2011年08月05日

勝間和代を目指すべきか?


今日のなぞなぞ
「勝間和代を目指すべきか?」


全国のカツマーの皆さん、こんばんわ。


……。
……わかる人はわかったと思いますが(笑)


今日紹介する本は、



『勝間さん、努力で幸せになれますか』勝間和代×香山リカ(朝日新聞出版)

勝間さんと香山さんの対談本です。


勝間和代さんは

『起きていることはすべて正しい』(ダイヤモンド社)
『会社に人生を預けるな』(光文社新書)


など、今の時代を生き抜くための知恵や成功哲学をめぐる本をたくさん執筆されている活動家です。
私も最近ハマって、勝間さんの著作を読みまくってます(笑)。

聴くところによると、世には勝間さんを敬愛してやまない"カツマー"なるファンもいるそうな。



一方、香山リカさんは精神科医。テレビでもおなじみですね。


『貧乏クジ世代』(PHP新書)
『〈私〉の愛国心』(ちくま新書)
『ネット王子とケータイ姫』(森健との共著・中公新書ラクレ)

など、社会学系の本なんかも手広く執筆されています。
専門以外の分野についてもガンガン意見するし、心理学系の本でもほとんど専門知識を使わずに書いていたりするので(笑)、
私としては、"香山リカさんはエッセイスト"と紹介したい感じです。


さて、その香山さんが著書

『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書)

のなかで、「<勝間和代>を目指さないほうが幸せ」と説いたことがこの対談本のきっかけとなっています。
ガツガツ努力し効率を追及して上を目指ざす、以外の生き方もアリなんだ、と。


『勝間さん、努力で幸せになれますか』勝間和代×香山リカ(朝日新聞出版)


の冒頭、まずこの"努力"という言葉の意味を、ふたりはまるでべつの意味で使っています。

勝間さんのいう"努力"は、工夫。
香山さんのいう"努力"は、我慢。



ところが、ふたりは"努力"という言葉の意味の幅を確認しないまま議論をすすめているので、
前半はずっとコミュニケーションがうまくかみあわない状態が続きます。

香山さんはずっと、「わかんない、わかんない」と言ってる(笑)。


(ちょっと話は変わりますが、
これ、樋口一葉の『わかれ道』という作品に似ています。
『わかれ道』も、ふたりの主人公が"出世"という言葉をぜんぜん別の意味で使いながらかみあわないコミュニケーションを続ける話です。)



後半は、「幸せになるためには……」という大きなテーマに入っていきます。
幸せとは何かという壮大な問いはここではさて措いて、
おふたりのスタンスを見ていくと……


勝間さんは、与えられた今の状況のなかで、自分や周りを幸せにするための方法を伝えようとしている。
香山さんは、与えられている今の状況(<制度>や社会心理など)を変えることで、個人個人が幸せを感じられるようにしようとしている。



ふたりの"幸せ観"にそう大きな違いはないみたいです。
ただ、ミクロからアプローチするか(勝間さん)、マクロからか(香山さん)というスタンスが違うんですね。たぶん。


けっきょく最後までスタンスの違いの確認がないまま対談が終わるので、
なんだか結末が欠けた物語のように、煮え切らない感じが残る。


じゃあ、なんでこの本を紹介するのかというと……。
ビギナーの私も含めた、

全国の"カツマー"にぜひぜひ読んでほしい本

だからです。


一部の"カツマー"は、ライフスタイルを含め、所持品までをマネて勝間さんに成りきっているらしいです。
で、成功できない自分に苛立ち、もっとマネしなきゃ! と追い詰められている(香山さん曰く)。
(もっとも、これは勝間さん自身にも原因があるかも。ノートPCとか愛用品を紹介するリストを、著作の最後に付けていたりするんだから!
それから、多くの"成功本"で、成功者のマネっこをすることが勝利への早道だと説いていることも遠因だろうなぁ)


でも。
この対談本で勝間さん、はっきり言ってます。

私の猿真似をすることは愚かである

と。


使えるところを上手に選別して取り入れていってほしい、それができるようになってほしいとおっしゃってます。




で。
このブログのテーマに戻るわけです。


ひとつの方法を無批判に妄信せず、いろんな本を読みましょ♪




……というわけで、長らく放置してすみませんでした。
更新がんばります。これからもよろしくお願いいたします<(__)>




ポーニョ、ポニョ。

(↑この結び、これで最終回にします(笑)。もうコクリコ坂の時代だ〜)


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