2012年06月29日

新時代に対応したビジネスモデルを、とか言われても困る。

 
今日のなぞなぞ
「新たな時代に対応するビジネスモデルって、どんなもの?」



いま、経済構造はおおきな転換点にある。
この不況は、耐えていればいずれ回復するという性質のものではない。

この激変の時代に対応した、
新たな価値・ビジネスモデルを生み出していかなくてはならないのだ。



……とか言われても、困る!!


017


というわけで。

新時代を切り裂くアイディアを求められている、
ビジネスパーソン・経営者さま、こんばんは。



"新たな時代に対応したビジネス"とか言われても、正直どんなものなのかわからないですよね。

「これが絶対」という正解がある問題でもないし、
下手すれば、ほんとうに解があるのかどうかも怪しい。


でも、多くの会社の業績は落ちているわけで。
景気の上昇にともなう業績回復が見込めないなかで、なにか手を打たなければどうしようもないのは事実……。


そこで、今日は"新たな時代のビジネスモデル"を開発するときの
補助線となってくれそうな本を短めにご紹介します。


新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に
小林弘人
バジリコ
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小林弘人さんは編集者、起業家、"メディア人"。

月刊誌「サイゾー」を創刊したり、『眞鍋かをりのココだけの話』(ココログブックス)など著名人ブログをプロデュースしたり、
"出版界の仕掛け屋"という感じのすごいひと。

ウェブメディアのプロデュース・コンサルティングを行うインフォバーンという会社の代表取締役CEOでもあります。
まさに小林さんが自称する"メディア人"と呼ぶしかないような、オンリーワンな活動をされている方です。

ちなみに以前の記事(書評ブログは矛盾している――フリービジネスとブログのあいまいな関係)で紹介した、
クリス・アンダーソン『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)という本の監修・解説も、この小林弘人さんが行っています。




さて。
『新世紀メディア論』は、
出版業界の新時代について書かれている本です。

私もふくめ、出版界にふかく関わっている人にとっては重要な話ばかり。
というか「読んどかないとヤバいんじゃない?」というレベルの書籍になっているのですが、



出版社勤務じゃないあなたが読んだって、ぜんぜんかまわない。



メーカー、商社、金融……

あらゆる業界の人が
"新時代のビジネス"を考えるときに、本書からヒントを取りだせる。



たとえば、小林さんは全編を通じて、
「出版」という言葉の概念を更新しなさい、と叫んでいます。


出版は英語で Publishing(公にする)。
印冊された紙のかたまりを取次経由で書店に流すことだけを指す語ではない!
 と。



私みたいに、個人ブログを運営するのもパブリッシュ。

ツイッターで"お腹すいた〜"とつぶやくのも、
あなたの頭のなかにしかなかった想いが公に発表されたという意味で、パブリッシング。
(それがビジネスなのかどうかは別として(笑))

べつにインターネットの話に限らなくてもいい。

たとえば、文字という媒体すら必要ないケース。
生徒数名を集めてなにかをレクチャーする……というのも、出版と言ってしまっていい♪


この考え方、私は大賛成で、
無条件に拡散! 拡散! シェア!! したいのですが(>_<)。



それはさておき。
本書では、この強いメッセージ性に乗せて、
さまざまな事例も紹介されています。


まさにヒント……というか、解答例の宝庫。


出版業界ではないあなたは、
この本を読みながら、じぶんの業界に置き替えて考えればいい
だけ。



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たとえば、牛乳メーカーさんなら。

ミルクを生産し、卸・お店を通して消費者に届けること……だけが俺たちの役目ではない!


おいしい牛乳を飲んでもらえるなら、どんなカタチだっていいじゃないか。
よし、恵比寿に乳牛1頭を連れて行こう。
アフターファイブのオフィスマン・レディたちが、ビールの代わりに絞りたてを1杯。
"ビアガーデン"の横で、スローライフな"ミルクガーデン"を開けばいいのだ!


とか、ね。

いや、このアイディアは今私がアドリブで考えただけなので、
はたしてそんなニーズがあるのか、とか、ビジネスとして成立するか、なんて全然わからないですよ(笑)?
(下手すりゃエビス・肥え溜め・ガーデンプレイスになってしまふ)


というか、もっと、もっと。
この本を読めば、”ミルクをつくらなければならない”という視点からも自由になれるはず。


有形・無形の資産を自在にあやつって、
コンサルになろうが、流通業に鞍替えしようが、それこそ publisher("出版者”)になろうが自由だ!



……とはいえ。

こんなふうに紙の上でアイディアを膨らませるのはカンタンですが。
実際に新たなビジネスモデルをゼロから構築していく、っていうのはとても難しいことだと思う。


新時代のビジネスモデルを、とか言われても。

はっきりいって、無理難題なんじゃないか、とすら私は思う。


でも。
そんな私でも、本書につよく心を動かされたのはほんとうで。


現在、”出版人”として実現できそうないくつかのアイディアを
水面下で動かしている最中
です。

発表できるときがきたら、ここでご報告させていただきますね。
そこからまた、アイディア&ヒントを拾っていただけたら嬉しいです♪




かな〜り話がそれてしまいましたが。とにかく。
新たな時代の希望もたくさん載っている本です。



『新世紀メディア論』っていう本は
超、超、オススメだよぉ☆(*´∇`*)ミ☆




って、それだけなんですけど。



「短めに紹介」って言ってたのに、ぜんぜん短くないじゃん(笑)。
本日も長文におつきあいくださり、ありがとうございました。


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか





【関連記事】

書評ブログは矛盾している――フリービジネスとブログのあいまいな関係

【付録】


関連リンク


Hiroto Kobayashi(公式サイト)
http://kobahencom.weblogs.jp/
小林弘人 (@kobahen) Twitterアカウント
https://twitter.com/kobahen
自社メディア構築のパイオニア、Web戦略を成功に導くインフォバーン
http://www.infobahn.co.jp/


今日紹介した本



新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に
小林弘人
バジリコ
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眞鍋かをりのココだけの話 (ココログブックス)
眞鍋 かをり
インフォバーン
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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
クリス・アンダーソン
日本放送出版協会
売り上げランキング: 834

 
posted by akika at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 企画・発想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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