今日のなぞなぞ
「自己啓発セミナーにハマる前にすべきことは?」
セミナー好きのみなさま、こんにちは。
自己啓発、してますか?
今日紹介するのは、自己啓発本。
……といっても、自分を高めるための本ではなくて
自己啓発セミナー業界についてのルポタージュです。
記者・ジャーナリストである柿田さんが、体験や取材にもどづいて
人はなぜ
高額で長時間のセミナーに虜になるのか
を解き明かしていきます。
非日常、シェア、一体感
独特な造語、達成感、未達成感……など
多くのセミナーに共通する
のめりこませる仕掛けを暴いていく。
かなり面白いです。
どんなからくりで、人は対象にのめりこんでいくのかという視点で読めば、
セミナー業界にかかわらず、さまざまなビジネスの企画や広報にも応用できるかもしれません。
99年の本ですが、古さはまったく感じませんでした。
☆★☆
本書は新聞連載されていたこともあり、わりと”社会派”な内容です。
どちらかといえばセミナーに対する批判的な物言いが多い。
「セミナーを全否定するわけではないが……」と前置いてから
学生がセミナー合宿中に死亡した事件や
セミナーをきっかけとして精神疾患を発症してしまう参加者たち、
カリキュラムの一環として、受講者に勧誘活動を強要する団体などの例をひいて
その危険性に強く警鐘を鳴らしています。
おなじようなテーマの本としては、
塩谷智美さんの『マインド・レイプ』が有名ですね。
☆★☆
実は私自身、仕事などでいろいろなセミナーにお世話になった経験が多く。
まさに「いろいろなセミナーがあるなぁ」と肌で感じています。
なかには欺瞞に満ちたものもあれば、
これはすごい。本物だ! と思えるようなものもありました。
心やコミュニケーションを扱うものもあれば、
純粋にテクニカルな指導に終始している講義もあるので
すべてのセミナーをひと口に語ってしまうわけにはいかないのだけど、
セミナーに夢中になるあまり、借金を背負ったり
端から見れば”不幸に”なってしまう人たちがいるのは問題だ、と感じています。
(それでも、本人は”幸せ”と感じている場合があるので難しい……)
とはいえ、
私が危惧しているのはセミナーの存在それじたいではありません。
むしろ、
必要以上に過剰にのめりこんでしまうその人の”選択肢のなさ”
こそがヤバいんじゃないかな、と考えます。
☆★☆
ここには宗教なんかも含めてしまっていいと思うけど、
セミナーなどの”教義”はそれじたいがロジックとして「完璧」なので、
論理的に批判しにくいという性質があります。
ひとたびコミットしてしまうと、
どんな反対意見も通らない。
(だからこそ、カリキュラムとしての勧誘活動や献金も正当化できてしまう)
その「完璧さ」というのは、
数学に例えるとイメージしやすいと思います。
2進法の世界は2進法のなかで「閉じて」いるので、
「1+1は2」だとどんなに言っても
2進法の人には1+1は10でしかないわけです。
それぞれのロジックのなかでは、
それぞれが”正しい”。
だから反論は通らない。
☆★☆
じゃあどうするのか。
その人が2進法も3進法も10進法も選べるようになっていればいい、と私は思います。
ひとつのセミナーに過剰にのめりこむ前に、
世のなかには様々な価値観、考え方があることを知っておく。
そうして100の”教義”を学んだあとに、
特定のひとつを選ぶのなら、それはそれである種の選択だと思います。
じゃあ、見聞を広めるためにどうするのか。
もうお気づきだと思います。
そのためには……
みんな、たくさん
本読もうよぉ☆(*´∇`*)ミ☆
と、今回もそういう話になるのですが(笑)。
実をいうと、自己啓発セミナーや自己啓発系の本の多くは
かなりの部分に「アドラー心理学」の応用が入っています。
以前の記事(読書家5氏(伊藤真・本田直之・勝間和代・土井英司・和田裕美)の厳選オススメ本)でも、
和田裕美さんが「もっとも読み返した本」として挙げていたアドラー。
自己啓発に親しんでいる人が読んだら、驚くと思います。
「知ってる話ばっかりじゃん!」って。
セミナーに行く前に、
アドラーくらいは読んでほしい。
もっと極端なことを言えば、
セミナーに行く前に自己啓発書を100冊読め!
そうすれば、徹底的に相対化できるはず。
複眼でものを見て、スマートに生きてこうぜ! というわけです♪
そんなこんなで。
今日もシメの言葉は……
ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪
あきか(@akika_a)
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