2012年07月13日

最近読んだ10冊

 
今日のなぞなぞ
「雑食家はなにを食べるか?」


本の雑食家さん、こんにちは。
宇宙物理学からタウンワークまで、私も雑食です。



というわけで。
今日は、最近私が乱読した、ジャンル不問な本のなかから、
"良かった10冊"をショートレビューしていきます。

はたして、
あなたのお口にあう書はございますでしょうか?



 宇宙のしくみは、これ1冊でOK


つい先日、ヒッグス粒子(ものに"重さ"を与える粒子)の存在が実証されました。またひとつ、宇宙の謎が解明されたわけですが。そもそも、宇宙の研究っていまどうなってるの? ……そんなときは別冊ニュートン。超わかりやすい図と文章で時間と空間、宇宙のしくみを解説した良書です。アインシュタインの相対性理論もこれ1冊でOK。最先端の超ひも理論もカバーしています。

 投資家は、ロマンを求める

小説ヘッジファンド (講談社文庫)
幸田 真音
講談社
売り上げランキング: 90163

以前の記事(なぜお金を稼ぐのか?)で紹介した『リスクテイカー』とほとんどおなじ理由で、オススメです。金融リテラシーを高めてくれる。じぶんがどう"お金"と向き合うのか、ヒントをくれる。ところで、投資家ってどこかロマンティストだと思いません? バフェットにしろソロスにしろ、取引結果だけにとどまらず、じぶんの行動が社会を変えてしまうような壮大な夢想を描いてる。本書のトレーダーたちもそんな感じです。

 ミステリへの批評性

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社
売り上げランキング: 42016

語りたいことはたくさんあるけど、この本についてなにか語れば、即ネタバレになってしまいそう……。ミステリというジャンルへの批評性がとても強い物語だと思う。あ、でも、"批評性"とかいうメタ視点がなくてもフツーに面白い推理小説です。ラスト、びっくり。

 とまべちっ!

超「時間脳」で人生を10倍にする
苫米地 英人
宝島社
売り上げランキング: 7982

とまべちっ! 以前の記事(タイマネ(時間管理)の本はこれ1冊でOK!)で臼井由妃先生の『1週間は金曜日から始めなさい』という本を推薦しましたが。2冊目はドクター苫米地のこの本かもしれない。複数のタスクを走らせ、処理速度をあげる方法。すぐ読み終わるので、すぐ実践してみてください。とまべちっ!

 常識を疑う力


実は私、"犬のしつけ"に関する本をすごいたくさん読んでるんです。雑誌も含めたら30冊以上は軽く。そんな私は思う。この本がいちばんいいかも。しつけ教室からドッグトレーナー、犬のきもち……など、「犬のしつけ業界」にはいちおう定説があります。流行もあります。でも、本書は科学的な手つきで、"定説を盲信していいのか? ちゃんとわんこと向き合おうよ"と叫んでいる。もちろん本書には「フセをどうやって教えるのか」みたいな実践は載っていないので、そういうのは一般的なしつけ本をあたるしかないのですが。その後に、こういう"ホントにそれでいいの?"という主張にふれるのはとても重要だと思います。

 ゼロ年代のアカデミズム

東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦 (講談社BOX)
東 浩紀 (道場主)
講談社
売り上げランキング: 439580

東浩紀さんが「文学フリマ」で仕掛けた、新しい批評家を育てるイベントの記録。……といっても、この本はイベントのレポートではなく、若手批評家たちが「文学フリマ」で販売した同人誌を収録したものです。ぜんぜん内輪的なものではないので、ご安心を。とても鋭い考察や資料的価値の高い誌もあって、オススメです。あらたな批評に飢えてるかも、という方はとりあえず本書から。

 副業のススメ

副業のススメ
副業のススメ
posted with amazlet at 12.07.13
浅井 隆
第二海援隊
売り上げランキング: 688965

みんな副業しようよぉ☆(*´∇`*)ミ☆ ……という本。稼ぎ方の実例や、「じぶんにはなにができるのか」を見定める方法なんかもあって、とても実用的です。経済的にも精神的にもリスクを分散する手だてとして、副業が重要な時代にどんどんなっていくと思います。実は先日、私もこの本で紹介されている"講師と生徒のマッチングサイト"に登録しようと思ったのですが、クレジットカード情報を要求されて断念。カードとか持ってないし;;

 生きづらさを共感する

バンギャル ア ゴーゴー(1) (講談社文庫)
雨宮 処凛
講談社
売り上げランキング: 215302

バンギャル ア ゴーゴー(2) (講談社文庫)
雨宮 処凛
講談社
売り上げランキング: 110844

バンギャル ア ゴーゴー(3) (講談社文庫)
雨宮 処凛
講談社
売り上げランキング: 128552

「つ、ついに書いてしまったか!」と大槻ケンヂさんを言わしめた、ビジュアル系バンドの追っかけ小説。登場するアーティストも、「どう考えてもあのバンドだろ」みたいな。モデルがわかりやすいので、ビジュアルのイメージもわきやすいかと。といってもコメディタッチの作品ではぜんぜんなく。むしろ、"生きづらさ"の問題を真正面から描いている物語です。雨宮処凛さんの現在の活動にも通じます。ある種のひとにはこれ以上ないくらいクリーンヒットする、徹夜本かも。私も徹夜で読破しました。バンドに詳しくない方でも夢中になって読めると思うので、ときおり"なんだか生きてくのって、ちょっとつらいな"と思うひとは、読んでみてください。共感する言葉たちがたくさんあります。

 徹底的に教科書を志向

物語工学論
物語工学論
posted with amazlet at 12.07.13
新城 カズマ
角川学芸出版
売り上げランキング: 121244

物語の作り方指南本。すべての物語は、7つのキャラクターが生みだすドラマである。「さまよえる跛行者」「塔の中の姫君」「二つの顔をもつ男」「武装戦闘少女」「時空を超える恋人たち」「あぶない賢者」「造物主を亡ぼす男」。とても実践的で、創作者の方が今すぐ使えるような良書です。章立て横書き、注釈つき、参考文献リストあり。文章もわりと科学的で、ときには数式も出てくる……このテの本にはない特徴が満載で、たとえるなら大学の教科書のようです。というか、この本は体裁をふくめて"教科書"的なものを志向している。それが面白くて私はとても気に入りました♪ といっても、表紙は美少女イラストで、扉絵も漫画、注釈はたまにエッセイになってる……ホントに面白い本です。

 こわい。きもい。過剰。

赤い蟷螂 (講談社ノベルス)
赤星 香一郎
講談社
売り上げランキング: 774487

メフィスト賞作家のホラー・ミステリ。終盤、主人公らがある廃屋で一夜をすごす場面があるのですが、そこの描写がすごい。こわい。きもい。過剰。このシーンだけ、違う本なんじゃない? っていうくらい濃厚なホラーが展開されています。必見。ところで、ちょっとネタバレになるかもですが、この物語ではある「サブリミナル」がでてきます。で、私はちょっと不安になりました。もしかしたら、文中で明らかにされていない"暗示"が本書全体に仕掛けられていないだろうか、って(笑)。デビュー作『虫とりのうた 』でも描かれていた、"身内を疑う"というおそろしいモチーフは本書でも変奏されていました。





さすがに、タウンワークはレビューしなかったけど、
こんな10冊です。


あなたのお口にあう書はございましたでしょうか?


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか




【関連記事】

なぜお金を稼ぐのか?
タイマネ(時間管理)の本はこれ1冊でOK!
 
【関連する記事】
posted by akika at 16:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

ブログパーツ アクセスランキング