2011年10月05日

「ビジネスパーソン」のための読書術!

 
今日のなぞなぞ
「読書を自己投資にするための方法とは?」




「日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号」(日経BPマーケティング)


「日経ビジネスアソシエ」の先号(2011年10月4日号)で、

読書術が特集 されています。


読書の秋、ですね♪



「日経ビジネスアソシエ」はみんな大好き(笑)日経ブランドの雑誌です。
「意欲あるビジネスパーソンのための情報誌」として、
「整理術」「英語術」「朝活マニュアル」など毎号1テーマ、かなり力のはいった特集が組まれています。



今回の特集では、
「忙しくても読める! 学べる!」をテーマに、
効率のよい本の選び方・読み方・吸収の仕方 のさまざまな方法が紹介されています。



執筆陣も豪華で、数が多い。


佐々木常夫さん、米光一成さん、久保田崇さん、橋本大也さん、本田直之さんなどといった名だたる読書家の方々が
ご自身の「読書術」を伝授。


以前の記事(「20代が使うべき・使ってはいけない100の言葉」「『20代〜100の言葉』――かんき出版のフェイスブックで紹介していただきました」)で著作を紹介させていただいた、
千田琢哉さんも、「本棚を脳の一部に」させる読書法を語っています。



とにかく執筆者の数が多いので、いろいろな方法が学べる。


手帳やメモといった従来の手法にくわえ、
読書履歴をインターネットで管理したりとか、電子書籍で洋書を読んだり……なども!

いまや読書もクラウドの時代ですねv


じぶんに合ったスタイルをチョイスして、実践してみてはいかがでしょう。


ちなみに、「フィルムふせん」……付箋紙が付録としてとじられています。


付箋紙を使った読書法も、その場で試してみられるのがいいですね♪



この号の特集に関してはブログ「マインドマップ的読書感想文」で、詳しく紹介されています。
写真つきで"読みどころ"を解説。関連本も掲載されています。
正直、雑誌の内容をここまでバラしちゃっていいの!? っていうくらいなので(笑)、確実に参考になると思います♪


【キタコレ!】アソシエの『超実践 読書術』がかなりキテる件(マインドマップ的読書感想文)
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51962644.html





読書の秋。
涼しくなってきたこの季節に、
今までの読書スタイルをレベルアップ! させてみるのもいいですよね♪


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"! 

です。





……と。


ここで終わっちゃったら、つまらない。


考えてみると、
このブログには、あんまり「読書術」に関する記事がありません。
タイトルに「読書術!」ってはいってるのにね。



なので、
今日は、私も勝手にこの号の執筆者になったつもりで
「読書術」について考えてみたいと思います。



前置き長くてすみません(>_<)
こっから本題。ついて来て!

 「読書術」に正解はない


ますはじめに。
ミもフタもない結論から。


それは……。


「読書術」に、正解なんてない。



なんだよー。
これから読書スキルを学ぼうっていうのに、肩すかしだ。

とか思いますよね^^;



今、世のなかは「速読ブーム」です。
「フォトリーディング」や「NLP速読術」などいろいろな言葉が生まれ、
速読を身につける教材もたくさん販売されています。


多読はいいことだと思う。

でも、速読が必ずしも正しいとは私は考えません。


もちろん、速読を全否定しているわけじゃないですよ。


時間の制約から解放され、物理的に多くの本を読むことができる。
速読した方が、結果的に多くの内容を記憶に残すことができる。
速く読むことで集中力が高まる。


……など、速読の効用をある部分では私も認めていたりします。

でも、やっぱり。

速読が必ずしも正しいとは思わない。




(↑の「マインドマップ的読書感想文」も、
「速読ってほんとうにいいことなの?」っていうツッコミにはしっかり気を配っていて、
『遅読のすすめ』山村修(ちくま文庫)という本を紹介しています)


なぜ、いつも速読すべきではないのか?

それを考える前に、
まずは、読書術の実践編。


・読書術に正解はない
・速読は必ずしも正しくない



を念頭に置きながら、読んでってくださいね。


 「読書」にまつわる3つの技術


読書という行為を、時系列にそって
MECEな分類をすると、次の3つになります。


1.読みたい本を選ぶ(読む前)
2.実際にその本を読む(読書中)
3.読んだ本を活用し、読書の習慣を続ける(読書後)



MECE(ミッシー)は、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略。
直訳すると、相互に排他的で完全で徹底的。

重複なく・漏れなく、対象を分割する思考法で、
ロジカルシンキングの手法としてよく使われます。

勝間和代さんなども著作でよく取り上げているので、
聴いたことがある方も多いかもしれません。


たとえば、
「日本国民」を「20歳未満」と「20歳以上」に分ければ、ミッシーとなります。
すべての人がどちらか方っぽにあてはまりますからね。

ところが、「男」と「女」に分類してしまうと、それはミッシーではない
ジェンダーやセクシャリティの問題がでてくるので、
どちらにもあてはまる、どちらにもあてはまらない人が生じてしまう。

要は、IKKOさんやミッツマングローブさん、楽しんごさんはどっちに入るんだ、ってことです。



とりあえず、
「読書」という行為はこの3つの分類でオッケー。

読書に関するいろいろな技術も、
読む前・読書中・読書後についてのいずれかのスキルにあてはまるわけです。



それでは。
順番に、見ていきましょ♪


 1.本を選ぶスキル


・直観を信じろ!


いきなり精神論ですね^^;

人は巡りあうべきと本とは、赤い糸でつながっている。

っていうのが私の持論です。


あなたが読むべき本に出会ったとき、
その本はある種の"光"を放っていると思う。

タイトル、表紙、デザイン、レイアウト……を含め、
パラ見したときに、とても気になる文章や写真が目に飛びこんできたり……など。


運命💕、みたいなものがあるような気がします。経験上。



なので、ちょこっとでも気になったものは、
すぐにひもとくかどうかはべつとして、手元に置いておくのもアリかも。


やらないで(読まないで)後悔するよりは、
やって(読んで)後悔したほうがいい。


ってヤツですね。


すこし千田琢哉さんの方法に近いかもしれません。


千田さんの”読書論”はこれ。



『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』千田琢哉(日本実業出版社)



次。
「本を選ぶスキル」のふたつ目のポイントは……


・読書は芋づる式に!


あるテーマについての本を読んだとき、
おなじテーマ、近いテーマの本をガンガン読む。

ある作者の本を読んだとき、
おなじ作者の本をガンガン読む。


これはかなりオススメの方法です。
べつに読むべき本を厳選しなくていい。

選んでる時間がもったいないとばかりに、
片っぱしから制覇
していくんです。


たとえば、
"成功"をテーマにした本を新旧問わず片っぱしから読んでいると、
"成功本"業界(?)の常識、ノリ、課題……などがあなたの身体に刻まれていきます。


この言葉、他の本でもでてきたよな〜
という経験を何度もするはず。

繰り返しによって、その言葉は
じぶんのなかに蓄積されていくわけですね♪


さらに、
"成功本"業界にとって重要な本は必ず、多くの本で紹介・引用されている。

逃しちゃいけない本、は必ずキャッチできるんです。


極端に出版点数が少ないマニアックなジャンルでなければ
どんなテーマでも、有効な方法です。



それから。

ストーカーのように
ひとりの作家さんの本を片っ端から読みこなすのもオススメ。


読んでいくうちに、その作家の魂のようなものを受け継ぐことができるからです。
(なんだか今回、スピリチュアルな単語が多くてすみません^^;)

具体的にいうと、
その方の「思想」みたいなものかな。

たくさん読むうちに、
その作者の方が書いていないことまでわかるようになる。

あの人なら、これについてこう考えるはずだ。
……みたいに。


それから、自然とその作家の「技術」も伝承される。

文章が上手な人の魂を受け継げば、
あなたの文章力も勝手にアップしていきます。

お得、ですね♪

 2.本を読むスキル


・線を引き、気づきを書きこめ!


これは、私が高橋源一郎先生に教わって以来、
実践してる方法です。


じぶんにとって重要な部分にガシッ、っと傍線を引いてしまう。
そして、感想とかつぶやきを余白に書きこむ。

あとで見返しそうだな、と思ったら、ページを折ってしまう。



たとえば、

「あとで見返しそうだな、と思ったら、ページを折ってしまう」

……ある本で、こういう記述に出会ったとします。
イイネ! と思ったら線を引き、ページの余白まで矢印を描きます。

そして、書きこむ。


→本がボロボロだなw


……こんなんでいいんです。


たとえば、

以前の記事(「書評ブログは矛盾している――フリービジネスとブログのあいまいな関係」)で紹介した本を読んで、
「フリー(無料)ビジネス業界が伸びている」という記述にぶち当ったら 


→デフレの遠因か?


のように書きこんで端っこを折っておく、とか。


インタラクティブに読書する方法ですね。

著者とチャットしている感覚で(笑)。



齋藤孝先生の「3色ボールペン法」など、ほかにもいろいろ方法があると思いますが、

私としては、高橋源一郎先生のやり方がいちばんしっくりときました。


読書の強度と、本の内容の吸収率が劇的に変わります。
お試しあれ♪





……あ。
でも、人から借りた本や図書館のものでやっちゃだめですよ。


線を引けないときは、「絶対零度」の桜木泉巡査部長(上戸彩さん)の要領で、



「手帳にメモするな。記憶にメモしろ!」



……いや、
べつにたんねんに手帳にメモしていってもいいのですが……めんどくさいよね?


 3.読書を続けるスキル



最後に、「読後」に関する技術を考えていくわけですが……。


「読書が身体に良いのはわかった。
でも、本を読む習慣が身につかなくて困ってるんじゃないか!」



という方も多いかと思います。


「日経ビジネスアソシエ」も、
「意欲のあるビジネスパーソン」がターゲットだからかわかりませんが、
このへんの問題にはほとんどツッコンでいません。


なので、
このブログでは「読書の習慣をつける方法」に絞って見ていきたいと思います。



・積ん読、推奨!


買ってきたはいいが、あんまりページが進まないなぁ。
ちょ、この本今のおれには難しすぎる。
やばい、もっと面白そうな本見つけちゃったよ。


……そういうときは、〔後で読む〕というタグをつけて(笑)
お部屋の片隅に積んじゃってくださいな。


読まなきゃ読まないで、べつにかまわない。

いま読むべき本は、ちゃんと"直観"であなたに呼びかけているのだから、
現在読みたいものを読むのが正解……でいいんじゃないかな。


というか、未読の1冊にこだわるあまり、
他の多くの本に巡りあう機会が失われているとしたら、そっちのほうがもったいない
です。


・走り続けるために、走り出せ!


動いている物体は、止める力を加えないかぎり動き続ける。

……物理の世界でいう「慣性の法則」ですが、
これ、実はひとの心にもあてはまるんです。


ひとの心は、「現状維持」を選好する。

今までと違う状態に移ることのコストが、
ものすごく高い
ようにできているみたいです。


新しい事業をはじめる。
今まで遊んでいたけど、これから勉強する。
読書をサボっていたけど、今日から活字中毒になります!


……そういうとき、
心は、「いや、今までとおなじでいいじゃん」という方向に動きやすい。


勝間和代さんがいつもおっしゃっている、

「迷ったらよりリスクの高い方を選べ」

というフレーズは、
おそらくこのへんの人間心理を見越してのことだと思います。



読書の習慣がつかない、というのは
言い換えると……

読書しない日々を維持している


ということ。



だからね。
なにも考えずにね。

「読書していないじぶん」に気づいたら、
なんでもいいから読みはじめればいい。




いろいろ考えてしまうと、
心が「今までどおり読まなくていいじゃん」とか言い出すから。

な〜んにも考えずに。ページを開けばいい。



いったん読みはじめたら、こんどは
読書を続けることが「快適な状態」になります。


やめようとしても、
心いわく……。

「いや、今までどおり読み続ければいいんじゃん」


というわけ。



動き出したあたし。
誰も私を止められないッ!☆(*´∇`*)ミ☆



っていうノリで。
いっぱい本読みましょ♪



なんらかの理由で、
本を読む習慣が止まってしまったら、また。


な〜んにも考えずに、読書を再会すればいいんです。





↑最初に「読書術に正解はない」「速読は必ずしも正しくない」と言ったのは、
このへんが理由です。



効率と成果をだけを求めて本を読む

……そんなんじゃ、幸せな読書とは言えないですよね。


なにより、楽しくなければ続かない


能率や生産性だけじゃない、


読書という海原は、
もっと深く広がってるんだよお☆(*´∇`*)ミ☆


って、言いたかったんです。


 おまけの本の紹介



最後に。
私がほんとうにボロボロにしてしまった本を紹介させてください。


「2.本を読むスキル」でお伝えした方法

「線を引き、気づきを書きこめ!」

を実践して、全ページが真っ黒。
折りこみも2重、3重に……
あげくの果てには、
カバーはビリビリ、ページはバラバラ。


誇張ではなくほんとうに崩壊💣させてしまい、

3冊も買い替えた 本です。





『ぼくは勉強ができない』山田詠美 (新潮文庫)


山田詠美さんは小説家。

芥川賞の選好員をつとめたことや、
最近だと映画「シュガー&スパイス」の原作本(『風味絶佳』)でも有名ですね。


『ぼくは勉強ができない』はずいぶん前の本で、センター試験でも出題されたことのある小説です。


なんというか……


含蓄がすごい。
行間が果てしない。
アフォリズム(格言)に満ちている。


ビジネスパーソンに限らず、
人生を歩むすべてのひとにオススメな必読書
だと私は思っています。


といっても、
そんなに重たい本じゃない。
青春小説ですし、
どちらかというと、ライトでポップで読みやすい部類にはいると思います。


高校生の時田秀美くんが、
授業をサボったり、恋愛したり、死について考えたりするお話。


主人公に感情移入できるという点では、
中高生にお勧めです。
とくに中学生。
早い段階でこの本に出会っておくことで、その後の生き方がガラリと変わるはずです。



逆にいうと、

この本を知らなかった方は、
なるべく早いうちに出会っておいた方がいい
かもしれません。


「人生を変えた本は?」と問われれば、
私は真っ先にこの小説を挙げます。

あくまで私個人にとってはですけど、
とても大切な読書経験になった本です。







今回も長文におつきあいくださり、
ほんとうにありがとうございました。


過ごしやすいこの季節。
優雅に本を読むのがいいですよね♪


とりあえず、1ページ。
そうしたらもう……



誰も私を止められないッ!☆(*´∇`*)ミ☆



あきか



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【キタコレ!】アソシエの『超実践 読書術』がかなりキテる件(マインドマップ的読書感想文)

【今日紹介した本・DVD】

「日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 10/4号」(日経BPマーケティング)
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posted by akika at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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