2011年08月13日

日本経済はどこへ向かうのか?


今日のなぞなぞ
「日本経済はどこへ向かうのか?」


メガバンク(大手銀行)から地域金融まで、
日本の金融機関の平成22年度の決算が出そろってます。


今日は本の紹介はお休みして、
金融界の決算を見てみたいと思います。



どうして金融機関の決算に注目するのか?



日本ある中小企業の数はおよそ約430万社。
割合にして99.7%! です。

大企業ってたったの0.3%しかないんですね^^;

中小企業庁によれば、この国の雇用の約7割を中小が支えているらしいです。


中小企業の多くは間接金融(株や債券ではなく、銀行などから資金を調達する方法)で、
日々の業務を営んでいる。


それなら、金融業界の決算を見なければ、この国の経済の大局はつかめない!


日本経済のゆくえをざっくりと把握して、
有意義な投資に活かしてみましょ♪ という話です。



銀行の決算報告書にはいろんな数値が載ってます。
業務純益、当期純利益、自己資本比率、不良債権比率……。

でも、
今回注目する数字はたったのふたつ。

預金残高と貸出金(融資)残高 です。



ではでは。
業態ごとの合計値をみていきます。

(カッコのなかは前年度末比。去年よりどれだけ増えた・減ったかという数字です)



銀行(都市銀行6・地銀63・第二地銀42・信託銀行6行の合計)……預金は603兆8,934億円(+15兆1,443億円、+2.6%)、貸出金は446兆9,852億円(-2兆2,046億円、-0.5%)

地方銀行……預金は212兆3251億円(+5兆2927億円、+2.6%)、貸出金は156兆3862億円(+2兆4939億円増加、+1.6%)
第二地方銀行……預金は57兆6041億円(+8340億円、+1.5%)、貸出金は43兆8766億円(+3875億円、+0.9%)

信用金庫……預金は119兆7465億円(+2兆3659億円、+2・0%)、貸出金は63兆7550億円(−4024億円、-0.6%)


(※数値は三月末残、連結でなく単体ベースです)


ほかにも、信用組合やノンバンク(ベンチャーキャピタルや消費者金融等)がありますが、額としては少ないので割愛。


さて、↑のデータからなにが見えるでしょうか??

預金は順調に増えてるみたいです。低金利が続いているとはいえ、みんなやっぱり銀行に預けるのが安心なのでしょうか。
(現在は預金保険制度(ペイオフ)があるので、銀行が破たんした場合も1000万円までなら保護されます)

これは、見方を変えると、
預金以外にお金の行き場がない、という状態です。

将来が見えないので、パーっと使うこともできない。株などで高いリスクを負うのも怖い。
ローンを組んで不動産を買っても、値段がさがってしまいそう……。

なんとなく、みんなが漠然と感じていることが裏づけされているような数字ですね。



問題は、貸出金。
銀行と信金の合計は昨年比-2兆6070億円となり、融資は減っていることがわかります。
企業は銀行から借りるお金を増やしていないんですね。

資金需要がない、という言い方をしますが、この傾向はなにも今年だけではありません。
融資が伸びないと銀行は本業のもうけを増やすことができないので、金融界のみなさんはずっと需要を掘り起こそうと頑張っています。



ざっくりと言えば、全体としては
日本の企業は新たな投資(設備投資や人材採用など)をしていない。


ところが一方で、
海外ビジネスの資金ニーズは日に日に増してます。

どこそこ重工がアジアに工場を〜、みたいなニュースは最近よく耳にすると思います。


なんだ、資金需要はあるじゃないか。
でも、おかしいな。銀行の貸出金は増えてないのに。



つまり、
日本の企業は国内で新たな投資をしていない。




現在、日本で払われている賃金は生産量に比べて過剰だと言われています。
(マクロ的にみると、ひとりひとりがもらう給料は今の半分でちょうどいいと主張するひともいます)

ところが給料は下方硬直性(下がりにくい)がある。
経営者としては、雇用者の数で調整するしかない。

(昔に比べ、いまはひとりひとりが負う仕事の量が増えていると感じている方も多いかもしれません)


国内の投資が伸びず、国内の雇用も減る方向に動いている……


あんまり悲観的なことはいいたくないのですが、
ちょっと残念な将来像が見えてくる気がします。


以前、

日経平均は4000円をつけるか?

という記事を書きました。
大竹慎一さんの仮説はいまは大胆に聞えるかもしれないけど、
なんとな〜く、頭の片隅のどこかには置いておいたほうがいいかもしれません。




……とか言ってる私ですが、
いまのところ資産の9割が株なんですけどね(笑)。


あまりネガティブになると暗い未来を引きよせてしまうので、
明るい面にも目を向けていきましょv


元気な企業は、元気です♪



あきか



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posted by akika at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融リテラシー・投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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