2017年02月27日

就職力を養うための40冊――就活生と、こじらせ学生のための読書術

 
今日のなぞなぞ
「就職活動の”突破力”を鍛えるための40冊は?」



「就職力を養うための40冊」を↓「付録」にまとめました。リストは齋藤孝さんの『就職力』の巻末で「就職力を養うためのブックリスト」として紹介されている40冊です。

※ 今日の記事は「前置き」が長くなっています。
すぐさま「40冊」を知りたいあなたは、さくっとブックリストへ飛んじゃってくださいね↓。

就職力を養うための40冊



齋藤孝さんは明治大学教授。テレビでもおなじみですね。『声に出して読みたい日本語』のひと。

本書は「就職できる力をつけるためにはどうすればいいか」を幅広く語るエッセイです。多視点でものを見る、段取り力をつける、時間を無駄なく使う、”ディープ”に学び物事の”本質”をつかむ……。なかでも多くのページを割いて強調しているのは「本を読め!」ということ。

本書は言います。

正直なところ、僕の実感では、年間読書量が一〇〇冊以下の人は、学生として、これから社会に出ていこうする人間として、問題外だ。

「第一章 こんな大学生活なら就活も恐くない!」より

毎日の読書量が二〇〇ページ以下の学生は、就職は諦めた方がいい。社会人になるための絶対的なカロリーの蓄積量が足りなすぎる。

「第四章 就職活動の時期になったら」より


☆★☆



ここでちょっと個人的なお話をさせていただくと。
以前の記事(【就職活動】面接で落とされないためのたった1つの裏技)では”面接を受ける側”の立場で攻略法を書いた私ですが、じつは「学生(や社会人)を面接をする側」に立ったことも何度かあるのね。

そのとき、私は必ず、ある質問をしていた。
その質問とは……


「本、読む?」


半分雑談として。……とはいっても面接の場なので、まったくの雑談とも言い切れない。
「この人はどんな本を読むひとなんだろ〜」「なにか面白い本を教えてもらえたらうれしいな」という興味本位が半分。
もう半分は、本を読む習慣があるひとなのかどうか知りたかった。


もっといえば、”みずから学んで”ゆけるひとかどうか知りたかった。


難しい仕事であればあるほど、そこにマニュアルなんて存在しない。
正解がどこにもない課題にぶちあたったとき、選択肢として「本からヒントを得る」ことができる人材であってほしい……。
採用する側としてはそんな意味の質問だったかな。


あ。もちろん、私とはぜんぜん違う意図で、読書習慣や最近読んだ本について訊く面接官もいると思いますので、参考程度にしてくださいね(笑)。
でも。
質問の意図がなんであれ「まったく読んでません」では答えにならない。



↓のリストは、まさに就活力を高める速攻性ある本から、思考力をきたえるビジネス書、教養系まで、とってもバランスの良い40冊です。
『日本の論点』や『現代用語の基礎知識』など、時事にも目配せがきいている。
このブログで紹介したことのある本もけっこう混じっていますねv


就職活動の”突破力”を養うために。
読んでおくべき40冊をど〜ぞ〜♪




あ、あとね。つけ加えると。
志望している分野があるなら「その業界についての本」を読むのを私としてはオススメしたい。

たとえば。
お菓子メーカーに行きたいのなら、以前の記事(最近読んだサブカルチャー寄りの本10冊〜聖地巡礼からロバート秋山まで)で紹介した『結果を出すのに必要なまわりを巻き込む技術』を読んだり。

ゲーム業界志望なら、記事(「もしドラ」の企画書をかいてみた〜就活学生のための企画書の書き方講座)で取りあげた『企画屋稼業』とかね。


もちろん「業界地図」も良いのだけれど。業界地図はみんな読んでるから。
もっと、就職活動コーナーに並んでいないような本がオススメですv






ではでは。

就職力を養うための40冊をど〜ぞ〜♪


☆★☆



……。

…………。

………………。


……と、ブックリストに行くかと思いきや。
今日の「前置き」はまだ続きます。


就職活動に「勝つ」ために努力するとか。
そういうの、なんかノレない。
そんなにキラキラできない。



みたいなひともいると思う。
というか、私がそうだ。

えっとね。
私は新卒での就職活動を二回経験しているのね。
一度目は学部時代。二度目は大学院時代。



ある時期を境に、みんながスーツを着始めて。
エントリーシートを書いて、説明会に出かけて、自己分析がどうだとか業界研究がどうだとか言ってる。

何のマスゲームだこれは

みたいに感じてた。
こんなんにコミットできないよ……と、学部時代は就活に失敗しました。

で、逃げるように大学院への進学を選んだ。


二度目の就活は早くからスタートを切って、わりとうまい具合に内定をいくつもいただきました(正直、大学院はすごく良い所で、ずっとここに居たいとも感じたのだけど……このへんの心の動きについては、個人的な物語だし語ればとても長くなってしまいそうなので、今日はバッサリと省略します)。


↓石渡嶺司さんが明らかにしてしまったとおり、そもそも就職活動は「壮大な茶番劇」だ。





就活という茶番の舞台で。
踊らされてんのわかってて、あえて踊ってみるよ。


……私の二度目の就活はこんな感じだったかな。
それでも、踊ってるうちに踊ること自体の楽しさを見つけたりもしましたが。


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☆★☆



就活にかぎらず、この社会はどこか狂っている。
適応できる方がおかしい……というお話は↓以前の記事でもさせていただきました。

関連記事:
この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです――佐藤優『インテリジェンス人生相談』より



就職市場だって、狂っている。
ほんらい「それぞれが得意なことを持ちよって」発展していくのが経済の姿なのだから


シューカツをうまくこなせるひとだけが内定する


という就活市場は、どうしようもないくらいおおきな矛盾をはらんでいる。

もっと、いろいろな生き方や働き方があっていいよね。


というわけで。
「前置き」のラストに紹介するのは、この1冊です。



女子高生が主導する「JK課」を役所につくってしまったり、取締役全員がニートの「NEET株式会社」を発足させたり、シュウカツにノレない人たちのための「アウトロー採用」を実施したり……。

この狂った世界に風穴をあけようと奔走している若新雄純さんの活動記録です。
キーワードは「脱力」。ひたすらゆる〜く世界とかかわっていく方向性。


これからの社会の姿について、本書がかっちりと<結論>を示しているわけではありません。
JK課も、NEET株式会社も、アウトロー採用も、いわば実験体。
でもなにか、従来どおりではない「社会との関わり方」の萌芽がみえてくる良書です。オススメv


☆★☆



以前の記事(企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。――苫米地英人『ゲシュタルトメーカー』より)では、働き方や生き方は無数にある、というお話をさせていただきました。


就職活動に対するスタンスだって、無限にあっていい。
それこそ


ほら、踊ってやるから音楽かけろよ?


みたいな気構えでもいいし


就活? アホくさいけど、冷やかしにいってやるか。


くらいのゆるさでも全然構わない。


たかがシュウカツなんだから。
全人的にフルコミットしなくたって、なんとでもなる。



齋藤孝さんの『就職力』でも、けっきょく就職はいずれ落ち着くところに落ち着いてゆく……みたいな話がでてきます。


☆★☆


就職活動中は、脳が「あらゆる情報を就活に役立てよう」というモードになっている。
ものすごく吸収率のよい読書ができる最高の時期なのです。経験上。
効率良すぎ、コスパ高すぎな読書タイムを自然と実践できる。


もうね。
本末転倒して、「本を深く読みたいがために就職活動をする」のが動機でもいいと思うくらい。
こんだけ吸収率よく読書できるなら、本を読むために面接をサボってもいいくらい(笑)。



シュウカツしながら
いっぱい本読もうよぉ〜☆(*´∇`*)ミ☆




……これが、今日の記事で伝えたかった
「就職活動のための読書術」です。


いや、逆でいいんだ。
「読書のための就職活動」で、ぜんぜん構わない。


本を読むことは、なににも勝る財産です。
いろいろな本に出逢うことに比べたら、就職活動なんてオマケみたいなもの。

それくらい斜に構えたシュウカツもアリなんじゃないかな。
こじらせ系としては、キラキラするよりもこっちのスタンスの方がしっくりくるよね。


就活をしているように見せかけつつも、「本当の目的」は全然違うの。
ふつーに面接を受けながらも、「この面接の合否なんて大したことじゃない」とあなたは思ってるの。


「魔法少女まどか☆マギカ」ふうに言うならば……


私の戦場はここじゃない



ってヤツです。






そんなこんなで、「前置き」が長くなってしまいましたが。



齋藤孝先生オススメの40冊をど〜ぞ〜♪



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪



あきか(@akika_a


【関連記事】

【就職活動】面接で落とされないためのたった1つの裏技
最近読んだサブカルチャー寄りの本10冊〜聖地巡礼からロバート秋山まで
「もしドラ」の企画書をかいてみた〜就活学生のための企画書の書き方講座
この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです――佐藤優『インテリジェンス人生相談』より
企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。――苫米地英人『ゲシュタルトメーカー』より
「魔法少女まどか☆マギカ」に学ぶ4つの人生訓
最近読んだ「好きを仕事に」する本10冊
カテゴリ:就活
カテゴリ:読書術

【付録】

就職力を養うための40冊


1.


 2.



 3.



 4.



 5.



 6.


(※ 新版はこっち↓)



 7.



 8.


(※ 続編はこっち↓)



 9.



 10.



 11.





 12.



 13.



 14.



 15.


(※ 続編はこちら↓)



 16.



 17.



 18.



 19.



 20.



 21.



 22.



 23.



 24.



 25.



 26.



 27.



 28.



 29.



 30.



 31.



 32.



 33.


(※ より読みやすい新書版も出ています↓)



 34.




 35.




 36.



 37.



 38.



 39.


(※ 『就職力』ではとくに「〜年」版と指定されているわけではありません。状況に応じて、最新のものあるいは近年のものをまとめて読め、という意図だと思います)

 40.


(※ 同上)
 
posted by akika at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 10冊シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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