今日のなぞなぞ
「行動経済学(行動ファイナンス)とは?」
カモのみなさん、こんにちは。
今日は「行動経済学(行動ファイナンス)」のお話です。
行動経済学とは……
ひとが経済的な行動(買い物など)をするとき、
どんな心理が働いて、その結果どのようにふるまうかを研究する分野です。
えっと。
伝統的な経済学ではひとは「合理的な行動」をすると考えて
いろいろなモデルが構築されていたわけですが。
これがどうも実態と合わない。
べつにみんなが性能や価格を徹底比較! して
いちばん安くてサービスの良いところで「満足度を最大化」するように購入するわけじゃないし。
衝動買いとか、しちゃうし。
そこで経済学と心理学を融合したような
「行動ファイナンス」という視点が生まれました。
↑で「カモのみなさん」とかゆっちゃってるけど、
「感情に左右される経済人」というイミで、私たちは全員がカモなわけです。
☆★☆

流行りのジャンルなので、いろいろな本が出ていますが
今日紹介する『9割の人間は行動経済学のカモである』は
日本に特化した「行動経済学本」なのでオススメ。
パズドラ。
なめこ栽培。
AKB48総選挙。
イチロー。
マイル修行……。
すでに行動ファイナンスに詳しいひとも、
国内の事情に照らし合わせて解説されているので、改めて復習として読めます。
読みやすくエッセンスを凝縮している本。
逆に、がっつり学びたい人は海外の本をどうぞ。
……というより、このテの本は複数読んで「身体に憶えさせる」のがいいと個人的には思います。
↓じゃっかん内容の重複はありますがどれも面白い♪
☆★☆

行動経済学は、人間の普遍的な行動原理をあばく研究です。
ゼロ年代あたりからじわじわ普及して、知っている方も多くなってきました。
するとどうなるかっていうと……。
企業はマーケティングに行動ファイナンスを使う!
必ず、使う!
原理を知らないままでいると、
消費者はカンタンに操られてしまうわけです。
あなたは、どんどん買わされる。
逆に、行動ファイナンスを知っていれば、
「罠」がみえるようになる。
「あ〜、その手で来たか。
まあ、そんなカンタンには引っかからないけどね」
と、冷静な経済主体でいられる。
脱・カモ! です。
たとえば「サンクコスト(埋没費用)」という概念があります。
オンラインゲームとかで、
いままでたくさんお金や時間を使って、ここまでレベルがあがったんだから
今やめたらもったいないよな〜という感情。
「これまで投資したお金と時間」が埋没した費用。サンクコスト。
これは今ゲームをやめても続けても、戻ってはこないのだけど、
人はサンクコストをかけてきた行動ほど、断ち切れない。
株式投資でなかなか損切り(含み損のある株を売って、それ以上の損失を食いとめること)できない心理も
サンクコストや保有効果(持っているものの価値は高く感じる)によります。
サンクコスト、という言葉を知っていれば、
その種の感情を抱いたときに、「あれだ」と思えます。
マーケターのあなたにとっては、強力な攻撃ツール。
消費者のあなたにとっては、最強の防衛アイテム。
それが、行動ファイナンス。
かくして、
企業と消費者の攻防戦は、さらなる活況を帯びてゆく……。
☆★☆

でね。
今日は企業の中の人ではなく、消費者目線で話を進めたいのだけど。
すべてが防衛、防衛、だと
あんまり面白くないんじゃないか……と思うわけです。
もちろん不要な出費は避けるに越したことはないけれど、
たとえば、さっきのネットゲームの例だと。
今までかかった時間やお金はサンクコストだ。
それはわかった。
だけど、このゲーム楽しいから、べつにやめなくていいじゃん。続けよう。
……そんな選択もアリなんじゃないかな。
(私はパズドラはやってないけど^^;)
問題なのは、カモであると知らないまま
カモでいつづけること、です。
自分がカモであることに気づいていれば、
あえてカモのままでいることは、ひとつの「選択」である。
カモられる幸せ、ってあるよね。
(深……くもないか(笑))
ほんとうは、気づいてたんだょ……ってヤツです。
☆★☆
そんなこんなで今日は
行動経済学とカモのお話でした。
最後に、カモ関連の本を紹介。
このブログで何度も推している漫画です。
勝てばとんでもない大金が手に入る。
負ければ膨大な額の借金を負う。
そんなライアーゲームに巻き込まれてしまう「バカ正直のナオ」。
彼女は元天才詐欺師・秋山の力を借り、嘘と欲望のゲームに立ち向かう……。
登場人物がカモり、カモられます。
カモ漫画の決定版。
確率論、心理戦、トリック、マネー。
当ブログ的には、何度推しても推したりないくらい。
ナオが「みんなを助ける」という行動原理に徹しているのも、テーマ性があります。
戸田恵梨香さんと松田翔太さん主演でドラマ化されました。
↓囚人のジレンマ(※)をモチーフにした劇場版もオススメ。
「ファイナルステージ」は原作を超えた映画かも。
※ 経済学ゲーム理論の用語。以前の記事(面白いライトノベル見つけました――土橋真二郎『扉の外』)で詳しく解説しています。
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↓小説版も出ています。
いわゆるノベライズだけど、ものすごいよく出来ています。
立ち止まって考えながら読めるので、映画版よりいいかも。
私は映像より先に小説を読みました。
それでは。
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
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カテゴリ:キャッチコピー・広告・販促





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おひさしぶりに遊びに来ました^^
カモ。。
うーん、この世の中はカモだらけですからね 笑
感情を動かされると消費行動に走りますから
それが消費者心理ですよね
しかも100年前に解明されているという。。
うーん勉強は大事ですなあ
カモられないためにも
おひさしぶりです♪
この世はカモだらけ……なんかもふもふですね(笑)。
人なので感情を持っているのは仕方ないけれど、
事前にいろいろわかっていれば、カモられない行動も選べるし
「あえてカモになる」のもまた一興かな。
また遊びにきてくださいね〜☆彡