2011年12月26日

パワープレイ――心理戦で負けないための悪魔のテクニック

  
今日のなぞなぞ
「心理的に優位に立つための悪魔のテクニックとは?」

147done.jpg


電話をかけ、先方が席を外していた場合。

「折り返しお電話します」と言われても、
私は基本的にはいつも、こちらからかけ直すようにしています。

なんでかっていうと。
たとえば「〜新聞社のあきかです」と取材の依頼をしたとして、
折り返しの電話がかかってきたときに、「〜新聞」のオフィスに私が座ってることはめったにない。(フリーランスなので)
で、私個人の携帯電話番号を教えなきゃならない。

携帯番号を教えたとして。
いざ、ケータイにかかってきたとしても、他の電話をしていたり移動中だったりすると出られない。


「また後でかけます」って言っちゃったほうが早いんですよね。


ところが。
↓の本を読んで、この習慣に別の意味があることに気づかされました。



追記)
↓文庫版も出ています♪






 パワープレイ(power play)ってなに?


内藤誼人さんは心理学者。
『人たらしのブラック心理術』(だいわ文庫)『人は暗示で9割動く!』(だいわ文庫)など、
コミュニケーション心理のトップランナーです。
ちょっとブラックで悪魔的な。悪用厳禁! な心理テクニック本をたくさん書かれています。


『パワープレイ』も、その例にもれず。

じぶんが戦略的に挙動することによって、相手を思うままに誘導してしまえ!
「フェア・プレイ」に徹する必要なんてない。テクニックで優位に立て!!

……そんなワルの心理戦略がパワープレイ(power play)です。


チェスのゲームやディベートで勝つための技術として、
アメリカでは古くから研究されている分野だそうで。

ビジネスもある種のゲームだと捉えるなら、
パワープレイを取り入れる余地は多分にありそうですよね。


 こちらから電話をかけるのがパワープレイ


さて。↑冒頭で挙げた、電話をこちらからかけ直すという私の習慣。
これが、なんと。パワープレイのひとつの方法として本書に載っていました。
p48「『時間を奪う』」という項目です。


---------------------

「そちらの都合におまかせします」などといってはいけない。

何から何まで相手に決定権を与えない

待たせることで時間を奪う

「どれだけ人を待たせられるかで、その人の重要度が決まってくる」

---------------------



言われてみると、なるほど。
「かかってくる電話を待つ」というのは、じぶんの時間の支配権を相手にゆだねること。
時間管理(タイムマネジメント)的にもそれはよろしくないなぁ……という意識がなかったかと言われれば、否定できません。
(大切なお客さんをパワーで圧倒しようとは思ってませんけど(笑))


そういえば、以前の記事(タイマネ(時間管理)の本はこれ1冊でOK!)で紹介した、
↓臼井由妃さんの本でも、「電話はこちらからかけ直せ」ということが書いてあったと思います。



 人は見た目が9割



前の記事(『人は見た目が9割』〜『言葉の外へ』)で、竹内一郎さんの



という書籍を紹介しました。

ノンバーバル(非言語)コミュニケーションについての本。
コミュニケーションにおいて、話す"言葉"の占める割合は10%にも満たない。
9割はノンバーバル(外見・服装・表情・仕草・声のトーン・色・匂いなど)で決まってしまう、という内容でした。


ここで、
『パワープレイ』の節のタイトルをピックアップしてみると……


---------------------

半袖シャツを着ると、パワー戦で負けてしまう

挨拶では、相手に「先手」を取られないようにする

相手の「空間」を支配する

「しぐさ」で会話をコントロールする

ちょっとした失態なら「笑って」ごまかせる

大きな「動き」で注意を引きつける

「背筋を伸ばす」ことで強さをアピール

---------------------


ほかにも、プレゼン資料の作り方や、シャツやネクタイ、メガネの選び方(!)等々……。
気づけば、ほとんどが"見た目(言語以外)"に関するテクニックで占められていました。

前の記事(『人は見た目が9割』〜『言葉の外へ』)では
「言語コミュニケーションの世界もけっこう豊穣だよ」と書きましたが、


見た目も、
けっこう重要なんだよぉ(*´∇`*)ミ☆



というのが今日の結論として確認できたんじゃないかな〜と。


 この本を必要としない人


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ところで。
パワープレイは、なにも「優位に立つ」ためだけのテクニックじゃありません。

だって、そうだよね。


相手の空間と時間を奪い、
奪われたらカウンターで返し、

相手には「脚の不揃いな椅子」に座らせ
(←こういうことも書いてあります)、
打ち合わせ中に電話で席を外し(←これも)、
話の途中で物を落として相手を驚かす(←これも(笑)。どういう文脈かは、本書で確認してくださいね)。



……。

…………。

そんなことばっかりぜんぶやってたら、


「ナンダコノヤロウ!」


ってなりますよね(笑)。


実際、本書には意図してじぶんを弱くみせるテクニックもたくさん掲載されています。

---------------------

「すみません」という言葉の魔力

上司への「取り入り」

---------------------


……こんな項目も。



要は、使い分けが重要。
どういう場合にどんなパワープレイを用いるべきか、心得ていなくちゃならない。


でも。
そのへんをしっかり認識してコントロールできる人にとっては、
この本はもう必要ないかもしれない。




じゃあ、パワープレイのスペシャリストでもない私達が
どんなふうに本書を読めばいいのか、っていうと。


ある挙動を取ることによって、相手の心理がどう変化するのか。
それを知ることで、
コミュニケーション・スキルをアップさせるための補助線にする。



……という読み方でいいんじゃないかな、と思います。
テクニックをすべて実践する必要なんてぜんぜんないんだから。


そんなこんなで。
今日は"読書術!"っぽい記事になったかも。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

タイマネ(時間管理)の本はこれ1冊でOK!
『人は見た目が9割』〜『言葉の外へ』





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この記事へのコメント
姉崎あきかさん

こんにちは!( ^o^)
辰巳展行と申します。

スポーツの世界ではパワープレーってよく聞き
ますけど、コミュニケーションにもあるんですね!
しかし、すごいテクニックですね!さわりだけ
聞いても感心させてれました!しっかり理解して
パワープレーを使ってみたいと思いました。
確かにこの技を出し過ぎると先方に
不快感を与えてしまいそうですね!
良い情報ありがとうございました!

私もブログをやっていてGoogleで
キセキのオヤジと検索していただければ
表示されますので、よろしかったら遊びに
来てください!

突然のコメント失礼しました。

応援ポチ☆

Posted by 辰巳 展行 at 2011年12月29日 09:04
辰巳展行さん

そうそう、「パワープレイ」ってスポーツの世界でも使われる言葉なんですよね。
あと、ずっとおなじ音楽をかけつづけることを「パワープレイ」っていったり、
PPGとかゲームのプレイスタイルとしてもよく聴きます。
けっこういろんな意味がありますよね。

カンタンに使えるテクニックもあるのですが、
使いこなすのはけっこう難しいのかな、というのが私の印象です。
辰巳さんのおっしゃるとおり、やりすぎて不快感を与えてしまったら元も子もないですものね。

コメントありがとうございました♪
ブログにペタして、ツイッターでもフォローさせていだきました☆
Posted by あきか at 2011年12月29日 13:59
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