2017年10月31日

【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年10月の月間ベストセラーは『オーバーロード(12)』

 
今日のなぞなぞ
「2017年10月の月間ベストセラーは?」



10月31日(2017年)、「今月日本でもっとも売れた本」が発表されました。
(日販調べの月間ベストセラー(総合・ビジネス・フィクション)を末尾の「付録」のコーナーにまとめます


昨年(2016年)の年間ベストセラーは↓こちら。
(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)

先月(2017年9月)のランキングは↓こちら。
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年9月の月間ベストセラーは『マスカレード・ナイト』

最新のランキングは↓こちら。
カテゴリ:ベストセラー


※ この記事は毎月末に更新している、ベストセラー本の「定点観測」です。ある分野を定期的に観測することで、ちいさな変化にいち早く気づくことができる。これはジャーナリストの池上彰さんも推奨している、未来予測の方法です(『見通す力』)。

もちろん売れている本がすべて良書とは限らない。ベストセラーリストをまじまじと眺めながら、今の(今後の)”時代の空気”を一緒に感じてみましょ。というのが、このエントリの意図です。よかったら、何らかの「発見」を持ち帰っていってくださいねv




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トップは『オーバーロード』12巻



出版取次会社の日本出版販売(日販)によると、
10月のベストセラーは、『オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上』
オンラインゲームの世界に閉じ込められた主人公を描く壮大な異世界ファンタジーです。
新刊が出るたびにチャートにランクインする常連さん。アニメ化もされています。
以前の記事↓でもちらっとふれた作品です。すっかり長寿シリーズ♪


関連記事:
『魔女ポリ』は2017年年初リリース、すこしだけ物語世界を紹介、レ・ミゼラブルはいいぞ(MJPJ#2)
【電子書籍】異世界ファンタジー『魔女と双子のポリティクス』をリリースしました



先月のトップ、東野圭吾さんの『マスカレード・ナイト』は2位。
『ざんねんないきもの事典』『続ざんねんないきもの事典』は4、5位でした。

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの小説はランキング圏外です。来月にはチャートにあがってくるかな……どうだろう。



また、7月19日に発表された芥川賞・直木賞の受賞作『影裏』『月の満ち欠け』、および本屋大賞と直木賞(第156回)をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』は、今月もランキング圏外でした。

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第157回芥川龍之介賞候補作品

今村夏子『星の子』
温又柔『真ん中の子どもたち』
(受賞!)沼田真佑『影裏』「文學界 2017年5月号」に収録)
古川真人『四時過ぎの船』


芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/

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第157回直木三十五賞候補作品

木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』
佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』
(受賞!)佐藤正午『月の満ち欠け』
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』
柚木麻子『BUTTER』


直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/

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2017年本屋大賞

大賞 『蜜蜂と遠雷』恩田陸
2位 『みかづき』森絵都
3位 『罪の声』塩田武士
4位 『ツバキ文具店』小川糸
5位 『桜風堂ものがたり』村山早紀
6位 『暗幕のゲルニカ』原田 マハ
7位 『i(アイ)』西加奈子
8位 『夜行』森見登美彦
9位 『コンビニ人間』村田沙耶香
10位 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

翻訳小説部門

『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン著、長山さき訳
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア著、藤井光訳
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』ピ−タ−・トライアス著、中原尚哉訳
『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ著、ヘレンハルメ美穂 羽根由訳

発掘部門(過去の良作を「発掘本」として選定する部門)

『錯覚の科学』クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著、木村 博江訳


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

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ビジネス書は『最高の睡眠』が三連勝




ビジネス書部門では『スタンフォード式 最高の睡眠』が3ヶ月連続の1位。
本書が扱う「睡眠負債」は、健康をテーマに据えたテレビ番組でもおなじみのキーワードになっています。

枕や布団など寝具もさまざまな趣向の製品が市場をにぎわせている昨今、じわじわと睡眠ブームが広がりつつあるのかもしれません。
睡眠ブーム……ってなんだか平和的ね。
↓電子書籍(Kindle)版も人気のようです。




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フィクションは『陸王』が急上昇




フィクション部門では、池井戸潤さんの経済エンタテイメント小説『陸王』が3位にリエントリー。
テレビドラマの放送がはじまった影響で、ランキング圏外から急浮上しました。
池井戸潤さんの本は当ブログでもたびたび取りあげています♪

関連記事:
『下町ロケット』は少年ジャンプで漫画化されると思う
【徹夜本】半沢直樹・下町ロケットの進化形――池井戸潤『七つの会議』のサスペンス効果がすごい





日販のサイト(http://www.nippan.co.jp/)で各ジャンルのトップ10が確認できます。この記事では取りあげていない「ノンフィクション部門」などのランキングも。


当ブログの記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)もあわせてご覧ください♪


それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


※ ↓付録の「〜位」の横の記号は、先月からの順位の変動をあらわします。
△ …… ランクアップ、= ……変わらず、▼ …… ランクダウン

【関連記事】

(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年9月の月間ベストセラーは『マスカレード・ナイト』
カテゴリ:ベストセラー
『魔女ポリ』は2017年年初リリース、すこしだけ物語世界を紹介、レ・ミゼラブルはいいぞ(MJPJ#2)
【電子書籍】異世界ファンタジー『魔女と双子のポリティクス』をリリースしました
『下町ロケット』は少年ジャンプで漫画化されると思う
【徹夜本】半沢直樹・下町ロケットの進化形――池井戸潤『七つの会議』のサスペンス効果がすごい

【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/
直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

【付録】


2017年10月の月間ベストセラー 総合


(日販調べ。「全集」「文庫」「ゲーム攻略本」を除く総合ランキング。10月31日時点)

1位 △

2位 ▼

3位 △

4位 ▼

5位 ▼

6位 △

7位 △

8位 △

9位 ▼

10位 ▼


2017年10月の月間ベストセラー 単行本ビジネス

(日販調べ)

1位 =
『スタンフォード式 最高の睡眠』
2位 =

3位 △

4位 △

5位 ▼

6位 △

7位 △

8位 ▼

9位 ▼

10位 ▼


2017年10月の月間ベストセラー 単行本フィクション

(日販調べ)

1位 △
『オーバーロード12 聖王国の聖騎士 上』
2位 ▼
『マスカレード・ナイト』
3位 △

4位 △

5位 =

6位 ▼

7位 △

8位 △

9位 △

10位 △


 
【関連する記事】
posted by akika at 17:59| Comment(0) | ベストセラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

ニートが読むべき12(プラス9)冊


今日のなぞなぞ
「ニート(NEET)が読んでおきたい21冊は?」



「ニートが読むべき12(プラス9)冊」をまとめました。
↓ブックリストは↑『ニートの歩き方』で著者のpha(ファ)さんが「ニートのためのブックガイド」として挙げている12冊と、本文のなかで紹介している9冊です。
(短いレビューはこのブログのオリジナルです)

本書は”プロのニート”とも呼べるphaさんによるニート案内……と言えばいいのかな。
暮らし方や心構えなどをゆる〜く、だる〜い感じで語っています。


ニート(NEET)とは……
働いたり学校に通ったりしておらず、職業訓練中でもない(15〜34歳の)人のこと(Not in education, employment or training)。
日本ではスラング的に様々な意味あいが付与されています。


本書は定職やお金がなくても愉快に暮らせることを訴えていて、
「いくらでも時間が潰せてヤバい」趣味として、インターネットと読書を推奨しています。
phaさんは言います。

ニートにはできるだけ本を読むことを勧めたい。本を読むのって大事だ。一つは、それはいろんなことを考える力を付ける基礎になるから。本の中にはいろんな人間のいろんな思考が渦巻いていて、しかもインターネットよりも密度が濃い。

「第3章 ニートの暮らしかた――ネット時代の節約生活法」より


ピックアップされているのはよい本ばかりで、読書案内としても良質な1冊です。
名作漫画・小説や、このブログでもよく扱っているマネーリテラシーの本も多数。

関連記事:
なぜお金を稼ぐのか?
最近読んだ「金融を学べる」本10冊
最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために



読書の秋。
ニートでも、そうでなくても読んでおきたい21冊をど〜ぞ〜♪




ニートが読むべき12(プラス9)冊


(INDEX)
 「ニートのためのブックガイド」
 本文中に登場する本


「ニートのためのブックガイド」


 1.


映画化・テレビドラマ化もされた、闇金融業を描いた名作漫画。

 2.


壮絶な経験から語られる、ほんとうに大切なお金の哲学。

 3.


当事者や家族のために、精神論でなく実務的な支援方法を紹介。

 4.


架空の人物との対話を通して人生の意味を問う哲学書。

 5.


作家橋本治さんがこの世のあらゆる悩みに答える人生相談本。

 6.


老若男女の死に際を蒐集した異色の百科事典。

 7.


資本主義社会でとにかく安くスローライフを送るための指南書。

 8.


素人の乱(※)の松本哉代表が、お金がなくても楽しく生きる方法を伝授する。

※ 高円寺にあるリサイクルショップ。様々なテーマのデモや運動を展開している。

 9.


SNS時代の情報受容&発信を考えるネットリテラシー本。

 10.


社会学に足を踏み入れる際の必須テキストともいえるロングセラー。

 11.


テレビでおなじみの池上彰さんが現代史をわかりやすく講義。

 12.


経済の学説を思想的立場からマッピングしていく入門書。


本文中に登場する本


 1.


ホームレス達の生き方を通して”どんなふうにでも生きていける”この社会をあきらかにする。
(おなじく坂口恭平さんの↓『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』もあわせて紹介されています)



 2.


素性のわからない居候たちが集う、中島らもさんの家を題材にした自伝的小説。

 3.


ほとんど何も起こらないのにイッキ読みしてしまう名作小説。

 4.


少女よつばのキラキラした日常を描く名作漫画。

 5.


ストーリーも素敵なボーイズラブ&グルメ漫画。

 6.


140巻を越えてなお続く、アニメ化・ドラマ化もされた長寿グルメ漫画。

 7.


必ず一定数のサボリアリが存在する、働きアリ達のメカニズムを解説する生物学の本。

 8.


生物学の考察から人間の自我に議論を敷衍させる刺激的評論。
(「真木悠介」は↑で出てきた『社会学入門』の見田宗介先生の別名義です)

 9.


オープンソース(※)開発の手法を評価し分析した、ソフトウェア開発者のバイブル。

※ 制作物や制作過程を公開して多数の有志でソフトウェア等を開発していくスタイル。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


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【関連記事】

なぜお金を稼ぐのか?
最近読んだ「金融を学べる」本10冊
最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために
企業の求人は、ほとんどが奴隷の募集です。――苫米地英人『ゲシュタルトメーカー』より
この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです――佐藤優『インテリジェンス人生相談』より
【手塚赤塚】マンガ史に残る古典的名作コミック36冊【24年組】
【新しい脳】進化心理学を学びたい人のための11冊【究極要因】





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グルーヴガレージ (2015-04-30)
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2017年09月30日

【上級編!】最近読んだビオトープをつくるための本10冊

 
今日のなぞなぞ
「”もっと”ビオトープの作り方を知る10冊は?」

tonbo

本の雑食家さん、こんばんは。
私も雑食ですv

今日は、最近乱読したなかから
”ビオトープをつくるための10冊(上級編)”をぷちレビューしていきます。


以前の記事(最近読んだビオトープをつくるための本10冊)が「入門編」なら、今回は「上級編」といった感じ。
一歩進んで、生き物や環境へ理解を深めることのできる10冊をセレクトしました。


ビオトープ(biotope・biotop)とは……
いろいろな生物(Bio)が暮らす空間・場所(tope)のこと。
とくに人の手で多少の管理をくわえて、意図的に生態系を呼びこんでいるような場所を指すことが多い。


お口にあう書はございますでしょうか?




アクアリストのバイブル



ノーベル賞を受賞した動物行動学者の、愛にあふれた”いきものエッセイ”です。ビオトープどころか、ローレンツ博士の家は内部まで鳥や獣だらけ。こまかい観察眼とやさしい文体がステキ。序盤はアクアリウムについて筆がさかれており、一部のアクアリストの間ではとても有名(※)な本です。

※ 生態系が循環しており、餌やりや水替え・ろ過・エアレーション等が不要な状態に保たれている「バランスドアクアリウム」は「ローレンツアクアリウム」とも呼ばれる。

↓以下は引用。

 それはほとんど金がかからず、しかもじつに驚異にみちたものである。ひとにぎりのきれいな砂をガラス鉢の底にしき、そこらの水草の茎を二、三本さす。そして数リットルの水道の水を注意深く流しこみ、水鉢ごと日のあたる窓ぎわに出して数日おく。水がきれいに澄み、水草が成長をはじめたら、小さな魚を何匹か入れる。これでアクアリウムはできあがりだ。

「2 被害をあたえぬもの――アクアリウム」より

アクアリウムの魅力は、この小さな世界が自活しているところにあるのである。
(中略)
生物学的にはとくに世話をしてやる必要はない。さらに、もしほんとうの平衡状態が保たれていれば、掃除してやる必要もない。

「2 被害をあたえぬもの――アクアリウム」より

ガーデナーのバイブル



ナチュラルガーデニングの神様、ターシャ・テューダー。古きよきものを愛する彼女の生活や園芸スタイルを、うつくしい写真とともに紹介するぜいたくな1冊。いっぱしの園芸家ならみな、この本を持っているはず。原書と翻訳版を両方そろえたいくらいの良書です♪

ビオ管理のバイブル



どんな生物を呼びこめるかを知るためには、近所に棲息している動植物を調査してマップをつくるところからはじめる。堆肥場など虫たちの住まいとなる「エコスタッフ」、多様な環境をグラデーションのように隣接させる「エコトーン」……ビオの環境づくりを施工や剪定等も含めて具体的に指導してくれます。

以前の記事(最近読んだビオトープをつくるための本10冊)で紹介したビオトープ入門書をさらに一歩すすめた内容。手にはいりにくいですが、オススメです。

都会の自然観察のバイブル



動植物にとって「都市」はサバクではく「環境」だ。地域の生態系をふかく研究するための1冊です。ヒヨドリやヤマトシジミ、サルスベリ、アジサイ、スイレン、ハナアブ、ニゴイ……身近な生き物たちの特徴や暮らしぶりを教えてくれる良い本。近所の自然マップづくりのお供にもなるし、ビオに採りいれたい生物を選ぶときにの参考にも。

DIY系ビオのバイブル



庭に池や水の流れをつくるための施工方法をわかりやすく解説しています。DIY(※)本ね。ビオトープをつくるさいの”生き物以外”の環境整備のために。自作でもここまで雰囲気のある水辺ができあがる。庭があるひと向けです。

※ Do It Yourself(ドゥ ・イット・ユアセルフ)。専門の業者に頼まず、自分で家具をつくったり家を修繕したりすること。

里山研究のバイブル



ビオトープをつくるなら里山(※)に学べ。田んぼや畑、水辺など、ジャンル別に日本の里山を紹介しています。心洗われる”ふるさと”の写真がステキ。オススメスポットや連絡先も掲載されているので、近場の里山に足を運んでみるのが◎。学ぶべきものがたくさんあります。

※ 人と生き物が共存する日本古来の農業環境の総称。”山”とは限らず田んぼや、牧草地、漁業環境も含める。

ベランダガーデニングのバイブル



NHKのガーデニング番組「趣味の園芸」の講師をつとめていた杉井明美さんが、”ベランダガーデニング”に絞ってコツや楽しさを教えてくれます。つまづきやすいポイントをもらさず解説してくれるし、モチベーション維持への言及も。新書ですが、よくある大判の入門書よりも実践的で使いやすい。現在は手にはいりにくいのが残念です。

日陰ガーデニングのバイブル



日当たりがよくない場所でも活躍できる植物を紹介し、上手な育てかたを教えてくれます。建物の陰やマンションのベランダもそうだし、すでに生長している高木の根元なども。陰を彩る181種を徹底解説♪

生態学のバイブル



生態系と環境を学問する「生態学」の教科書的入門書。数式をつかったモデルで個体間の相互作用を説明したり、経済学で使われるゲーム理論(※)が援用されていたり、まさに理論生態学といった趣き。ビオの生き物たちの”個体数調整”に使える……かどうかはわかりませんが(笑)、数学が苦手でないならかなり楽しめます。上級編!

※ 複数の主体が行動する「相互依存」状況を数学的モデルで説明する理論。

UMA研究のバイブル?



イエティ、ツチノコ、ネッシー、スカイフィッシュ。分子生物学者の武村政春さんを招いて未確認生物(UMA)を”学門”する面白い本です。 生物学的観点からUMAの生態の妥当性をさぐる。ビオにUMAを呼びこんでしまったときのための参考書……というのは冗談ですが、でも。ビオトープを管理していると、ときおり名前のわからない動植物を発見したりするよね。

そのたびに図鑑やネットで調べてみて、生態や育て方を学んでいくのもビオトープづくりの楽しみだったりします。世界は未知の生き物であふれている♪




そんなこんなで。ラストはなぜかUMAでしたが(笑)、
お口にあう書はございましたでしょうか?



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


【関連記事】

最近読んだビオトープをつくるための本10冊
【新しい脳】進化心理学を学びたい人のための11冊【究極要因】
【徹夜本】地下東京に広がる腐海――貴志祐介『新世界より』の社会システムと生態系がすごい






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2017年09月29日

【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年9月の月間ベストセラーは『マスカレード・ナイト』

 
今日のなぞなぞ
「2017年9月の月間ベストセラーは?」



9月29日(2017年)、「今月日本でもっとも売れた本」が発表されました。
(日販調べの月間ベストセラー(総合・ビジネス・フィクション)を末尾の「付録」のコーナーにまとめます


昨年(2016年)の年間ベストセラーは↓こちら。
(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)

先月(2017年8月)のランキングは↓こちら。
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年8月の月間ベストセラーは『続ざんねんないきもの』




※ この記事は毎月末に更新している、ベストセラー本の「定点観測」です。ある分野を定期的に観測することで、ちいさな変化にいち早く気づくことができる。これはジャーナリストの池上彰さんも推奨している、未来予測の方法です(『見通す力』)。

もちろん売れている本がすべて良書とは限らない。ベストセラーリストをまじまじと眺めながら、今の(今後の)”時代の空気”を一緒に感じてみましょ。というのが、このエントリの意図です。よかったら、何らかの「発見」を持ち帰っていってくださいねv




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トップは『マスカレード』第三弾



出版取次会社の日本出版販売(日販)によると、
9月のベストセラーは、『マスカレード・ナイト』
ベストセラー作家、東野圭吾さんの新作ミステリです。
一流ホテルを舞台に展開する「マスカレード」シリーズの第三弾。

第一作は『マスカレード・ホテル』
第二弾は『マスカレード・イブ』ね。

今作もぶっちぎりの面白さで初登場1位に輝きました。
どの書店でも「祭りか!?」と思うくらい、ものすごい数が入荷されています。
東野圭吾さんはこのブログでも何度も著作を紹介しています♪


関連記事:
最近読んだミステリ10冊〜本格から社会派まで〜
最近読んだ「考える力を鍛える」本10冊
【ロジック】新本格ミステリの名作100冊【プロット】






7月19日に発表された芥川賞・直木賞の受賞作『影裏』『月の満ち欠け』、および本屋大賞と直木賞(第156回)をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』は、総合部門でもフィクション部門でもランキング圏外でした。次の話題作が待たれます。

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第157回芥川龍之介賞候補作品

今村夏子『星の子』
温又柔『真ん中の子どもたち』
(受賞!)沼田真佑『影裏』「文學界 2017年5月号」に収録)
古川真人『四時過ぎの船』


芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/

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第157回直木三十五賞候補作品

木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』
佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』
(受賞!)佐藤正午『月の満ち欠け』
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』
柚木麻子『BUTTER』


直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/

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2017年本屋大賞

大賞 『蜜蜂と遠雷』恩田陸
2位 『みかづき』森絵都
3位 『罪の声』塩田武士
4位 『ツバキ文具店』小川糸
5位 『桜風堂ものがたり』村山早紀
6位 『暗幕のゲルニカ』原田 マハ
7位 『i(アイ)』西加奈子
8位 『夜行』森見登美彦
9位 『コンビニ人間』村田沙耶香
10位 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

翻訳小説部門

『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン著、長山さき訳
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア著、藤井光訳
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』ピ−タ−・トライアス著、中原尚哉訳
『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ著、ヘレンハルメ美穂 羽根由訳

発掘部門(過去の良作を「発掘本」として選定する部門)

『錯覚の科学』クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著、木村 博江訳


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

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ビジネス書では『四季報業界地図』が2位




ビジネス書部門では、『「会社四季報」業界地図 2018年版』が初登場2位。
毎年かならずベストセラーリストに顔を出す常連さんです。
就活学生、がんばれ!


関連記事:
【就職活動】面接で落とされないためのたった1つの裏技
「もしドラ」の企画書をかいてみた〜就活学生のための企画書の書き方講座
いまどきの人材担当者が新卒学生に求める3つのポイント事情
『就活地獄』と『絶対内定』――就活本のススメ
就職力を養うための40冊――就活生と、こじらせ学生のための読書術



ところで。
「四季報」はじつは↓電子書籍(Kindle)版も上梓されています。
”持ち歩こうと思わなくても持ち歩ける”のはかなりのメリットかも。



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フィクションは伊坂幸太郎の新作が5位




フィクション部門では、伊坂幸太郎さんの新作ミステリ『ホワイトラビット』が5位にニューエントリ。
先月初登場1位に輝いた、おなじく伊坂幸太郎さんの『AX(アックス)』は4位です。


関連記事:
面白いお話、買いました。――新潮社編「Story Seller」シリーズ
【ロジック】新本格ミステリの名作100冊【プロット】





日販のサイト(http://www.nippan.co.jp/)で各ジャンルのトップ10が確認できます。この記事では取りあげていない「ノンフィクション部門」などのランキングも。


当ブログの記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)もあわせてご覧ください♪


それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


※ ↓付録の「〜位」の横の記号は、先月からの順位の変動をあらわします。
△ …… ランクアップ、= ……変わらず、▼ …… ランクダウン

【関連記事】

(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年8月の月間ベストセラーは『続ざんねんないきもの』
最近読んだミステリ10冊〜本格から社会派まで〜
最近読んだ「考える力を鍛える」本10冊
【ロジック】新本格ミステリの名作100冊【プロット】
【就職活動】面接で落とされないためのたった1つの裏技
「もしドラ」の企画書をかいてみた〜就活学生のための企画書の書き方講座
いまどきの人材担当者が新卒学生に求める3つのポイント事情
『就活地獄』と『絶対内定』――就活本のススメ
就職力を養うための40冊――就活生と、こじらせ学生のための読書術
面白いお話、買いました。――新潮社編「Story Seller」シリーズ

【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/
直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

【付録】


2017年9月の月間ベストセラー 総合


(日販調べ。「全集」「文庫」「ゲーム攻略本」を除く総合ランキング。9月29日時点)

1位 △

2位 =

3位 ▼

4位 △

5位 ▼

6位 △

7位 ▼

8位 △

9位 △


10位 △


2017年9月の月間ベストセラー 単行本ビジネス

(日販調べ)

1位 =
『スタンフォード式 最高の睡眠』
2位 △

3位 △

4位 ▼

5位 ▼

6位 △

7位 △

8位 △

9位 △

10位 ▼


2017年9月の月間ベストセラー 単行本フィクション

(日販調べ)

1位 △
『マスカレード・ナイト』
2位 △
『この世の春(上)』
『この世の春(下)』
3位 △

4位 ▼

5位 △

6位 △

7位 △

8位 △

9位 ▼

10位 △
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2017年08月31日

【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年8月の月間ベストセラーは『続ざんねんないきもの』

 
今日のなぞなぞ
「2017年8月の月間ベストセラーは?」



8月31日(2017年)、「今月日本でもっとも売れた本」が発表されました。
(日販調べの月間ベストセラー(総合・ビジネス・フィクション)を末尾の「付録」のコーナーにまとめます


昨年(2016年)の年間ベストセラーは↓こちら。
(2016)今年もっとも売れた本〜2016年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)

先月(2017年7月)のランキングは↓こちら。
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2017年7月の月間ベストセラーも『体幹リセット』




※ この記事は毎月末に更新している、ベストセラー本の「定点観測」です。ある分野を定期的に観測することで、ちいさな変化にいち早く気づくことができる。これはジャーナリストの池上彰さんも推奨している、未来予測の方法です(『見通す力』)。

もちろん売れている本がすべて良書とは限らない。ベストセラーリストをまじまじと眺めながら、今の(今後の)”時代の空気”を一緒に感じてみましょ。というのが、このエントリの意図です。よかったら、何らかの「発見」を持ち帰っていってくださいねv




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トップは『続ざんねんないきもの』



出版取次会社の日本出版販売(日販)によると、
8月のベストセラーは、『おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』
生き物たちの「なんでそうなった!」といいたくなる生態を紹介する名著『ざんねんないきもの事典』の続編です。

じわじわと話題になり続け、ついにトップに♪
夏休み、本書を夢中で読んだ子供たちも多いかな。
私も最近、生物関係の本ばかり読んでいます。おもしろいよv


関連記事:
最近読んだビオトープをつくるための本10冊
【新しい脳】進化心理学を学びたい人のための11冊【究極要因】






7月19日に発表された第157回芥川賞・直木賞の受賞作『影裏』『月の満ち欠け』、および本屋大賞と直木賞(第156回)をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』は、総合部門ではトップ10に入りませんでしたが、しっかりとフィクション部門でランクインしています。

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第157回芥川龍之介賞候補作品

今村夏子『星の子』
温又柔『真ん中の子どもたち』
(受賞!)沼田真佑『影裏』「文學界 2017年5月号」に収録)
古川真人『四時過ぎの船』


芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/

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第157回直木三十五賞候補作品

木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』
佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』
(受賞!)佐藤正午『月の満ち欠け』
宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』
柚木麻子『BUTTER』


直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/

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2017年本屋大賞

大賞 『蜜蜂と遠雷』恩田陸
2位 『みかづき』森絵都
3位 『罪の声』塩田武士
4位 『ツバキ文具店』小川糸
5位 『桜風堂ものがたり』村山早紀
6位 『暗幕のゲルニカ』原田 マハ
7位 『i(アイ)』西加奈子
8位 『夜行』森見登美彦
9位 『コンビニ人間』村田沙耶香
10位 『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

翻訳小説部門

『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン著、長山さき訳
『すべての見えない光』アンソニー・ドーア著、藤井光訳
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』ピ−タ−・トライアス著、中原尚哉訳
『熊と踊れ』アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ著、ヘレンハルメ美穂 羽根由訳

発掘部門(過去の良作を「発掘本」として選定する部門)

『錯覚の科学』クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著、木村 博江訳


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

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ビジネス書ではまんが版『地頭力』が10位




ビジネス書部門では、『まんがでわかる 地頭力を鍛える』が10位にエントリ。
細谷功さんの有名な著作『地頭力を鍛える』をコミックとしてリニューアルした本です。

当ブログの以前の記事(最近読んだ「考える力を鍛える」本10冊)でも細谷功さんの”地頭本”を紹介しています。地頭のよさ、はつくれる!

↓電子書籍(Kindle)版も好調のようです。




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フィクションは芥川・直木・本屋受賞作




フィクション部門では、先日発表された第157回芥川・直木賞の受賞作がランクインしています。

芥川賞の『影裏』は3位。
直木賞の『月の満ち欠け』は4位。
本屋大賞と直木賞(第156回)をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』は9位。

1位は伊坂幸太郎さんの新作『AX』でした。




日販のサイト(http://www.nippan.co.jp/)で各ジャンルのトップ10が確認できます。この記事では取りあげていない「ノンフィクション部門」などのランキングも。


当ブログの記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)もあわせてご覧ください♪


それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


※ ↓付録の「〜位」の横の記号は、先月からの順位の変動をあらわします。
△ …… ランクアップ、= ……変わらず、▼ …… ランクダウン

【関連記事】

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最近読んだビオトープをつくるための本10冊
【新しい脳】進化心理学を学びたい人のための11冊【究極要因】
最近読んだ「考える力を鍛える」本10冊

【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/
直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

【付録】


2017年8月の月間ベストセラー 総合


(日販調べ。「全集」「文庫」「ゲーム攻略本」を除く総合ランキング。8月31日時点)

1位 △

2位 △

3位 △

4位 ▼

5位 ▼

6位 ▼

7位 △

8位 ▼

9位 ▼

10位 △


2017年8月の月間ベストセラー 単行本ビジネス

(日販調べ)

1位 △

2位 ▼

3位 △

4位 ▼

5位 △

6位 ▼

7位 △

8位 △

9位 △

10位 △


2017年8月の月間ベストセラー 単行本フィクション

(日販調べ)

1位 △
『AX』
2位 ▼

3位 △

4位 △

5位 △

6位 =

7位 ▼

8位 △

9位 ▼

10位 △

 
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