2018年09月17日

最近読んだ「未来を予測する」本10冊

 
今日のなぞなぞ
「未来を見通すための本は?」


今日は、最近私が乱読したなかから
”未来を予測する10冊”をぷちレビューしていきます。

未来予測……といっても占いのような超自然的な方法ではなく。
現在の経済や社会を見つめることで延長線上の未来を見通す、
そこからまた現代を眺めたとき
「今」が、よりクリアに見えてくる……そんな10冊です。

「今」どう動けばいいか、その指針となる
まさに ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"! な本たちです♪


あなたのお口にあう書はございますでしょうか?




 未来の日本のパノプティコン

PSYCHO-PASS サイコパス Blu-ray BOX 6枚組
東宝 (2014-10-15)
売り上げランキング: 346

本10冊と言っておきながら、1発目はアニメ。その人が「どれだけ犯罪に手を染める確率が高いか」(犯罪係数)を計測する「シビュラシステム」。これが社会インフラとなった日本を描く、近未来SFです。車は完全に自動運転になっていたり、ホログラムの技術がかなり発展していたり、ホントにありそうな未来の姿。システムに主体性を委ねてしまった人々の姿は、そのまま現代の日本にも通じます。フーコーのいうパノプティコン(※)型社会の描写でもある。

※ 中央に高い監視塔がある刑務所では、監視者の姿が見えないため、たとえ監視者がいなくても「見られているかもしれない……」と囚人が規律に従って行動する。この監獄のように、絶対的な権力者がいないなか、市民が自発的に自らを律するような仕組みが作動している社会のこと。



 どう考えれば未来がみえるか


イギリスの経済誌「エコノミスト」が未来を予測。経済だけでなく、健康や文化、環境、宗教、政治、科学、メディア……など、あらゆる分野を「予言」します。あてずっぽうではもちろんなく、人口(および高齢化)など統計的に高い精度で分析できる対象も。どれくらい的中するだろう、ではなく「どういうふうに考えれば未来がみえるか」という視点で読むのがオススメ。以下、目次。

第1部 人間とその相互関係
人口の配当を受ける成長地域はここだ/人間と病気の将来/経済成長がもたらす女性の機会/ソーシャル・ネットワークの可能性/言語と文化の未来
第2部 環境、信仰、政府
宗教はゆっくりと後退する/地球は本当に温暖化するか/弱者が強者となる戦争の未来/おぼつかない自由の足取り/高齢化社会による国家財政の悪化をどうするか
第3部 経済とビジネス
新興市場の時代/グローバリゼーションとアジアの世紀/貧富の格差は収斂していく/現実となるシュンペーターの理論/バブルと景気循環のサイクル
第4部 知識と科学(次なる科学/苦難を越え宇宙に進路を/情報技術はどこまで進歩するか/距離は死に、位置が重要になる/予言はなぜ当たらないのか


追記)
↓文庫化されました♪


 ミステリ作家が描く未来像


近未来SF小説です。コールドスリープ(冷凍睡眠)を研究する施設で迷ってしまい、目覚めたら30年後の世界にいた。そんな少女の物語。未来予測たっぷりな細部の描写が面白い。化粧ではなくマスクを着けるのが主流になっていたり、ギャルっぽい子が笑えることに対して「わかす〜」と言っていたり。ウケる、じゃなくて、わかす。ありそう。以前の記事(【ミステリ】読み始めたら止まらない徹夜本10冊【SF】)で紹介した『リピート』とセットで読みたい、時間旅行ものの傑作。

 拡張現実、アーキテクチャ


以前の記事(碇シンジは夜神月を止められない――宇野常寛『ゼロ年代の想像力』)で紹介した宇野常寛さんと、おなじく評論家の濱野智史さんの対談本。震災後の社会の「希望」をおもにネットメディアを足場にして語ります。直接未来を予測した本ではありませんが、拡張現実(※)やアーキテクチャ(※)の議論は、将来をながめるうえでかなり強力な補助線になります。

※ ネットワーク上の情報が加わることで現実が”拡張”するように作用する技術や、その仕組み。リアル/ネットという対比構造をもつ「仮想現実(バーチャルリアル)」に代わって、近年注目されている概念。強化現実。増強現実。
※ 建築物の様式をいうが、コンピュータのシステム設計を指し、現在は社会システム全般の構造についても用いられるようになった。


 もっと、アーキテクチャ


以前の記事(ネットいじめ、スクールカースト、キャラ戦争)で紹介した荻上チキさんの新書。テレビで発言するときもそうですが、チキさんはたんに主義主張を叫ぶのではなく「構造(=アーキテクチャ)をどう変えればよりよい社会になるか」という眼でものを見ています。「ダメ出し」でぼやいているだけじゃ、現実を変革するうえでなんの有効性もない。「ひとりひとりが〜を心がけるべき」という「心でっかち」な意見も意味がない。幸せな未来へ向けて、考え方のヒントがぎゅっと詰まった1冊。

関連記事:
「心でっかち」とは何か

 ウェブ社会はどこへ行く?


もう1冊、荻上チキさん。私はチキさんを「リテラシー(情報に対する読み書き能力)の専門家」として見ています。ウェブで起こった祭り・炎上事象のケーススタディをしている本書も、本質はリテラシー論です。ある立場に反対か賛成かと問うとき、その”トピック”のみが重要だと思われてしまい、他の話題はかき消えてしまう(争点のカスケード)。くりかえされた過去を正確に読み解くことで、しっかり未来がみえるはず。↓以下は引用。

私たちの歴史をひもとけば、既に数多くの騒動を経験しています。
そのような騒動が、これからも形を変えて起こっていくのです。

「四章 ウェブ社会はどこへ行く」より


 脳科学の最先端


脳科学のあらたな分野、ソーシャルブレイン=社会脳。他者とのかかわりのなかでの脳の働き研究する、心理学などもふくんだ学問越境的なジャンルです。本書は現在の社会脳研究の議論をわかりやすく整理・紹介しています。「つながり」がおおきなテーマとなっている昨今、この分野から出てくる成果が、未来の人々の「つながりかた」を左右するかも。

 ノマディズムとリゾーム


国内最大級の匿名掲示板「2ちゃんねる」の管理人ひろゆき氏は、いかにしてサイトを売却したのか! ……という本では全然ない(笑)。ひろゆきさんが本書を担当するライターさんとお喋りしてるだけです。テレビやネットの未来予測もありますが、この本をどう使うかはあなた次第。とはいえ、これからはひろゆきさん的なものがたくさんあらわれてくると個人的には思います。ぽっとゲリラ的に生まれたサービスがたくさんの人々に影響を与えていくような。ノマディズム(※)的な人が創っちゃう、リゾーム(※)的なものが。

※ ともにフランスの哲学者、ジル・ドゥルーズが提示した概念。ノマディズム(ノマドロジー)は、定住しない遊牧民のように、流動する社会や人間の”ひらかれた”在り方を志向する。リゾームは地下茎。ごちゃごちゃと張りめぐらされ、何にでもつながってみせる、流動性や自由を称揚する概念。



 電通マーケティングが未来をズバリ当てる


広告代理店・電通の「ソーシャル・プランニング局長」が2015年を大胆予測! 2009年の本なので、およそ5年先の超近未来の予測です。「答えあわせ」をするように読んでみてくださいね。スマートフォンは「パソフォン」、3Dプリンタは「三次元プリンタ」など細かい言葉の違いはあれど、だいたい的中しています。現状を分析した本だよね、これ? ……という感覚。あと、ありえるかもしれない商品やサービスの企画が満載。クリエイティブなアイディアをたくさん拾えます♪ 以下、目次。

PART1 若者観測 ココロも人間関係もフラット化していく男女
コミュニケーションと若者のライフスタイル 「脱・アイデンティティ型の自分」へ動き出す“キャラ型ケータイ・ネイティブ”/仕事と結婚 トランスジェンダー化の中で、「隠れおひとりさまニーズ」が増えていく
PART2 シニア観測 細胞の代謝で延びゆく青春時代
ビューティ アクティブエイジングと「全方位キレイ」の追求でビューティ複合市場が誕生する/身体と健康 バーチャルからリアル、ケミカルからナチュラルへ 「細胞の声を聞くシステム」が病気を防ぐ
PART3 ファミリー観測 拡大する「食の絆」と「父親の家庭力」
食シーン 多用な「共食縁」が人のネットワークを再活性化する/育児 育児を取る「ポジティブ・ダディ」が生む、消費のアップ・スパイラル
PART4 情報社会観測 文化・技術の底力が市場をジャパンシフトさせる
クリエイティブ・ライフ デジタル表現力の力がコンシューマーをクリエイターに変身させる/ネット起業 「趣味は経営です」マイクロビジネス・ブームが拓く(誰でも社長時代)/携帯電話 「1人3回線3端末」へ ガラパゴスの眠りから目覚める日本ケータイの底力/ゲーム 高収入プロゲーマーも出現 ゲームは公告サービスの巨大メディアに
PART5 コミュニティ観測 新しい信頼関係が人の心と身体を活性化させる
心と健康 地域の新たな連帯が生む「ソーシャルキャピタル」が健康格差を緩和する/ スポーツ 2016年東京五輪へ スポーツの「みる」「する」「ささえる」が大融合
PART6 観光力観測 グローバル時代における、新しい日本の魅力
観光立国 日本人の「ホスピタリティ」と「ダイバーシティ」が世界の人々を引き寄せる/訪日中国人 大陸からやってくる新しい消費者の巨大なポテンシャル
PART7 環境社会観測 「サステナブル消費の時代」を創造する
エコロジー 「環境か経済か」から「環境も経済も」へ CO2本位制の徹底で創エネ社会に転換する/食料 食料の安定確保と地産地消に向けて自給率を5%アップ/生態系 個人、自治体、企業―さまざまな主体が始める「生物多様性を守る消費」


 「啓発された利益」が地球と市場を支える


ハーバードビジネススクール(HBS)のメンバーが、ビジネスを起点に未来を見通す。企業の社会的責任(CSR)が叫ばれてひさしいですが、この本が提示するのは利益を犠牲にして社会貢献する企業の姿ではありません。利潤を追求することがそのまま経済や環境の持続可能性につながる「啓発された利益」とそのビジネスモデルです。未来予測であると同時に、「次世代のリーダー達にはこうあってほしい」という啓発としても良書。ところで、かつて宮沢賢治は言いました。

世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
「農民芸術概論綱要」より


高度成長の時代なら、しめっぽいヒューマニズムに聴こえたかもしれないこの言葉も、成長が鈍化してきた今となっては「やっぱり、その方向しかないよなぁ」という妥当性をもって響きます。ルール(資本主義)にのっとってゲーム(ビジネス)をすることが、サステナビリティ(持続可能性)に直結するモデル……ある種アーキテクチャの議論でもあります。長い目で未来を見たときに「サステナビリティ」はぐんぐん大切なトピックになっていくので、いまからしっかり考えておきたいテーマ。




追記)
池上彰さんの”未来予測本”を追加♪


これからなにが起こるか、を見通すための情報リテラシーを教えてくれます。具体的に、どんなメディアにアクセスすればいいのか。つねにチェックしていることで、”いつもと違う動き”の萌芽に敏感になれる。経済の話が多め。投資家のあなたにもオススメです♪


追記)
グーグル元CEOの”未来予測本”を追加♪


技術がこう発展するからこういう社会ができる……理詰めで見通す本書の未来像は、かなりの確からしさがあります。描かれるのは「私たち」「アイデンティティ、報道、プライバシー」「国家」「革命」「テロリズム」「紛争と戦争」「復興」の未来。万人のコネクティビティ(つながり)は、世界をここまで変容させる。


追記)
AI(人工知能)による産業革命が変える未来、について語る良書を追加♪


AIに代表されるテクノロジーが指数関数的に発達することで、人間の仕事はどうなってしまうのか。技術的な、シリコンバレーにどっぷりな本かと覚悟して手に取ったのですが、ぜんぜんそんなことなかった。むしろ社会学、経済学に寄っています。「アンドロイドが加速させる格差」の思考実験は必読! シンギュラリティ(※)にも言及しています。

※ 人工知能が人間の想像できる速度をはるかに越えて成長をはじめる、技術的特異点のこと。



お口にあう本はございましたでしょうか?
それでは、みなさまひとりひとりの”しあわせな未来”を願いつつ……


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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【私的メモ】未来予測はむずかしいという実例「世界10大失敗ハイテク予言」



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2018年09月16日

最近読んだ仮想(暗号)通貨関連の本10冊

 
今日のなぞなぞ
「仮想(暗号)通貨やフィンテックを知るための10冊は?」


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今日は、最近乱読したなかから
”仮想(暗号)通貨関連の本10冊”をぷちレビューしていきます。


仮想(暗号)通貨(Cryptocurrency)とは……

暗号技術を用いて信頼性が保たれているネット上のお金。電子マネーやお店が発行するポイントなど違い、独自の変動する価値(値動き)を持つ、まさに「通貨」です。マーケット規模が最大の「ビットコイン(bitcoin/BTC)」が有名。

ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」(オルトコイン・altcoin・alternative coin)と呼ばれており、なかでも規模のちいさいマイナーな通貨を日本では「草コイン」と呼ぶこともあります。



……草コインwwwww


……えっとね^^;
多くの仮想通貨は、仕組み上、管理する(取引きが公正/正統であることを証明する)主体が不特定多数である「非中央集権」を志向しています。多数のコンピュータが計算に加わって取引きの正しさを証明する「マイニング」というシステムがある。

マイニングに貢献したひとは報酬として新規にその通貨を生むことができるので、いわば通貨の発行主体さえ不特定です。
(もちろん例外も。マイニングの仕組みを持たない通貨もあるし、ICO(Initial coin offering)で一企業や個人が資金調達するケースもあります)

そもそも、ビットコインの発案者じたいがサトシ・ナカモトという匿名の謎の人物だったりします。



面白いよね。


ビットコインの歴史はまさにアンダーグラウンドからスタートしていて波乱万丈。
ダークウェブ(※)を巻き込んで大きくなっていく様は、壮大なサスペンスだ。

※ 検索エンジン上には”存在しない”闇サイト。違法な物や契約が取引きされているケースもある。



お金の歴史に位置づけられる 通貨 として。
金融、とくに送金や決済に革新をもたらす 技術 として。
トレードや分散投資の対象にもなる 資産 として。



知れば知るほど面白い
暗号通貨やフィンテックのセカイ
を一緒にみていきましょ♪


お口にあう書はございますでしょうか?




入門はマンガから



ささいなきっかけでビットコインへの投資をすすめられ、仮想通貨を学びはじめた主人公。ブロックチェーン(※)技術の仕組みや暗号通貨のリスクについて、基本の基本をおさえた、入門的な良書です♪ 

※ 分散型台帳(ネットワーク)技術。一定時間ごとにデータのかたまり(ブロック)を生成し、鎖のようにつなげていくことで、取引きの正しさ/正統性をネットワークのなかで上書きし続けていく。正しさを証明(計算)する(プルーフ・オブ・ワーク(PoW))ひとは、ブロックごとに異なっていてもかまわないところが革新的。

ビットコインの歴史と技術



謎の人物、サトシ・ナカモトの論文からはじまったビットコイン黎明期の歴史を、技術的側面もまじえながら解説。偽物のナカモトをマスコミが追いかけはじめたり、展開されるストーリーはさながらミステリです。エンターテイメントとして読むのも◎。

教科書として採用したい



もし経済学や社会学の授業で暗号通貨を扱うなら、教科書として採用したい1冊。ハイエクの貨幣論(※)や、サトシ・ナカモトの”神話”的側面(創世や復活!)などへの目配せもあって、仮想通貨とアカデミックな文脈を接続させるヒントにもなる良書です♪

※ オーストリア(ウィーン)学派の経済学者、フリードリッヒ・ハイエク。”小さな政府”を志向するリバタリアンの代表。「貨幣発行自由化論」という論文のなかで通貨は中央集権的な国営から脱するべきと主張した。


日本のフィンテック事情



仮想通貨だけでなく、フィンテック(※)全般に焦点をあわせた入門書。日本の銀行やベンチャー企業がどのような取り組みをしているのか、こまかく紹介してくれます。暗号通貨やブロックチェーンが既存の金融機関にどう影響を与えていくのか、を考えるために◎。

※ FinTech。金融(Finance)とIT技術(Technology)をあわせた造語。

可能性は無限



元官僚の経済学者・評論家の野口悠紀雄さんが、仮想通貨の未来に斬りこむ。黎明期ならではの、ものすごく楽観的な未来像が描かれています。まさに社会革命。

お金の未来



3人の論者が仮想通貨の未来をそれぞれの視点で語る。ちょっと前の本だけど、今読んでもぜんぜん違和感がない。3人の先見性が光る……ということなのだけど逆に、暗号通貨の発展が意外と遅いことの証拠でもあるのかな。法定通貨に並ぶスタンダードな通貨となるためには、まだまだまだまだ課題が多い。

とまべちっ!



各界をざわつかせる科学者、苫米地英人先生が現代社会にひそむ”洗脳”をあばきだす。メインテーマは「洗脳」ですが、仮想通貨の話題にも多く筆がさかれています。「第5章 仮想現実となる未来」では、仮想通貨の”経済へのインパクトの大きさ”を強調しています。とまべちっ!

ブルーバックスでもビットコイン



講談社の良質な自然科学系新書レーベル、ブルーバックスでも暗号通貨の本が出ています。本書は入門的な解説にくわえ、仮想通貨およびビットコインの、通貨としての”寿命”がどれほどなのかを考えていきます。

投資家さんへ



暗号通貨の本ではありませんが、トレーダー&投資家さんへ。以前の記事(最近読んだ「投資力を鍛える」本10冊〜金融リテラシーをぐんと高めるために)でも紹介した推しの1冊。あなたが実力だと思っていることの大半は「まぐれ」だよ、という本。兜の緒を締めるためにオススメv

このブログではいったい何回タレブの本を紹介するんだよ、ってくらい私はタレブ推しです。↓『ブラックスワン』もいいよ〜。



感情コントロールがいちばん大切



こちらも暗号通貨の本ではありませんが、トレーダー&投資家に超オススメ! 心理学・脳科学の実験にまつわるエビデンスから、リスクを取るときに湧きおこるさまざまな感情を解きあかす。

いろいろな投資術があるけれど、結局最後は感情のコントロールがいちばん大切になってくるよね。テクニカル分析などの技術は学習によっていくらでも身につくけれど、マインドを制御するのはほんとに難しい。コントロールしようという意志の力ではコントロールできないのが感情なのだから。

”心や脳のしくみ”を知ってじぶんを客観視することが「強いマインド」をつくるための第一歩だ♪


追記)
オカルト雑誌「ムー」の2018年9月号で仮想通貨の記事が組まれていたので追加♪

ムー 2018年 09 月号 [雑誌]

学研プラス (2018-08-09)

「ムー」の仮想通貨特集は陰謀論でした。量子コンピュータの登場が既存の仮想通貨のすべてを崩壊させ、AIが人類を支配する超監視社会がはじまる。それらはすべて「ヨハネの黙示録」に記されていた! 新世界の秩序をつくらんとするロスチャイルド家はなにをたくらんでいるのか……!?

ほんとかよ! と思うけれど、実は多くの暗号通貨には「51%問題」(※)というシステム上のリスクがある(本誌には「51%問題」という言葉は出てきませんでしたが、おそらくは想定されていると思う)。量子コンピュータなら難なく「51%攻撃」を仕掛けることができるとはずっと言われていることだけど……。信じるか信じないかはアナタ次第!

※ 特定の個人や集団のマシンが過半数ほどの”計算力”を持ってしまった場合、悪意のある不正な取引き(台帳)の方がブロックチェーン上で正統とされてしまう可能性があること。

追記)
日経出版の良書を見つけたので追加♪


ニューヨークタイムズの記者が追ってきたビットコイン幕開け期の波乱をあますことなく記録。「第1章 二〇〇九年一月一〇日」からはじまる時系列にそった章立てや、冒頭の「主な登場人物」など、体裁はほとんどミステリ小説です。映画化しそう。

ビットコインの歴史をみるなら↑で紹介した『ビットコインとブロックチェーンの歴史・しくみ・未来』『仮想通貨の時代』か本書のうち好きなのを1冊読めばいいけれど、本書がいちばん”物語”に特化しています。徹夜本! 

追記)
アルトコインの解説も豊富な入門書を追加♪


読みやすい入門書です。保有するためのウォレットのつくりかたや決済、採掘(マイニング)まで、実際的な知識が満載。さらに各アルトコインの特徴やハードフォーク(※)まで、すこし突っ込んだ内容も。取りあげているアルトコインは、イーサリアム(Ethereum)・ライトコイン(Litecoin)・リップル(Ripple)・NEM・モナーコイン(Monacoin)・DASH・ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)。

※ ブロックチェーンが「分岐」して複数のコインに分裂すること。





お口にあう本はございましたでしょうか?




えっと。最後に。
個人的な意見なのだけど、仮想通貨に投資している方は、くれぐれもリスクを取りすぎないようにしてくださいね。
期待リターンがどうしても低くなってしまうので。

……べつに仮想通貨があやしいとかそういう話じゃなくてね。


株や債券なんかは配当という”マーケット外から入ってくるお金”があるので、期待リターンはプラスになる。
でも、通貨のトレードはゼロサムゲーム(儲かった人の総額と損した人のそれが等しくなる)なので、期待できるリターンは手数料やスプレッドのぶんマイナスです。
さらに、現在(2018年)は税制上、雑所得扱いなので利益の大部分が徴収されてしまう。

やればやるほど、確率論的には損する可能性が高くなる。
ずいぶん不利な投資
だよね、って話。


もちろん不利な条件をおぎなってあまりある未来が仮想通貨にはあるかもしれないし、分散投資としてハイリスクな資産を持つのはぜんぜんアリだと思います。
それから、以前の記事(日本の財政破綻やハイパーインフレに備える3ステップ)でお話したような、国家の信頼がゆらぐとき、仮想通貨はめちゃめちゃ有望なお金の退避先になる可能性もある。


ただね。
「暗号通貨やブロックチェーン技術の未来が明るい」という話と
「あなたがいま買おうとしているビットコインやイーサリアムの値段が適正か」という話はぜんぜんべつもの
だ。

まだ見ぬ通貨がスタンダードになっていくことだってかなりありえると思うし。



そんなこんなで。
ラストはなんだか余計なお世話の蛇足になってしまった気もするけど。


裏切らない投資は”読書”だけだ!


……そこにつなげたかったの(笑)。



ではでは。


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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【私的メモ】ビットコインの”物語”に登場する主な人物30人







posted by akika at 23:44| Comment(0) | 日記・最近読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月06日

【私的メモ】ビットコインの”物語”に登場する主な人物30人

 
今日のなぞなぞ
「ビットコイン(Bitcoin,BTC)の黎明期に活躍した主要キャラクター30人は?」



仮想(暗号)通貨ビットコイン。
この誕生と発展は、波乱万丈でサスペンスに満ちている。

今日は黎明期に登場する”キャラクター”30人の紹介をシェアします。
どの本にも出てくる人達なので整理するために。主に自分用メモ。


BTCを発明した謎の”創造神”= サトシ・ナカモト
晩年はALSに苦しんだ”伝道師”= ハル・フィニー

ダークウェブを牛耳る”恐ろしい海賊”= ロス・ウルブリヒト
パパラッチされたタダ飯食いの”偽物の神”= ドリアン・ナカモト



……これでもかというくらい、みんなキャラが立っているよね。


↓人物リストは以前の記事(最近読んだ仮想(暗号)通貨関連の本10冊)で紹介した↑『デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語』の冒頭「本書に登場する主な人物」からの引用です。
人名のスペルを加えるなど、若干編集しています。



サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)
――正体不明のビットコイン考案者

ハル・フィニー(Hal Finney)
――プログラマー。初期のビットコイン伝道者

マルッティ・マルミ(Martti Malmi)
――ビットコインの初期開発者兼フォーラム開設者

ウェンセス・カサレス(Wences Casares)
――シリコンバレーのビットコイン伝道者。Xapo(ザポ)創業者

ロジャー・バー(Roger Ver)
――起業家。メモリーディーラーズの経営者。ブロックチェーン・ドット・インフォへの出資者。「ビットコイン界の神」と呼ばれる

パトリック・マーク(Patrick Murck)
――弁護士。ビットコイン財団の法務責任者

ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)
――マウントゴックス創設者。リップル創業者

マルク・カルプレス(Mark Karpeles)
――マウントゴックス社長。ビットコイン財団理事

ギャビン・アンドレセン(Gavin Andresen)
――ビットコインのコア開発者兼財団主席科学者

ピーター・ヴェッセンス(Peter Vessenes)
――コインラボ創業者。ビットコイン財団の理事長

チャーリー・シュレム(Charlie Shrem)
――ビットインスタント創業者。ビットコイン財団副理事長

タイラー&キャメロン・ウィンクルボス兄弟(Tyler & Cameron Winklevoss)
――資産家。ウィンクルボス・キャピタル創業者。ビットインスタントに出資。ビットコインETFを設立

デビッド・アザール(David Azar)
――実業家。ビットインスタントへの出資者

ロス・ウルブリヒト(Ross Ulbricht)
――<シルクロード>創設者。別名”恐ろしい海賊ロバーツ”

ジェフ・ガーシック(Jeff Garzik)
――ビットコインの主力プログラマー

バリー・シルバート(Barry Silbert)
――大物起業家兼投資家。セカンドマーケットの創業者

エリック・ボーヒーズ(Erik Voorhees)
――ビットインスタント共同経営者、〈サトシダイス〉の経営者

ダン・モアヘッド(Dan Morehead)
――有力投資家、パンテラ・キャピタルの経営者

ラースロー・ハネツ(Laszlo Hanyecz)
――ソフトウエア技術者。GPU採掘の先駆者

マイク・ハーン(Mike Hearn)
――グーグルの技術者。「ビットコインJ」開発。

デビッド・マーカス(David Marcus)
――ウェンセスの親友。ペイパル社長

ピーター・ブリガー(Peter Briger)
――フォートレス・インベストメント・グループの共同会長

ミッキー・マルカ(Meyer Malka)
――レモンの大口出資者兼取締役会長。リビット・キャピタルの経営者

マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)
――アンドリーセン・ホロウィッツ共同会長

ボビー・リー(Bobby Lee)
――BTCチャイナ共同創設者兼CEO

チャーリー・リー(Charlie Lee)
――ボビーの弟。グーグル技術者。「ライトコイン」発明者

バラジ・スリニバサン(Balaji Srinivasan)
――21e6創設者。アンドリーセン・ホロウィッツのパートナー

ジェシー・パウエル(Jesse Powell)
――ロジャーの友人。取引所クラーケンの共同創業者兼CEO

フェデリコ(フェデ)・ムローネ(Federico Murrone)
――ウェンセスの旧友。レモンの共同経営者

ニック・キャリー(Nicolas Cary)
――ブロックチェーン・ドット・インフォCEO


リストには登場していないドリアンもふくめて。
このなかに本物のサトシ・ナカモトはいるのだろうか。
Who done it!

国家や警察も巻きこんだ壮大なクライムサスペンス。
あなたにはこの謎が解けるか……!?


ちなみに。ハリウッドで「Crypto(クリプト)」という仮想(暗号)通貨をテーマにした映画が製作されているようです。
フィクションなのでハル・フィニーとかジェド・マケーレブはおそらく出てこないと思いますが、実在の人物に言及するシーンはあるはず。

劇場公開されたら、観る前の予習としても参考にしてみてくださいねv



洋書版は↓こっち。



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


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2018年08月31日

今月(2018年8月)もっとも売れた本は『ゼロトレ』

 
今日のなぞなぞ
「2018年8月の月間ベストセラーは?」



8月31日(2018年)、「今月日本でもっとも売れた本」が発表されました。
(日販調べの月間ベストセラー(総合・ビジネス・フィクション)を末尾の「付録」のコーナーにまとめます


去年(2017年)の年間ベストセラーは↓こちら。
(2017)今年もっとも売れた本〜2017年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)

先月(2018年7月)のランキングは↓こちら。
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2018年7月の月間ベストセラーは『乃木坂46写真集 乃木撮』VOL.01

最新のランキングは↓こちら。
カテゴリ:ベストセラー



※ この記事は毎月末に更新している、ベストセラー本の「定点観測」です。ある分野を定期的に観測することで、ちいさな変化にいち早く気づくことができる。これはジャーナリストの池上彰さんも推奨している、未来予測の方法です(『見通す力』)。

もちろん売れている本がすべて良書とは限らない。ベストセラーリストをまじまじと眺めながら、今の(今後の)”時代の空気”を一緒に感じてみましょ。というのが、このエントリの意図です。よかったら、何らかの「発見」を持ち帰っていってくださいねv





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『ゼロトレ』がトップ



出版取次会社の日本出版販売(日販)によると、
8月のベストセラーは、『ゼロトレ』

どの書店で平積みされているのをよく見かけます。
TV番組で紹介され火がついた話題のダイエット&運動方法、ゼロポジショントレーニング。
身体を本来あるべきシステムにもどすことで自然な健康をふたたび手にいれる……カイロプラクティックなどにも通じるダイエット本です。

著者の石村友見さんはヨガやミュージカルにも明るいんですって。
ヨガやダンスは痩せるよね。
ヨガで身体の軸を意識したり、ダンスで重心を高く保つのは、まさに内側からスタイルをよくしていく方法だ。ちゃんと筋肉もつくし。

しっかり効果があるはずなので、
購入した方は、サボらずにトレーニングを続けるよーに(笑)!


今月の2位は↓『おしりたんてい みはらしそうの かいじけん』です。おしりたんてい、強いね。



4月10日(2018年)に発表された「2018年本屋大賞」関連の作品はランキング圏外でした。
7月18日(2018年)に発表された「第159回芥川賞・直木賞」関連では、直木賞を受賞した島本理生さんの『ファーストラヴ』がフィクション部門の3位。芥川賞の高橋弘希さん『送り火』は同8位です。


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2018年本屋大賞ノミネート作品

大賞
『かがみの孤城』辻村深月
2位
『盤上の向日葵』柚月裕子
3位
『屍人荘の殺人』今村昌弘
4位
『たゆたえども沈まず』原田マハ
5位
『AX アックス』伊坂幸太郎
6位
『騙し絵の牙』塩田武士
7位
『星の子』今村夏子
8位
『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人
9位
『百貨の魔法』村山早紀
10位
『キラキラ共和国』小川糸


翻訳小説部門

1位
『カラヴァル 深紅色の少女』
2位
『13.67』
3位
『その犬の歩むところ』


本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

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第159回芥川龍之介賞候補作品

古谷田奈月「無限の玄」「早稲田文学 2018年初夏号 」に掲載)
(受賞!)高橋弘希「送り火」「文學界 2018年5月号」に掲載)
北条裕子「美しい顔」(「群像 2018年6月号」に掲載)
町屋良平「しき」「文芸 2018年 夏号」に掲載
松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」「文學界 2018年3月号」に掲載)


芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/

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第159回直木三十五賞候補作品

上田早夕里『破滅の王』
木下昌輝『宇喜多の楽土』
窪美澄『じっと手を見る』
(受賞!)島本理生『ファーストラヴ』
本城雅人『傍流の記者』
湊かなえ『未来』


直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/

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ビジネス書は『世界の教養365』が2位




ビジネス書部門では『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』が上位をキープし続けています。今月は2位。

毎日すこしずつ読み進めることでアカデミックな雑学が身につく”教養本”。
教養本は、じつは今にはじまったジャンルではないので、既刊の本もたくさんあります。1日1ページでは物足りない方は、他のもがんがん読んじゃってください♪ ↓こういうのとか。



たくさんの分野を”つまみ食い”することで、深く掘りさげていきたいジャンルがみえてくる。
”教養本”はオススメです♪


関連記事:
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊
『資本論』を読み解くための8冊〜資本主義と”とりあえず”うまくつきあうために〜



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フィクションは『俺、つしま』がロングセラーなるか!?





フィクション部門では猫マンガの『俺、つしま』が7位です。
妙にリアルな猫さんコミックです。かわいくないところがかわいい。
なにげに3ヶ月連続でのエントリ。つしま、ロングセラーになっていくのか!?


1位は今月も『下町ロケット ゴースト』でした。

関連記事:
『下町ロケット』は少年ジャンプで漫画化されると思う
【徹夜本】半沢直樹・下町ロケットの進化形――池井戸潤『七つの会議』のサスペンス効果がすごい




電子書籍(Kindle)でリリースされている無料お試し版はこちら↓。





日販のサイト(http://www.nippan.co.jp/)で各ジャンルのトップ10が確認できます。この記事では取りあげていない「ノンフィクション部門」などのランキングも。


当ブログの記事(今年もっとも売れた本〜年間ベストセラーの調べ方)もあわせてご覧ください♪


それでは、


ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪


あきか(@akika_a


※ ↓付録の「〜位」の横の記号は、先月からの順位の変動をあらわします。
△ …… ランクアップ、= ……変わらず、▼ …… ランクダウン

【関連記事】

(2017)今年もっとも売れた本〜2017年の年間ベストセラー(ニッパン調べ)
【定点観測】今月もっとも売れた本〜2018年7月の月間ベストセラーは『乃木坂46写真集 乃木撮』VOL.01
カテゴリ:ベストセラー
高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊
『資本論』を読み解くための8冊〜資本主義と”とりあえず”うまくつきあうために〜
『下町ロケット』は少年ジャンプで漫画化されると思う
【徹夜本】半沢直樹・下町ロケットの進化形――池井戸潤『七つの会議』のサスペンス効果がすごい

【関連リンク】

日本出版販売株式会社
http://www.nippan.co.jp/
芥川龍之介賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/
直木三十五賞(公益財団法人日本文学振興会)
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/
本屋大賞
http://www.hontai.or.jp/

【付録】


2018年8月の月間ベストセラー 総合


(日販調べ。「全集」「文庫」「ゲーム攻略本」を除く総合ランキング。8月31日時点)

1位 △

2位 △

3位 =

4位 ▼

5位 △

6位 ▼

7位 =

8位 △

9位 △

10位 △


2018年8月の月間ベストセラー 単行本ビジネス

(日販調べ)

1位 △
『スタンフォード式 疲れない体』
2位 ▼

3位 ▼

4位 ▼

5位 △

6位 ▼

7位 △

8位 △

9位 △

10位 ▼


2018年8月の月間ベストセラー 単行本フィクション

(日販調べ)

1位 =
『下町ロケット ゴースト』
2位 △

3位 △

4位 ▼

5位 △

6位 △

7位 ▼

8位 △

9位 ▼

10位 ▼
posted by akika at 17:43| Comment(0) | ベストセラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月19日

『資本論』を読み解くための8冊〜資本主義と”とりあえず”うまくつきあうために〜

 
今日のなぞなぞ
「マルクスの『資本論』を”いま”読み直すための8冊は?」



「『資本論』を読み解くための8冊」を↓「付録」にまとめました。

↓は、『希望の資本論』↑の末尾で「現代社会を生き抜く最強の武器 『資本論』を読み解くための8冊」としてあげられている本です。

本書は池上彰さんと佐藤優さんの対談本。
格差社会へをめぐる議論が盛りあがり、資本主義の限界があらわれはじめている現代。
おふたりは経済学の古典的名著であるカール・マルクスの『資本論』を読み直すことの有効性・必要性を強調していらっしゃいます。

佐藤優さんとトマ・ピケティ(※)の対談も収録されています。

※ フランスの経済学者。格差は拡大し続ける宿命にあることを論じた『21世紀の資本』は、世界じゅうでベストセラーになった。



文庫版↓もリリースされています♪




佐藤優さんはいいます。

資本主義はそう簡単に壊れない。簡単に壊れないんですが、このシステムには相当問題がある。それは人間をボロボロにする危険性がある。だからとりあえずうまくつきあっていかなければいけない。

「第6章 わたしと『資本論』」より


そのために。
いわば”生きる知恵”として、『資本論』をベースに世界をながめることが

自分が生きている社会を、相対化する力を与えてくれる

「第6章 わたしと『資本論』」より


と池上彰さんはいいます。


おふたりはとくに、マルクス経済学の一派である宇野(弘蔵)経済学を強くオススメしています。宇野経済学は、イデオロギー的に利用されがちなマル経(社会主義革命! とか)から思想を排除して、純粋な理論として把握しようとする原理論です。


☆★☆




えっとね。
あらためて、マルクスの『資本論』がどんな本なのかというと……。


資本家が労働力(労働資本)を搾取することで
資本主義が成り立つ



という理論ね。
要は、会社は社員に払う給料よりもおおきな売り上げをあげるから利益がでるわけで。
売り上げ―給料の差は、つまり労働資本の搾取だよね。

この搾取されたぶんがどこにいくかというと。
会社のオーナーだったり、株主だったり、融資してくれた銀行だったり、社債の債権者に分配されるわけだ。
つまり、もともとあるお金=「資本」が自己増殖してるだけなの。


乱暴すぎるまとめだよね^^;
もちろん、これだけじゃない。
これだけじゃないから、しっかり『資本論』自体と向きあわなければならないのだけど。
はじめから原典にあたるのかかなりの難易度です。なので、いろいろな手引書や関連本を読みこなすのが大切になってくる。

最初は入門書から♪
マンガ版↓なんかもリリースされています。






ではでは。

現代社会を生きるうえでの知のベースとなる
『資本論』を読み解くための8冊をど〜ぞ〜♪



ノーリスク・ハイリターンの投資は"読書"♪

あきか(@akika_a





【関連記事】

高校レベルの基礎教養(文系)を身につけるための28冊
この世界は狂っているんだから。適応できるのは頭のおかしい人なんです――佐藤優『インテリジェンス人生相談』より
最近読んだ「読書術」10冊

【付録】


『資本論』を読み解くための8冊



 1.



 2.



 3.



 4.



 5.



 6.

資本論研究〈第1〉商品・貨幣・資本 (1967年)

筑摩書房
売り上げランキング: 963,491

資本論研究〈第2〉剰余価値・蓄積 (1967年)

筑摩書房
売り上げランキング: 1,186,088

資本論研究〈第3〉資本の流通過程 (1967年)

筑摩書房
売り上げランキング: 979,164

資本論研究〈第4〉生産価格・利潤 (1968年)

筑摩書房
売り上げランキング: 1,060,835

資本論研究〈第5〉利子・地代 (1968年)

筑摩書房
売り上げランキング: 1,202,130


 7.



 8.











posted by akika at 14:27| Comment(0) | 10冊シリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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