒットに結びつけるか」をズバリ教えてくれます。定番の4色。日本人が好きな3色。車、化粧品、携帯電話、百貨店、カフェ……それぞれの業界が”どんな思惑で”商品(ロゴ・看板)の色を押さえているのかがよくわかる。アサヒとキリンの、シェアをめぐる<赤><青>対決など事例も豊富。

CHAPTER-4 の「会社のメッセージを色にする」では、”色の決め方”の手順が解説されています。コンセプトからキーワードを抽出して色相や彩度、明度を決めてゆく。未来に流行る色をどう予想するか……などなど、どのページも参考になる、マストな1冊です。




☆★☆



でね。
さくっとレビューをすませたところで、脱線にはいっていきたいのだけど。

今日の脱線のテーマは「共感覚」です。
……脱線のテーマ?(笑)



共感覚とは……
ある知覚刺激から、(無関係な)複数の感覚が引き起こされる知覚現象
のこと。



はたとえば、7という数字を見て、
「赤」や「温さ」、「甘い匂い」、「苦い味」や「ピアノのドの音」を感じる。

すべてのひとが共感覚を有しているわけではありません。
子供や芸術家に多いと言われています。


この共感覚をあつかった物語で私がすごく好きなのが、
『ナイチンゲールの沈黙』という小説。



ご存じ「チームバチスタ」シリーズの2作目です。
医療ミステリなほかの作品とはすこし毛色が違い、ファンタジー&ミステリ風味。

共感覚が物語のなかでおおきな役を担っています。
しかも、シンプルな知覚だけではなく
「かなりたくさんの情報が共感覚によってシェアされる」という部分がオカルトあるいはSF的。


リアリズムとは言いきれない心理学的現象がプロットを動かしている
という点では、
松岡圭祐さんの『後催眠』という小説に近い読後感かな。


『後催眠』は心理学ミステリ。
心理学にからむどんでん返しが素晴らしすぎる、徹夜本です。


☆★☆



本書『色彩心理のすべてがわかる本』でも、共感覚についての項目があります。

挙げられているのは「音」と「色」の共感覚で……


ド=赤
レ=すみれ色
ミ=黄金
ファ=ピンク
ソ=空色
ラ=黄
シ=銅色


という感じ。
ただし、音と色のつながりは、ひとによって異なります。
ドを青だと感じるひともいる。



共感覚は「みんなが持っているわけではない」とされているけれど。
ほんとにそうかな
、と私は思うわけで。

たとえば暖色・寒色というカテゴリ分けがすでにあって、
「赤系の部屋はあったかく、食べ物はおいしく感じる」とか。


多かれ少なかれ、みんなが色によって視覚以外の知覚を喚起されている。
それを「共感覚」とは呼ばないだけで、ほんとうはみんな
いろいろなものをいろいろなものに結びつけている
、と思います。


結びつけられたいろいろなものが無意識のなかでスルーされて、
表面上は「なかったこと」にされている。
それだけなんじゃないか、と。


じっさい、共感覚には
「原初の人類はみな持っていた」
「子供が持っており、成人するにつれ消えていく」
という説があります。



なにかとなにかを「結びつけるチカラ」は、
アイディアを発想する力や、企画力につながる
わけなのですが、

あまりに「結びつけるチカラ」が強すぎるひとは
見るものさわるものすべてがなにかに結びついてしまって、
それはもうパラノイア(偏執)的な世界で、大変そう。

あ、でも。私は偏執的な世界は、作品としては大好きです。
というより、文芸も音楽もアートも、
予定調和だけじゃ面白くないので、偏執してナンボだと思うのだけど、


というか、
……この話はどこに向かおうとしているんだ(笑)。


とにかく、今日みたいなとりとめのない記事も、
予定調和をハズれた面白さがあると思っていただければうれしいですv

むりやりまとめたところで……




『色彩心理のすべてがわかる本』っていう本は
オススメだよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




というお話でした。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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カテゴリ:企画・発想








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