今日のなぞなぞ
「『小説の書き方』本ベスト10は?」

「作家志望者が読まなければいけない『小説の書き方』本10冊」をまとめました。
実作における”使いやすさ”と
たんなる文章技術にとどまらない”奥深さ”を基準にセレクト。
厳選に厳選を重ねた『小説の書き方』本の名作10冊。
執筆のお供にど〜ぞ〜♪
第10位
コバルト作家、久美沙織さんの小説指南本。受講生の作品を添削するという形式ですが、個別的な指導をはるかに超えた普遍性があります。新作を書きはじめるまえに、毎回読み直したい1冊。↓続編も出ています。
第9位
いかに主人公を追いつめるか、キャクターの重要性、中だるみの回避……「売れる」作品のからくりがどんどんおおっぴらになっていきます。作家志望者を甘やかさない厳しい語り口で、徹底したプロ意識を叩きこんでくれます。エンターテイメント小説作法の決定版。
第8位
書きかけたまま未完成の作品があるあなたへ。物語の見取り図を描く技術を手とり足とり教えてくれます。とてもシステマティック。エンターテイメント作品の方法論ですが、もちろん純文学にも応用できる。「最後まで書きあげる」ことはなによりも大きな力なのだ。
第7位
世界的なベストセラー作家、スティーヴン・キングの著作です。技術論もさることながら、じぶんの作品の解説や自伝的要素も強く「作家が、文章を書くことといかに向かいあってきたのか」を知ることができる。本書を読みながら、”なぜ自分は小説を書くのか”について考えてみましょ。新訳版は↓こちら
第6位
43人の現役&売れっ子ミステリ作家が、みずからの創作論を赤裸々に語る。ものすごく価値のあるオムニバス本です。きっとあなたに合った方法が見つかるはず。乙一さんの「プロットの作り方」や朱川湊さん「真ん中でブン投げろっ!」は、何百回でも読み返したい。
第5位
文芸評論家のすが(糸偏に圭)秀実さんと渡部直己さんによる、小説指南本。ブックガイド・批評の体裁を取っていますが「作家がどのように自分の”文学”を打ち立てているか」を見てゆく本です。文学が終わったとささやかれる時代に、いかに文学を生成するか……という問題意識。読書案内としても実作支援としても優秀。新版は↓こちら。
第4位
編集者の村松恒平さんが発行しているメールマガジン。その読者との対話の記録。文章技術についての単純なQ&A……かと思いきや、質問と回答を通して「書くこと」についての本質の本質にまで迫っていく。文章を書くことが自分の心や魂を傷つけていく可能性、などにも言及しています。書くのがつらい……そう感じたことがあるあなたは、一度この本をひもといてみてはいかがでしょう。
ランキング圏外
トップ3の発表の前に、ランキング圏外から3冊紹介。
小説を書きたがる人々をタイプ別に分類し、やりがちな行動をまとめています。あるある本。はたして自分は典型的なパターンに陥っているかいないか!? ワナビのあなたは心して読んでください(笑)。面白いですが「小説の書き方」本ではないのでランキング圏外。
とてもいい本です。実用性はあまりないかもしれないけれど、奥深い。ただし、本書を読んでたちあらわれてくるのは高橋源一郎さんの問題意識であり、高橋源一郎さんの方法です。私たちはそれこそ本書で強調されているように「自分で小説というものを掴まなければならない」。名著ですが、あえて圏外にさせていただきました。
書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)
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保坂 和志
中央公論新社
売り上げランキング: 6,315
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高橋源一郎さんとおなじ理由でこちらも圏外。純文学系の方の本は作家の個性が色濃くあらわれているだけに、評価が難しいです。逆に、小説指南本ではなくエッセイとして、参考文献的に読めるのであればぜったいに手もとに置いておきたい1冊。言葉を扱うのなら、言葉の自明性を徹底的に疑いましょ♪
第3位
神話や民話の構造分析をとおして「人が気持ちいいいと思う物語」とはなにかを考えていく第一部。第二部では30個の質問にひとつずつ答えていくだけで、物語がつくれる。実用性という点ではこの本の右に出るものはありません。文学・エンターテイメントを問わず、オススメです。↓『キャラクターメーカー』とセットでどうぞ。
第2位
文豪・谷崎潤一郎が”良い文章”を鑑賞し尽くします。いろいろな作家が「文章読本」を上梓しているけれど、谷崎読本が一番オススメ。もちろん、絶対的な名文の基準があるわけではありません。おいしい文章を精読し、良い文章とは何かを考える……その繰り返しが人を作家に育てていくのだと思う。
第1位
技術論・精神論……どれをとっても記述が奥深く、文章もおいしい。小説指南書でありながら、ユーモアあり。情熱あり。起伏あり。皮肉あり。本書じたいがベストセラーで、エンターテイメントというすごい本。この本を読まなければはじまらない。「小説の書き方」本の最高峰!
番外編
ベスト10のあとは、「番外編」としてキラリと光る名品をご紹介。
執筆に役立ちそうな資料・ネタ本を選んでみました。
思わず全巻そろえたくなる、新紀元社の「Truth In Fantasy」シリーズ
物語とキャラクターの”王道”を集めた本。たかが定型、と見過ごさないで。定型を崩すのは定型を自在に使えるようになってからでも遅くないのです。眺めているだけで、どんどんアイディアがあふれてくる、ネタ出し本。
デザイナー向けの本ですが、すべての人に応用できる。あたらしい企画とは、なにかとなにかを組み合わせること。新作のアイディア出しやキャラクター造形に、マトリックスの手法が参考になります。
取材のお供に。調べものをするとき、まずどんな本から当たればいいか迷うことも多いと思います。そんなときは本書が紹介するレファレンス本(参考図書)が役に立ちます。
こちらも取材のお供に。図書館に特化したレファレンス案内です。
※ 以前の記事(最近読んだ「小説の書き方」本10冊〜文章力をめきめきアップさせるために)でも「小説の書き方」本を特集しています。
良品ぞろいなので、よければあわせてご覧くださいv
(とくに『推理小説入門 』(光文社文庫)がオススメ!)
最近読んだ「小説の書き方」本10冊〜文章力をめきめきアップさせるために
追記)
ショートショートに特化した指南書を見つけたので追加!
投稿サイト「ショートショートガーデン」を主催する作家、田丸雅智さんが自身のメッソッドを惜しみなく伝授。
不思議な言葉をつくり→その言葉の特性を想像し→短い物語にまとめる。手順が完全にマニュアル化されていて、タイトルどおり”誰でも必ず書ける”ようになれる本です。
末尾の「Q&A」にも、田丸雅智さんの創作のヒミツがたくさん。
掌編にチャレンジ中の方、短くても、とにかく何かをつくりあげたい人にオススメです♪
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
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